マレーシアの通販で「高価なパソコンソフトの【コピー】」がメチャ安で売られている & 写真の加工・編集

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マレーシアの通販を利用することが結構多い我が家ですが、信用度とか安心度に関しては問題があると思っています。

運がよいことに問題らしい問題はまだありませんが、注文と違うものが送られてきたりいい加減だなぁと思うことはしょっちゅう。でももし「届かない」とか「ババをつかまされた」としても悔いが無いようなものしか買いませんから、それでも良いかと。

今回びっくりしたのが、有名所のPC用ソフトが激安で売られていること。OfficeだとかAdobeの製品。

Shopeeでこんなのが売られている。

Adobe CC 2019 Full Set [Window 64-Bits] | Lifetime これが驚愕の14.80リンギ。420円ぐらい。

有名なPhotoshopやLight room、Premier Pro、After effects、IllustratorなどのAdobe製品のフルセット。これ、「売り切り」で売っている頃に買ったら全部でウン十万円したセット。現在、Adobeは「売り切り」はやめて「毎年、利用料を課金する」方法に切り替えている。

これはコピー品というより本物のソフトの「購入時に入れるキー」をクラックしたもので、キーを入れなくても使えてしまうもの。最近のAdobe製品って昔のように「売り切り」は一切やっておらず、「毎年の利用料を課金する」システムになっているのね。これって昔からの利用者にしてみるととんでもない変更で、ヘビーユーザーならまだしも時々にしか使わないユーザーには恐ろしいほどの値上げとなる。貧乏臭いユーザーは使うな!とでも言ってる様。

今回売っていた海賊版は14.80リンギだけれど、Adobeからこれと同じセットの正規品の毎年の利用権を買うと2664リンギ(約75000円)で170倍くらいの価格。それも毎年それだけ支払わないとならない。でもこの海賊版はアップデートは受けられないけれど、これをそのまま一生使うことは可能。アップデートが出来ないと困ることもあるけれど、実はこの手の海賊版は、今まで2017年版、2018年版と売られていて、それぞれ似たような価格。

Microsoft Office 2019 Professionalは8.5リンギ。 240円ぐらい。

こういうのはShopeeに限らず、Lazadaでも売っている。

海賊版がブキビンタンのローヤットプラザみたいな電脳市場の怪しげな店ではなくて、通販で堂々と売っているって凄いですよね。

捕まらないのも不思議だけれど、ShopeeやLazadaが全く問題視しないってのが理解の外。

さてさて、こういうソフトを使うのかそれとも正規品を使うのか?

私達が気をつけないとならないのは、PC、つまりパソコンを買った時にWindows10とか、それに入っているソフトはおまけですとか、非常に安い価格でインストールしてくれることがあるけれど、それは正規品ではないケースが多いのね。そしてそれを言わないPCの販売者がいて、買ったほうは正規品だと思っていることもあるのね。

かつてある業者からPCを買ったら、それに付いていたWindows10が海賊版で問題が起きた。それで販売店と揉めたという話を聞いたことがありますが、マレーシアというお国柄を考えた時に、「販売者が絶対に悪い」とは言い切れないと思うんですよ。「私はソフトが海賊版だとは知らなかった」ってのは言い訳にしかならないかも。通常ではありえない安い価格で手に入れておいて、「私は騙された」って言えるのかどうか。

もちろん販売側が「これは正規品ではありません」と言うべきだとは思いますが、安さを追求したい客とは「暗黙の了解」もあるはずなんですね。それなのに「騙された」と一方的に言うのは、私は違うと思う。街角で売っている激安のコピーDVDを買って、「ニセモノを掴まされた」とは言わないのと同じ。

--------- おまけ -----------

写真の管理、加工・編集に関して。

写真を撮るのが好きな人は多くいるけれど、それを加工する人はまだまだ少数派。でも若い人はインスタ映えするように加工をする人はどんどん増えているようで、スマホには結構良いソフトがあるんですね(Snapseedとか)。ところが40代から上の層になると、昔ながらの「写真は加工しないほうが良い」と信じている人も多く、特に私みたいなフィルム時代を過ごした年寄りはその傾向が強い。またこの年代ってスマホを使いこなす人は珍しく、スマホの便利な加工ソフトを使わないのに拍車がかかる。

