加計学園関係の「新文書」で安倍さんは終わりかと思ったけれど・・・。あれは捏造だと思う。若者は海外を目指したほうが良いと私は思う。でも・・・・

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

愛媛県からまた新しい文書が出ましたね。それには加計さんと安倍さんが会って、「加計さんが獣医学部の話をしたら、安倍さんが【それは良いね】」と言ったとされる文書。

この書類は伝聞の伝聞であるのだけれど、そういう事実があったかもしれないとすれば、「私は知らなかった」という安倍さんを怪しいと思う国民感情はもっと大きくなる。

ところが、安倍さんも加計さんも「会っていない」と弁明。

時事通信の記者が首相に24時間張り付いて記録した、その日の首相動性。ただし首相動性とは首相の公的な行動であって、私的な行動がここに書かれることはない。

なんなんだこれは?と思ったところで、この文書は捏造文書である可能性が出てきた。

文中に赤ペンで印がしてある一番大事な所、「首相からは【そういう新しい獣医大学の考えはいいね】」とのコメントあり。」の部分。

ここだけフォントがゴシック体で、他は明朝体。

また、印はついていないが文中の「改めて資料を提出するよう指示があったので」というところもゴシック体らしい。

ふ~~~ん。この文書を作成した人はこうやって一つの文書の中でフォントを変えるんだ?何のために?

私は40年近くワープロを使っていますが、こういうことをしたことは一度もない。強調するべき文言があるならきっちり強調する。

ま、普通、考えられることは、「元の文書に【足した】」からこういうことになるんじゃないですかね。

---------(後記)-----------

他の大事なところもフォントが違うのがわかったらしい。鮮明な画像は探しても見つからず。元の文書のはっきりしたのはあるだろうから、見比べてみたら面白いはず。

黄色の部分だけ「ゴシック体」。

それと、愛媛県から出た「首相案件メモ」にも同様のおかしなところがある。

ピンクが明朝体、グリーンがゴシック体。

このフォントが違う所って、それなりに意味があるところで、私は書き換え、書き足しの可能性はかなり高いと思います。

野党は鬼の首を取ったように騒いでいて、加計氏を含む関係者の国会招致を叫んでいますが、ま、それも良いんじゃないですかね。

でも「この文書の作成者」も必ず呼んで、フォントの違うことの説明をきっちり聞かないと。できるならぱファイル、PCも見せてもらいたい。作成日、変更日もわかるはず。

でも所詮、これらの文書は公的文書でも何でも無いわけで、それを「絶対に間違いがない」という前提で話を進めるのもおかしいと思うなぁ。証拠としては不十分だと思うし、これで攻めてもどうにもならないでしょう。国民感情を動かすプロパガンダには使えるんでしょうが。

でもま、これが事実だろうと、もし安倍氏が最初から加計氏の間で話が交わされていて、安倍氏が「頑張ってくれ」という話があったとしても全く問題がないというのが私の意見。ただし、「友人だから優遇する」ということがあったら駄目なのは当たり前。

問題はそこにしかなくて、安倍氏と加計氏が友人だろうと、獣医学部の話を安倍氏が知ろうと知るまいとどうでも良いことで、「そこで不正が行われたのか否か」だけが問題じゃないんですかね。でも、不正とは「受託収賄」などの犯罪を言うわけで、もし「俺の友人だからしっかり頼むぜ」と指示を出したところで犯罪ではない。ましてや「忖度が行われた」というのが事実だとしたら、安倍氏の責任追及なんて絶対にできない。

ただし、国民感情としては「怪しいよね」「ズルいよね」ってことになるのは間違いがないけれど、もしそれで政権を追い落とそうとするならそれは法治国家ではないと私は思うわけです。

そもそも地方出身の議員が「地元に有利な話を持っていく」のだって、おかしな話になるんじゃないですかね。橋や高速道路を建設するにしても、一族の企業が絡んでいたり。特定の団体や業界から支援を受けている議員もたくさんいて、そのバックに取って良いような活動をするのが普通。大体、陳情を受けてそれによって行動を始めるのだって、ズルい、えこひいきだと言い出したらキリがない。

また加計問題で「獣医師協会から献金を受けていた【玉木議員】【石破氏】は獣医学部の新設が出来ないように、難しいように活動した」のは間違いがないわけで、私に言わせればこちらのほうが大問題だと思うわけです。

ましてやこんな文書で政権が倒せるなら、世界中のどんな政権も「いつでも簡単に倒せる」ことになる。馬鹿らしいったらありゃしない。

でも私は今回の問題は「官邸の初動が悪かったから問題が大きくなった」と思っていて、「安倍さんの責任」をいうのであれば「責任はある」と思う。でもそれは決して安倍さんがシロかクロかという意味ではなくて、「私は関係ない、知らない」と簡単に突っぱねたところに問題があると思うんですよ。森友問題も「私や妻が関係していたら議員もやめる」なんて偉そうなことをいうから野党がその気になる。

もし安倍さんが「加計氏は私の親友だ。獣医学部の開設に一生懸命なのも知っている。それのどこが悪い?ただ関係部署には絶対にえこひいきはするなと厳重に注意してある」と開き直ってしまえばよかったと思うんですよ。もし親友は駄目だというのなら、それこそが差別なんですから。

野党は「倫理的」「感情的」なもので「怪しい」「信用できない」という方向に持っていくのではなくて、「犯罪が行われたという証明」をすべきであって、「怪しくないならその証明をしろ」みたいな悪魔の証明(証明は不可能)なことをいつまでも言っていても、それは自らの「無能さ」をさらけだしているだけにしかならないことを自覚すべきじゃないですかね。

