このブログではオススメ銘柄、売買ポイントは書きません。

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

先日、「元本保証の【自分ファンド】」のことを書きましたが、これのアクセス状況を見ていてあることに気が付きました。

アクセス数は多かったので、多くの読者は「リスクが低くて儲かる投資話」に興味があるのは間違いがないと。でも「ポチっ」が異常なほど少なかったのです。

つまり、「楽しみにして読んだら、なんだ?自分でやるファンドだと?馬鹿らしい」って思った方が多かったのではなかろうかと。でしょ?(笑)

その気持ちはよ~~くわかります。

私だって「XXXXを買え」「YYYは売れ」なんて情報があって、その通りにしていたらがっぽり儲かるなんてことがあったら楽でいいなぁって思いますもの。

でも一体誰の言うことを聞けばよいのか?

ビットコインにしたって「今が買い時」という人もいれば「10分の1になる」「バブルははじける」という人もいて、誰かはあたるけれど、誰かははずれる。それがこの世界で、相場の何百年という歴史の中で毎日起きてきたことですよね。そしてそれはきっと未来永劫続くんでしょう。

私はこういうのはギャンブルと同じであって、そこから脱皮することが何よりも重要だといつも書いているわけで、ポイントは「自立」なんですね。自分の足で立って歩くということ。競馬の予想屋が何人、何十人もいる中で、「俺はあいつの言うことが正しいと思う」なんてのは「自分で選んだことにはならない」のね。予想屋なんてのは皆好き勝手なことをいうわけで、そして当たったり外れたりするわけですから、そもそもそれに耳を傾けては駄目だってことをいつも書いています。

それどころか「予想をするな」と書いているぐらい。つまりですね、「どの予想屋があたるか」というのと「自分が予想する」のとはほぼ同じことで、「予想屋になっても駄目」なんですよ。

どうもここのところが多くの方は理解できないようで、「投資とは未来を当てること」と考えている人が多いんじゃないかと思っています。

ま、それも間違いがないとは思います。多くの機関投資家や大企業、銀行、生命保険会社などはどこも世界を見渡し世界動向を観察し、需給関係も考えつつ「将来上がるであろうものを買う」「値が崩れそうなら逃げる」。貿易をしている会社なら、あるいは相場は為替と密接な関係がありますから、「為替の行末」を常に考えないとならない。これも当たり前で、トヨタや日産にしても、あるいはソニーだろうが輸出が多い企業は、3ヶ月先、あるいは6ヶ月先の「予想」ができなければ仕事にならない。まず、自分の製品を「いくらで売るべきか」もわからないし「現金を受け取る時にいくらになるのか」もわからないんじゃ仕事になりませんから。

でもそれがなかなか当たらなくてとんでもない赤字を出したり黒字を出したりしているわけですよね。つまり「予想はなかなか当たらない」けれど、予想はしないとならないってことじゃないんでしょうか。

こういうことをやっているのが世界の大多数だと思うんですよ。だからテレビ新聞週刊誌でも、ありとあらゆる評論家も「予想を言う」。それは予想しなければ何もできない様に社会ができているからだし、「予想を聞きたい」というニーズがあるのは間違いがない。

でもねぇ、我々もこれと同じことを延々続けていても駄目だと思うんですよ。未来のことは絶対に誰にもわからないんですから。世界中の天才クラスの人たちを大企業は抱えているのにそれでも将来を当てるのは難しい。

でも私たちは何百億何千億というお金を動かすわけでもないし、貿易をやっているわけでもなくて、「相場が上がったり下がったりする中で利益を出せば良い」はずで、そして我々は「未来は絶対にわからない」にしても「過去」と「現在」はわかるし、それは絶対に間違いのない「事実」じゃないですか。だったら「その事実に立脚した戦略」を立てたらどうなんでしょうか。

でも値動きってのは川の流れと同じで常にくねくね動くわけで、結果的にどうなるのかはわからないにしても、「今現在の方向性」ってわかるわけでしょ?これは予想ではなくて「事実」です。信じられるものってそれしかないんじゃないでしょうか。それ以外に何を信じるんです?