でもその年代はスマホではなくてカメラで写真を撮り、それはPCの中に保存し、加工・編集するにしてもPCを使うケースが多いはず。

さてそういう方々はどんなソフトを使っているんでしょうか。ブログやSNSに写真を投稿する場合、写真の大きさ、解像度、ファイルの大きさに制限があるので、そこだけは変更するという人は多いはず。でも加工・編集まではやらない。あるいはやっても簡単にいじる程度という人が多い。

時代の流れって面白くて、今は写真の加工・編集は当たり前の時代になりましたね。普通ならボツにするしかないようなつまらない写真でもちょっと手を加えるだけで見違えるようになるし、ソフトの進化も凄い。

今までですとAdobeのPhotoshopが定番と言っても良かったと思います。プロやハイアマの必須ソフトと言ってもいいくらいですが、非常に高価であることと、使いこなすのは素人にはほぼ不可能と言ってもいい位ややこしい。

そこで出てきたのがAdobeのLightroomというソフト。これはPhotoshopの代わりになるわけじゃなくて、Photoshopを補うソフトと言ってもよく、数千枚、数万枚の写真を管理するのが非常に簡単なのね。そして素人が多くやる加工・編集はかなりのことができる。そういう意味で、Lightroomの右に出るソフトはないと思うくらい。

ところが上に書いたように、これを販売しているAdobeは「単体の売り切り」を止めて「毎年、使用料を課金する」ようになってしまった。これって使いこなしている人には良いにしても、いつも使うわけじゃない一般としてはとんでもなく高いソフトになってしまったのね。

困ったなぁ・・と思う人は世界中にかなりの人数がいた。

そんな時に、突然、世の中に出てきた加工ソフトがある。それは「Luminar」という製品で「Skylum」という会社が開発し販売するソフト。このソフトの紹介を前にこのブログでしたことがありますが、Lightroomより高性能で使い方も簡単。そして安いのが特徴。だからLightroomからこのLuminarへ乗り換えたは人はかなりの数、存在する。

ところがLightroomの「写真の管理機能」は素晴らしいのだけれど、それがLuminarには無かったんですよ。だから結局、Lightroomで写真を管理したり加工しながら、Luminarも使うというユーザーも少なくなかったのね。私もそのうちの一人。

ところがLuminar3という新しいバージョンは、写真の管理機能も付いた。これってかなり大きな進歩で、その機能はLightroomには及ばないものの、それで十分な人はかなり多く、ますますLightroomからこのLuminarに移る人が増えているのが現状。

これ良いと思いますわ。Skylum社のLuminar3。

例を挙げると、こういうちょっと残念な写真って結構ありますよね。コントラストが高く色の乗りが悪く、水平線は真っ直ぐではないし、写っていない方が良いものが写っていたり。

でもこの写真を下の写真のように簡単に加工することが可能。これは「こういうこともできる」という意味で大げさに加工した例ですが、自分の好みに合わせていかようにも加工することが出来るってこと。Luminarには高級ソフトでないと実装していない「レイヤー」とか「マスク」機能があり(Lightroomには無い)、写真に写った「不必要なものを消す」機能もあるスグレモノ。

この写真はこのままじゃ使いみちがありませんが・・・。

こんなふうに目で見た感じに近づけるのも簡単。

これの元写真がどこにあるかわからなくなっていますが、こういう背景が明るい場合、室内や人物は真っ黒になるのが普通。でも人物が見えるようにする加工は1分も掛からずに簡単にできる。これはシャドーを持ち上げただけ。

こういうのも簡単。

今、ここに出した加工例ですが、これが良いって意味ではなくて、「自分の好きなようにいじれる」ということです。どこまでいじるかは人それぞれで、HDRみたいな派手派手にするのが好みの人もいれば、手を加えたのがわからない程度にいじるのを基本とする人など様々。また「加工」というより「修正」に重きをおいたり。

今の時点でもこういう加工を簡単にできるソフトって非常に珍しいんです。ついこの前まではLightroomとPhotoshopと両方つかわないと出来なかったことが、Luminarなら簡単にできてしまうし、細部の微調整が出来るのも特徴。そして価格は60ドル。非常に安いと思います。

これってチョ~~~~お薦め。

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