「有事」は起きるのか

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北朝鮮がどういうことになるかなんてさっぱりわかりませんが、「平和的に解決して欲しい」と思う気持ちから「何も起きないはずだ」と考えてしまいがちですが、それで良いのかどうか。

選挙戦の真っ最中ですが、安倍さんが応援演説をする中で「北朝鮮情勢」を話すことが増えたらしい。これってネットを見れば応援演説を聞けますからわかるはずですがどうなんでしょうか。多くの評論家やウォッチャーがそれを言っていて、やっぱり「安倍さんは何らかの情報、今の状態を理解しているから」と保守系の人は言う。でも「反安倍派」は「北朝鮮問題を利用している」としか言わない。

そしてテレビや新聞でも安倍さんがそれを強調し出したことは報道していないと。本当?

ま、マスコミの大半は「反安倍」で、安倍政権に利することは報道しないってのが「今の日本の常識」ですからそうかもしれないと思ったり。

目が日本国内にしか向いていない人たちが多いのは当たり前だと思いますが、我々みたいに海外に住んでいると「日本も世界の一つの国」という見方になるし、そういう視点から考えるとやっぱり北朝鮮情勢は危ないと私は思うんですよ。

国連決議だって今までいくつも出てきて、残るは「北朝鮮に対する石油の全面輸出禁止」だけで、それが可決されることはないとは思うのだけれど、流れとしてはそれしか残っていない。そしてそれがもし可決されれば、そして北朝鮮が態度を軟化しなければ「国連軍の出兵」、あるいは多国籍軍が動く形になるのが通例。アメリカの攻撃のお墨付きが出ることになる。

またここのところの日程は重要なことが目白押しで、まずは10月18日から開催される5年に一度の重要な中国の党大会。ここで習近平氏はより強大な権力を握り自分は中国のレジェンドとなるためにいろいろ画策しているのが聞こえてきます。でもすんなり行かないだろうという見方もあって、これが終了しないと「これからの中国の動き」が全くわからない。

そして次にトランプ氏の東アジア訪問。そして米中会談。ここでかなり突っ込んだ話し合いが持たれるであろうことは誰にでもわかる。

その結果がどうなるかなんてのは誰にもわからないものの、日米の間では「やる時にはやる」ということで話はすでに付いていると私は想像しています。アメリカがその気かどうかは頻繁にトランプ氏と連絡を取り合っている安倍氏に「わからないはずはない」わけで、日米の軍事演習も頻繁に行っている自衛隊はアメリカ軍の様子を見れば何を考えているかわかるはず。また有事のシミュレーションは随時やっているはずで、その時が来たら米軍とどう連携して何をするのかも決まっているのかもしれない。

これらの情報を持っているのは「官邸」だけで、それが我々一般に情報として流れ出ることは絶対にない。ただし、アメリカウォッチャーからは「準備中」なのは聞こえてくる。そして北朝鮮が核とミサイルを放棄しない限り、アメリカだけではなくて日中韓も妥協できないのははっきりしている。そして結論を出さなければならないときは刻々と迫っている。

安倍さんが最初にいい出した「国難突破解散」ってのが意味深ですよね。でも「どんな国難なのか」の具体的説明はない。

ただ外交関係の日程を見ると、この時期に「安定政権」を作らないとうまくないのは「何か起こるかもしれない」と仮定すれば当たり前だと思うし、半端じゃない文句が出るのがわかりきっている冒頭解散をしたのも、日程を考えるとうなずける。

でもまだモリカケ問題で騒ぐ左派、メディアがある。

まぁ安倍さんや官僚の答弁がメチャクチャなのはわかるけれど、裏にどんな問題があるのかなんて国会閉鎖中審議もしっかり見れば誰にでもわかるはずで、いまだにこれに拘る左派って私には理解不能。またモリカケ問題から逃げるための解散だと言うなら、選挙後は「もう追求できない、しない」と言っていることになるわけで、でも安倍さんは選挙後も応じると言っているのだから、そこに大きな左派の矛盾がある。

またこれだけ延々モリカケをやってきたのに、決定的な証拠も出なければ、いまだかつて「法律的にどこに問題があるのか」に関しては何の指摘さえ出ていない。つまり「疑惑がある」ということだけで進んできたわけで、法律的な問題も議論されず、「こういう人に日本を任せられるのか?」という感情論だけで今まで来た。これからどれだけ審議をしても安倍さんの答弁は変わらないはずで進展があるとは思えず。でも一国民として怪しいと思うなら、まず閉会中審議の一部始終を見てみれば良いと思う。この内容をメディアがどう報道したかは酷いもので、私はこれほどの偏向報道を見たことがないくらい。「報道しない自由」の乱用。