だから「臨機応変に動く」しかないわけで、ビットコインのチャートを見て「あの時に買っておけば・・・」と思ったり、それはアップルの株も同じで「あの時に買っておけば150倍か・・・」なんてため息をつく。そしてそれと同じ様に将来動くものがきっと今もあるんでしょう。だからそれを見つけたいと思う。

いやいやそこまで貪欲じゃないよ、1年に2割も上がってくれれば十分。なんて思う。

100倍を超えるものを見つけるのは難しくて、年に2割上がるものを見つけるのは簡単?

なことあるわけがないじゃないですか。

それが簡単なら過去から今まで数え切れない数の投資家が存在していて、どうして皆は思うように儲けられないんです?

予想屋の選び方が悪かったから?自分の予想が下手だったから?頑張って勉強すれば「予想もあたるようになる?」。ここがまさに「幻想」でしかなくて、多くの投資家は「予想が当たらないのは自分の勉強が足りないからだ」と思うのね。逆に当たった人は「ほらね、俺って凄いでしょ」と自己愛に浸る。

そうじゃなくて、「予想をするから負ける」と私は言いたいんですよ。でもそれは正確ではなくて、私は予想はしないのか?と聞かれれば予想は当然します。でもそれは「夢物語を信じる」って意味じゃないんですよ。私の予想は「今の動きは今後も続くだろう」という「事実に立脚した予想」でしか無いんです。でもそれもいつか変わるわけで、その時にはまた自分の動きも変えるだけのことなんですね。でも運が良ければ、流れに乗ったままで何倍にもなるなんてこともあるんでしょう。でもそれは偶然でしかなくて、上昇が続くと思ったらすぐ反転して下降を始めたなんてこともあるわけです。

「トレンドはいつまでも続かない。でも続く傾向がある」という事実だけを頼りに売買するのが、私はベストだと思うんです。それには「どうトレンドを判定するか」「出撃撤退場所をどう見るか」という技術がないとどうにもならない。それが「チャート分析の技術」なんですね。

それとですね、相場の動きには「上がるか下がるか動かないか」の3つしか無いんですよ。「動かない」のは無視するとして「上がるか下がるか」だったら、統計的にはサイコロやコインを投げて買うか売るか決めても「勝率は五分五分」のはずなんですね。それなのにどうして多くの人は負けるのか?不思議でしょ?でもこの理由をしっかり理解しないと自分もその中に入ってしまうんですよ。

その答えは「欲望と恐怖をコントロールできない」からだというのはいつも書いていることですし、これが何よりも難しいんですね。俺は大丈夫だなんて思ってもドキドキハラハラする自分って常に存在するし、それが無意識のうちに悪さをするわけですよ。だから「相場は感情のままに売買したら必ず負けるようにできている」のを知る必要があるんですね。そしてそういうだらしのない自分をどうコントロールするかの手段としてのチャートがあるんです。「売りか買いか決めるのは自分ではなくてチャート(ルール)が決める」ようにしないと駄目なんです。でも「ルールは自分で決める」わけです。チャートをボーッと見るだけでなんとなく買いだ売りだなんてやっていると、それは「見ないのも同じ」。

チャートを見ると言うことは「売買ルールを作ってその通りに動く」という意味でもあるわけです。システムトレードが重要だと言われるのはこれなんですね。

私がこのブログで書いていることはその「チャート分析の力をつけることが重要」だという一点であって、それ以外の事は全く書くつもりがないんですよ。

「当て屋になるな」という相場の格言がありますが、将来上がるだろうとか下がるだろう、あの銘柄が良いとか悪いとか、これって「競馬の予想屋と同じ」だってことなんですよ。だから私はそういう予想は一切しませんし、皆さんに私が予想屋だなんて思われたくもないんです。予想屋、当て屋と呼ばれるのは相場の世界では「屈辱以外の何物でもない」んですよ。

でもま、今までも日経平均の動きが面白い時にはそれを書いてきたり、他のトレード対象でも「ここは撤退場所だと思う」とか書いてきましたし、それは今後もあるとは思いますが、そんな私の書き込みを見て、「そうかここは買ったほうが良いのか」「ここは一応利食いなのかな」なんて皆さんに考えてほしくないんですよ。

