是非行ってみたい「お店」が日本でオープンする

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ヤフーニュースを見ていて面白いニュースを見つけました。

「注文を間違えるお店」があると。

なんだそれ?と思って読んでみると、なんとホールスタッフが認知症の方々で「注文を間違えることがある」のだそう。(料理をつくるのはプロ)

読み進めていくとなるほどと感心してしまいました。

この日本の店は、認知症の方々がそれなりに一生懸命やっていて「間違えるのも良いじゃないか」という客が行く店。

「ハンバーグが餃子になってもいいんじゃないか?」

この言葉に心打たれました。全くその通りで、ハンバーグが食べたくてそれを注文したのに、もしそれが間違えられて餃子になってしまったところでどうってことはないと言えばどうってことはない。認知症の方々が一生懸命働いた結果としてそうなったとしても「それを受け入れる」ことは決して難しくない。

そういう客だけが行けば良いわけで、「今日はどんな風に間違えるかな~?」なんてのを客が楽しみにしたとしてもそれはそれでかまわないと思うんですよ。

「このレストランは認知症の方もお客様も、みんなが笑顔になれる場所なのです。」と。いいですねぇ。

どんな人でも同じように一緒に生きていける世界って素晴らしいと思う。

そういえば、ゴールドコーストに住んでいる時によく通った店がありました。家の近くのBenowaという街にある小さなショッピングセンターなのですが、その中に「Fish & Chips」の店がありました。そこのオーナー店長と友だちになって頻繁に通っていたのですが、スタッフの中に困る女性が一人いたんですよ。

とにかく注文する度に何か忘れるのね。魚を取り違えたり、揚げ方を間違えたり。

ったくよ~~~と思っていたのですが、ある日、気がついたんですよ。彼女はハンディキャップがある女性だってことに。でも見た目は凄く綺麗な女性でハンディがあるようには全く見えないのね。

そうだったのか・・・と思いつつ観察していると、当然、他の客の注文も間違えるわけですよ。でもどの客も何も文句を言わないし、オーナー店長も笑っているだけ。

なるほどね~。こういうことなのかとわかった。

その時も、オーストラリアに住んでよかったと思いましたっけ。またこういうところで育った息子たちにも良かったなぁと。オーストラリアって弱者に対して寛容な国で、かなり重度のハンディを持っていても普通の人と同じことを本人が望めば(できなくても)させるのね。「お前みたいなのは来るな」みたいなことはありえない。そういう場面って結構頻繁に遭遇して、オーストラリアは凄いと思ったし、日本ってまだまだ駄目だなと思ったり。

そういうのを思い出すと、オーストラリアに住み続けたいなあなんてフト思う。

でも自分でよくわからないこともあるのね。

その人にハンディがあるのがわかると許せるのに、普通の人だと「このやろ~」って思う自分はなんなんだろうって。

そういうことはマレーシアでは日常茶飯事なわけだけれど(笑)、普通の人に見えても普通じゃないのかもしれないし(そのフィッシュアンドチップス屋の女性がそれ)、「努力ができない」「常識を知らない」「教育を受けていない」「考えるのが苦手」なのもハンディキャップの一種と思えばそうかもしれなくて、「出来て当たり前」という見方そのものがおかしいんじゃないかと思ったり。

でもま、難しいことは抜きにして、一生懸命やっている人たちのミスを許せる自分になりたいと思うし(私は聖人君子じゃない)、あえてハンディを持っている人たちに働く場を与えようとする人たちを支援したいと思ったり。

とりあえずその日本の店はまだ本格オープンじゃなくて、イベントとしてやっている段階。クラウドファンディングで投資者を募集中。

是非、協力しようと思う。

「注文をまちがえる料理店」、9月実現へ 間違えても笑顔が絶えない魅力とは 一般向け営業めざし資金募集

 
 
 

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