CIMBやHSBCで「新規の口座開設が出来ない」件に関して。出来ました。

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最近、おかしな話が聞こえて来ますよね。

MM2Hの定期をこしらえた銀行ではない銀行では、「新規口座を開けない」という話。

例えばHSBCにMM2Hの定期を持っていて、CIMBにも口座があったら良いからCIMBで普通口座を開こうと思っても駄目っていう話。CIMBにMM2Hの定期を預けて、HSBCにも口座を持とうと思っても同じ。

いつも書いている通り、我が家は「必要な額しかマレーシアに持ち込まない」のが基本ですし、あちこちの銀行に口座を持とうという考え方は無いので「新規口座が作れない」というのも大した問題じゃないと思っていました。

ところが我が家は私も息子もHSBCにMM2Hの定期を預けていますが、CIMBにある定期(MM2H用ではない)の名義を変更(贈与)しようと思ったんです。

で、CIMBに行って息子の口座を開き、そこで定期を作ろうと思ったのですが、駄目ですと。息子はHSBCにMM2H用の定期を持っており、CIMBには新たな口座は開けないと言うのです。

ああ、これかぁと思ってネットを調べてみた所、友人のMM2Hのエージェントをやっているペナンのリカさんのブログを見つけました。そこにはCIMBで口座が開けないという話が出ている。

最近CIMBに行って新規口座開設の話をすると開口一番必ず言われること

結果としては「CIMBで新規口座の開設が出来た」のですが、その顛末を書いておこうと思います。

巷では無理だと聞いていましたし、CIMBでも「駄目だ」と言われ、やっぱりそういうことになったんだ・・・とは思ったものの、ちょっとカマを掛けてみたんです。

「口座が開けないという決まりならしょうが無いけれど、じゃぁあの定期のお金は他の銀行に送金することになるよ」

と言ってみたのです。すると「上の者と相談してみるから待ってくれ」と。そして数日後に「やっぱり駄目だ」と。「じゃぁキャッシュは送金の手続きを・・・」と言った所、「もう一度上と相談してみる」というのです。

それから何日か経ってから「OKです。銀行に来てください」と電話。\(^o^)/

本日早速行って新たな口座を開く手続きをしてきたのですが、なんだか話がおかしいんですよ。

私としては定期の名義を変える(贈与)したいだけでそれが出来ないのなら他の銀行にお金を移すだけで、またCIMBにしてみれば新しい口座を開いたところでメリットはないんですね。ただキャッシュが他の銀行に流れるのを止めただけ。

それでも良いということでCIMBで手続きをしていたのですが、手続き中にだんだんと話が変わってくるんですよ。

条件無しで新規口座を作れると聞いていたのに、途中から「インベストメントにある程度、お金を入れて欲しい」と言い出した。

こちらとしては「定期もインベストメントだろうよ」と言ったのですが、いわゆる「元本保証ではない金融商品に投資をしてくれ」ってことなんですね。

なんで途中からそういう条件を出すんだよと思いましたが、マネージャーは「そういう条件だった」みたいに話をすり替えてくるんですよ。

きったねーことするなよ、ばーーかと思ったんですが・・・

「いくら付き合えば良いの?」と聞いたら「いくらでも・・・」みたいな返事。

私としては突っぱねても良いと思ったのですが、彼女はその条件を飲まないと「口座開設が承認されないかもしれない」と言い出す始末。

この辺って私にはわからないわけで、口座を開けると言うから支店に行って様々な書類にサインをして「ATMカード」ももらってから後に「承認されないかもしれない」ってそんな馬鹿なことがあるのかどうか、そこが気になってきました。

インベストメントの客を作れば彼女の点数になるのは間違いがないはずで、彼女は「ダメ元」で言い出したのだろうとほぼ99%そう思ったのですが、もし彼女の言うことが本当で、やっぱり「承認されませんでした」なんてことになると面倒なので、ちょっとだけインベストメントの部類である金融商品にお付き合いすることにしました。

元本保証ではないファンドです。

なんだかうまくやられちゃった・・・と思ったのですが、巷では、ましてやこういうことには詳しいリカさんも「新規口座は開けない」とブログに書いているわけで、私としては「交渉に負けた。うまく乗せられた」とは思ったものの、確実に口座を開く方を取りました。

しかし真実はどこにあるのか・・・。

口座を開けないのなら、CIMBからお金を他行に移すという私の話が「規則を変えた」きっかけになったのか。それともインベストの客ならOKということなのか・・・。

私にしているとマレーシアの銀行っていつもわけがわからないと感じます。Maybankでは去年口座を開きましたが、何度も何度も行ったり来たりして手間が掛かったし、HSBCも担当によって言うことが違うし、今回のCIMBは話をしている間にどんどん言うことが変わるという摩訶不思議なことを体験したし、一体、この国ってどうなってるんだ?

でもなんとなくわかることは「ケースバイケース」「例外」がいくらでもある国で、それが担当者の「裁量」に任せられているのか、それとも内部でも適当なのかわかりませんが、一つ間違いがないことは「我々には交渉する余地が常にある」ってことじゃないですかね。

駄目だと言われたこともゴネてみたり泣きついてみたり、そんなことで「相手も変わるのだ」ということ。

どうして変わっちゃうんだ?と信じられない部分があるわけですが、ここはそういう国なんだろうと。

マレーシアで相手から言われたことは「建前でしか無い」と思うのがちょうど良いのかもしれない。では本音はどこにあるのか聞こうと思っても聞き出せない。だったらダメ元でこちらの要求、要望をガンガン並べてみるのが良いんじゃないかと。

そこから交渉事が始まる。そんな感じ。

XXXはXXXですと言われて「ハイ、そうですか」なんて素直に聞くのはお人好しの日本人ぐらいなのかもね。

とまぁ、そういうわけでCIMBでの口座は開けましたが(開けたはず)、では「どういう条件があるのか」ってのは闇の中。

どちらにしても、これもまた「交渉事」だとするならば、「相手にはどういうメリットがあるのか」ってのもこちらが用意してやる必要があるんでしょう。

日本的な「決まりは決まり」なんてのがないマレーシア。こういうのに慣れてきたら面白い国なんでしょうが・・・

 
 
 

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