問題の本質は安倍さんが辞めたところで何も変わらないし、既得権益が問題の焦点なのにそこはまた有耶無耶になるだけでしょう。そしてテレビや新聞しか見ていない人は「安倍には疑惑がある」としか思わない。メディアの思う壺。

でも安倍さん側、官僚の答弁もめちゃくちゃなわけだけれど、その中から何を読むかが大事だと私は思うんですけどね。私はモリカケ双方とも、官僚が隠したいのは「安倍さんの悪事」ではなくて、彼らの知られたくない内部事情があるからだと思っています。森友は財務省、産廃業者、利権を持つ政治家の問題だし、加計学園はまさに「既得権益そのものの問題」、そしてそれに天下り問題がくっついてる。そここそが我々国民が騒ぐべき問題であって、安倍さんがどうじゃ友人がどうじゃなんてのは的外れそのものだと思うわけです。そもそも前川氏が「本来の問題をすり替える突撃隊」だと私は思う。それだけ今回の問題は根が深いわけで、改革されたくない、主導権を握っていたい既得権益を持つ側の、そして人事権まで奪われたと思う側の「抵抗の凄さ」が見えるし、これは今始まったわけじゃないじゃないですか。

でも納得出来ないよね、と多くの国民は思う。当たり前だと思うんですよ。メディアはちゃんと報道しないんですから。でも閉会中審議で多くの関係者が何を喋ったかを自分で調べようとは思わないのね。そして文句を言い続ける多くの国民。報道では前川氏の発言ばかり取り沙汰された。でもその前川氏そのものが「安倍さんから支持を受けたことはない」と言っているのにまだ騒ぐ。その根拠は単なる内部で出回ったメモ。このメモを書いた職員はわかっているわけだから、彼女こそ国会に引きずり出して根拠を聞けばよいのに、それはやろうとしないのね。

要は「なんでもかんでも安倍のせいにして辞めさせる」のが目的なのがはっきり見えている。リーダーシップが無ければこき下ろし、リーダーシップを発揮すれば独裁だと罵る。

ここで私がこりゃないわ、と思うのが、小池さんの言動。「モリカケ問題」を左派と一緒になって騒いでいる。彼女は自民党の中枢にいたし大臣経験もあるわけで、あの世界がどうなっているのか、モリカケ問題の本質なんてわかりきっているはずなのにモリカケ問題は「安倍のせい」という。「耳障りが良い夢を並べ、それに具体性、実現性がなくても平気」な小池さんだからこそ、「多くの国民は納得していない」というデータからモリカケ問題を追求する姿を見せれば票が取れると読んでいるであろうことはミエミエ。

笑ってしまったのは、安倍政権になってから50兆円以上のGDP増を作ったのに、「たったそれぐらいで大きな顔をするな」と。教育無償化の1-2兆円程度は消費税を増税しなくても簡単に捻出できると。それでいてもっと金のかかる「ベーシックインカム」まで言う。財源は?という質問には「パラダイムシフト」なのだと。(笑)

実現性のないことを並べて、「いや、絶対にできる」と政権を取った旧民主党より酷いと私は思うわけです。

最初は小池旋風が巻き起こると読んだものの、段々と失速しているのはやっぱり「口だけ」なのが国民にも見えてきたからじゃないですかね。オリンピック関係、豊洲問題も引っ掻き回しただけだし。そしてさらに突然しゃしゃり出て「リセット」、甘い言葉でおびき寄せてからの「排除」発言、都民ファーストの内部分裂からも「独裁者」なのが見えてしまった。「ドン」は一体誰だっつーの。「情報開示」をやらないのは誰だっつーの。また民進党員に踏ませた踏み絵は見れば見るほど恐ろしい内容で、「公約」がない時点にも関わらず「公約を守ります」と「白紙委任状」にハンコを押させたんですから大したもん。でもそれにハンコを押した民進党議員は政治家としてだらしがないとしか言えない。

でも「信念を変える訳にはいかない」と立憲民主党を立ち上げたり、無所属で出馬する人たちは根性があると思うわけです。ただし、前原氏が「希望の党と合流」を決めた時に、「全員一致でそれに賛成した」のを忘れるわけにもいかず。小池氏が核武装論者であり、改憲論者でもあるのは民進党の誰しもが知っていたのにも関わらずですからね。

実現性のない理想論ばかりいう左派も困ったものですが、ここへ来て、理想論ばかりの保守系政党が出てくるというおかしなことになってしまった。でもその構成議員は本来はアンチ小池。

なんなんでしょうねぇ。

どうなるんでしょうか。

そして北朝鮮、一体何が起きるのか・・・。

 
 
 

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