そもそもモリカケ問題で政権を倒そうとするのが無理筋であって、野球で言えば打った三塁ゴロが「ファウルかヒットか」でいつまでも揉めているのと同じ。

でもこれだけ大問題になり長引いたのは、私は「安倍さん、官邸」の初動、対応の不味さだが原因だと思うわけです。他にやることがない野党に騒ぐネタをやったようなもんなんですから。

だから責任は安倍さんにあると言っても間違いじゃないと思う。

関係ない話ですが、私は安倍さんの運気も尽きたかな・・・みたいな感じを受けています。それはモリカケは全く関係なくて、これからの日本をどうするかという安倍さんの方針が曲がってきたように感じるから。

6月に「骨太の方針」を出すわけですが、それの内容がかなりうまくないと思うわけです。

プライマリーバランスの黒字化は理想であるけれど現実的ではないし、でも安倍さんはプライマリーバランスを無視することは出来ずに、財務省が主張するGDPの3%以下にするというところで手を打ちそうな感じ。

つまりですね、

◯ 積極的な財政出動はしない

◯ 福祉関連は削減

◯ 増税をする

って方向へ向かっている。「国民に金は出さずに、税金で絞り上げる」という意味。

これじゃ、私は日本の経済はまた大きな大きなトンネルに入るとしか思えないのです。

そしてつい最近のニュースでは、外国人労働者を大幅に増やすという方針を決めたこと。この数が半端じゃないのね。

確かにあちこちで労働者不足が言われているけれど、外国人労働者がごっそり入ってくれば「賃金は上がらず」、今の低賃金で喘いでいる若者たちはその外国人労働者と仕事の取り合いをすることになる。

弱者は救わなければならないけれど、救うにも限度があるのは確か。

でも今の低労働賃金で喘いでいる若者を助けようとはしないのはうまくないんじゃないですかねぇ。

自己責任で片付けて良いものなのか・・・。

でも市民派気取りの野党に任せたら、世界観、国家観も無く、経済に関しても無知無策としか言いようがない彼らは国を崩壊させるだけだと思っています。これじゃ市民を助けることにもならない。ま、彼らは政権を取るつもりは全く無いようだからその心配は無用なんでしょうが。

私は大好きな祖国日本の将来には懐疑的な考え方を持っていて、今以上に弱者が生きるのは難しい社会になると想像しています。だから若者が海外に活路を見出そうとするのは大賛成です。

でも海外ならどこでも良いわけじゃなくて、「とにかく日本を脱出する」だけじゃなくて「新天地で生きる」とするなら、永住権を取らないとただの居候でしかないし、社会保障もセイフティーネットも全く無い海外で、健康保険も年金も私的なものでカバーし、なおかつ資産も構築しないとならないとしたらどれほどの収入が必要なのかもちゃんと考えないとですよね。それともっと大事なのは、長い人生にはいろいろ想定外のことが起きるのが普通で、もし重病になったり、収入が途切れたり、仕事がなくなった場合、永住権が無いと「国外に出される」のが普通。また本人ではなくて家族が重病にでもなったらどうするんです?

日本人って内向きで、なんだか海外にはあまい夢を感じてしまう人が半端じゃなく多いような気がするけれど、それって「遊びでロングステイに出る」のなら許されることでしかなくて、将来を構築していかなくてはならない若者がそんな無計画であっても良いのか、歳を取ったらどうなるのか、そんなことはバカでも簡単にわかるはず。

でも「とりあえず海外に出る」ってのもありだと思うんですよ。ではその次は?

普通はですね、「最終的に行きたい場所」ってのが決まっていて、そこに行くために「今はXXXにとりあえず出る」という考え方をするべきであって(そういう人はかなり多い)、無計画に海外に出てもどうにもならないのが世の中の常だと私は断言したいです。無計画で出た人って「最初は盛り上がっている」ことがあっても、いつかいなくなるから目立たないだけのことで、実数はそっちのほうがはるかに多いことを忘れちゃならないと思うわけです。そういう意味で「海外に出た日本人」をしっかり見る必要があるんじゃないですかね。海外生活を謳歌している人たちなんて、ほんの一握りの人たちでしか無いことを知るべき。

簡単にビザが取れる国って要注意で、それだけその国はその人達に「なんの責任も持たない」と宣言しているのと同じだと考えるべきだと私は思うわけです。でも「食えなくなったら出ていってね」というのは世界共通。だから永住権は「海外に出たら命の次に大事な物」だと私は思うし、永住権が取れても社会保障が充実していなければ何の意味もない。そういう意味では日本って海外に比べると全く悪くなくて、日本国民は恵まれている方だと理解することも大事だと思います。

でも現地にいる人達は「良いことしか言わない」のが普通で、でも夢破れて流れていったその何倍、何十倍の人たちを見つけ出し、話を聞くのは難しいし、そういう人たちは「多くを語らない」のが普通。でもちゃんと定点観測をして長いスパンで観察しているといろいろわかるはずなのね。テレビや雑誌の情報なんて「嘘ばっかり」と思って間違いない。

日本を出る時には、日本を出ることに重点が置かれてしまうけれど、本当に大事なのは「行った先でどうなるか」ってことでしかないはず。海外に出ても青い鳥なんかいないし、海外に出て「良かった」と思う一瞬は間違いなくあるはずだけれど、「その先に何があるのか」を考えない人生計画って意味がないと私は思う。

子供もいなくて天涯孤独なら、好きなように、思うがまま世界を流れて生きていくのもアリなんでしょうが・・・・。

長い人生の中で「好きなように生きた一瞬があればそれで幸せ」と思えるなら、きっとその願望は簡単に叶うはずだけど・・。

歳を取るって怖いですよ~~。眼の前にどうにもならない現実が見えてきますから。若い時にどう考えて何をするかで老後は決まる。

 
 
 

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。