自分でチャートを見れるようになって頂きたい。

私が望むのはそれのみなんです。それだけで十分利益が出ると思うから。

いやいや、やっぱり世界情勢や企業の業績とかは重要だと思うならそれも良いと思うんですよ。そういう様々な要素を考えた上で投資対象を選ぶのは素晴らしいと思います。でもそこでチャートも活用していただきたいということ。そうじゃないとせっかく自分が将来性があると読んだ銘柄でも「途中の急落」で逃げてそれっきりだったり、初志貫徹でいつになっても上がらないのに持ち続けるっておかしなことなわけですよ。これは今のビットコインや他の仮想通貨(暗号通貨)も同じで、下がりっぱなしかもわからないし、あるいは数年後にまた大きく育っても、じゃぁそれまでどうするの?待ち続けるの?って話。上がるのか下がるのかと同時に「いつ?」ってのが非常に大事なんですね。資金効率を考えない投資でこの世界で生きていけるわけがないじゃないですか。でも「いつ?」ってのは誰にもわからない。やっぱりどんな時でも世界が大混乱に陥ろうとも利益を出し続ける方法を考えないとならないんじゃないですか?そして大化けする対象に出会えた時は「ボーナスを貰った」みたいじゃないと絶対に続かない。それを考えない投資は「金持ちのお遊び」としか言いようがない。

人それぞれ投資手法は違いますが、「真実はチャートに【のみ】でている」ことを是非ともお忘れなきよう・・・。

そしてもうひとつおまけ。最近はその彼のことをブログには書きませんが、このブログで知り合った一人のトレーダーがいます。彼は相場でごっそり儲けてシドニーに家族で移住してきたのですが、彼とは何度も会って「朝まで討論会」をしたことがあります(笑)。

彼のトレード手法は「オプションの売り」です。これがどういう戦略かわからない方はネットで調べて頂くとして、彼の手法の根本ってなんだと思います?それは「値はどう動くかわからない」という前提なんですよ。だから彼は私のようなチャート分析は一切しません。でも「値が上がろうが下がろうが利益を出す手法」なんですね。

利益を出すためには「将来の値動きを予想しない」という点で、私と共通点があります。やっていることはまるで違いますが、たったひとつだけ共通点があるってこと。これを皆さん、どう思います?

またこのブログでもう一人紹介したことがありますが、彼はまだ若いのですが(とは言っても30代)、やっぱり年収8桁までになった人。彼も家族を連れてゴールドコーストに「移住体験」で来ていたことがあって何度か「朝まで討論会」をしたのですが(笑)、彼も一切、「将来の予想はしない」トレーダーなんですよ。彼は高校中退で、でも京都大学を卒業した秀才なんですが、彼は「株の値動きに法則があること」を見つけたんです。ですから彼のやり方ってある意味簡単で、場が終わってからその法則通りの値動きをした株をスクーリング機能があるチャートで抽出して、次の日の朝にそれを買うだけ。これで年収数千万円です。彼とは最近連絡を取り合っていないので利益の桁が上がったのかどうかもわかりませんが、彼も「将来の値動きを予想しない」手法だということ。

彼のブログを紹介します。

高校中退のち京大卒 シスヤのシステムトレードとか

私を含めたこの3人は「誰も将来の値を予想しない」という共通点があるわけです。

皆さんが持っている常識とまるで違うでしょ?

ここなんですよ、ポイントは。

そして特にトレード(投資)のみで生計を立てようとする人、他に十分な収入がない退職者の場合ですが、大事なことは「やりたかったことをやる」のではなくて、「安定した利益が出る方法を追求すべき」ってことなんですね。海外に出てトレードで生きることを決めた人は結構多いですが、勘違いしてはならないのは「退職してからゴルフ三昧をしたかった」というのと同じ感じで「自分がやりたい投資を思う存分やる」なんてのは非常に危険。いや、それでガンガン利益が出て日銭とはいわなくてもちゃんと月収が稼げているならまだしも、利益が出るのが先だったり、ドローダウンを平気で抱えるような手法はギャンブラーそのものだという認識が必要だと思います。

私だってスキャルだデイトレだなんてやりたくてやっているわけじゃないんです。「安定した利益を出す方法」はこれしかないと(私の場合は)ここに到達しただけのことで、本音はもっと楽して儲けたい。(笑)

 
 
 

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。