いつのまにか「一人旅の準備」をしている私(笑)

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一人旅が嫌いってわけじゃないんですが、私は昔から「ヨメさんに旅行で良い思いをさせていない」という思いが強いんですよ。

新婚旅行を思い出すんですが、香港でフカヒレの食べ歩きが目的の贅沢旅行だったものの泊まったホテルが古いヒルトンホテルで、部屋の窓からはすぐ横の薄汚い町並みが見えるような部屋でした。そして香港をウロウロしつつ、インターコンチネンタルホテルに行ったんですわ。そこがあまりにも美しくて、ラウンジでお酒を飲みながら・・。

ダボ 「いつかこんなホテルの良い部屋に泊まれるようになりたいね~」

ヨメ 「そうね~~~~」

なんて若い夫婦にありがちな話をしていたわけです。

でもその後、ヨメさんにそういうところで「風と共に去りぬ」の序盤に出てくるビビアン・リーみたいな思いをさせてあげることが出来ていないんです。旅行に行っても家族連れですから、子どもたちがどうやったら楽しめるかが中心で、「大人の面白さ」「優雅な旅」ってヨメさんは経験がないのね。

だから旅行好きでもないヨメさんが唯一、行きたいと言っていた「タヒチのボラボラ島」はいつか連れて行ってやりたいと思っていたのですが、そのチャンスもありませんでした。

ヨメさんが子育てに忙しい間に私は結構仕事で旅行に行きまして、インターコンチネンタルホテルグループの会員ステイタスの「ロイヤルアンバサダー」というのを手に入れたんです。これって良くあるシルバー、ゴールド、プラチナのその上のトップのステイタスで、一番安い部屋を予約しても(空いていれば)スイートに無料アップグレードしてくれたり、(一般的には高い)ミニバーは毎日、全て無料とか。アーリーチェックイン・レイトチェックアウトなんてのは当たり前。

そして香港出張の時には、かつてヨメさんと「こんなホテルに泊まれるようになりたいね」と話したインターコンチネンタルに泊まりました。一人旅ですが、ジュニアスイートに無料アップグレードで、なおかつホテル好きの中では「何号室が良い」という情報も回っているんですが、「ここがベスト」と言われる部屋を要望として出しておいたら、まさにその部屋に無料アップグレード。

2009年の話し。まだ私は50代でやる気満々、頑張っていた頃。(笑)

この時に、なんとなく「夢が叶った」「屈辱を果たした」みたいな気持ちになったのですが、でもそれは私一人。そしてその時の話はヨメさんには詳しく話していません。「ばーーか」って言われるのは目に見えていますから。ただ「香港のインターコンチネンタルに泊まってみたよ」と言っただけ。(笑)

また仕事で東京から香港に飛ぶ時にはJALの無料アップグレード(JALグローバルクラブ(JGC)会員特典)でなんとファーストクラスに乗せてもらったり。こんなのは自費で払えるような我が家ではありませんから嬉しかったのですが、その時も私一人。

だからマレーシアのリゾートでもどこでも「えええ~~、こんな凄いところに泊まれるの?」なんていう「我が夫婦、最初で最後の贅沢」ぐらいさせてやりたいんですよ。

でもヨメさんは行きたがらない。なんでだ?乾癬という病気にかかってから、人前に出たくない、家に引きこもる人になってしまったけれど、それだけが原因とは思えず。

でも行きたくないのに無理やり連れて行くってのもおかしなもので、本当に行きたくないのならその気持も尊重しないとなりませんよね。でもヨメさんは昔からの友達がシンガポールに来れば、喜んですっ飛んでいってマリーナベイサウンズに一人で4日泊まってそこそこ贅沢をしてきた様子。(私は家で一人質素な生活 笑)

私は今まで仕事がらみでは常に一人で旅をすることが多かったですが、自分の楽しみだけで一人で旅をしたという経験、思い出がないんですよ。仕事であちこち行くのは仕事であって、やっぱり楽しい旅行ではないんですね。そういう意味では「我が家の旅行はいつもヨメさんが一緒だった」わけです。これは結婚前から同じ。

でも「一人旅もアリか・・・・」と思うようになると、今まで封印していたものが解き放たれるのね。(笑)

そして自分の年令とか将来を考えると、「今やらなければ、もうチャンスがない」と思うことも結構ある。

それはやっぱり「大好きな海に潜る」ことで、ダイビングなんですが、本当に今やらないと将来がない。

で、写真が好きですから、「潜るとしたらこういう写真機材がほしい」なんて欲望も出てくるのね。かつて日本にいる頃にはダイビングをしていましたが(NAUIのOW)、水中写真・映像に凝ったものの、当時は今みたいに「良いものが安くなかった」んですよ。だから水中写真専用のカメラ(ニコノス)や、ビデオカメラ用の水中ハウジングを特注したりしてました。

ところが今の時代は、いつもブログに書いているアクションカメラの「GoPro」という小さなカメラが一つあるだけで、昔の写真・映像と同じレベルのものが撮れちゃうのね。すごい時代になりましたわ。

GoProは持っていますからそれだけでも良いのだけれど、昔やりたくても出来なかったことをやりたいとも思うようになって来たんです。

興味がない人にはなんてことはないんですが、ちょっとした小物があると写真・映像がガラッと変わるわけですよ。例えばダイビング、シュノーケリングも同じですが、「水の中の画像・映像」って青緑がかっていますよね。これって赤い光が水で吸収されちゃうからなわけですが、「水中照明」があるととんでもなくきれいな色が出るのね。でも水中照明って昔はかなり大掛かりでお金もかかったんですが、今じゃ、数千円で凄い照明器具、もちろん30メートル以上の防水のものが手に入ったり。

アクションカメラにこんな小さな水中ライト(下側)を着けるだけでかなり変わる。そしてこれは2000円ぐらいで買えちゃう。(笑)

こんな小物が気になっていろいろと買おうとしている自分がいます。まだ買っていないけれど、通販会社の「カート」の中にはもうすでにいろいろはいっていて、あとは「買う」ボタンを押すだけの状態。(笑)

それらを手に入れたところで、きっと1-2度使って私の人生は終わることになるんでしょうが、その最後の楽しみの為に買おうと思っています。

でももしヨメさんが「私も行く~~~~」なんて言い出すと困ったりして。「なんでこんなわけのわからないものをたくさん持っていくのよ~~~」と発狂するのは間違いがありませんから。(笑)

カメラはアクションカメラを入れて最低4台、交換レンズも最低2本。三脚一台に一脚が2本。その他、諸々がありますから結構な荷物になりそう。

こんなものもある。直径20センチぐらいのドームですが、これって何に使うかわかります?

こんな水中半分、水上半分の写真、映像を撮るのに必要なだけなんですが、バカみたいでしょ。(笑)

こんな動画を一本撮って、それのBGMに自分が作った曲を被せることが出来れば、それだけで私は私の人生に満足できるのは間違いないんですよ。

水中写真も実は海面ギリギリ、海中から海面を積極的に構図に入れるのも面白いのね。

興味がない人はこんなどうでもよいようなことでも、私にとっては長年の夢だったんですよ。

我が人生の仕上げをしないと~~~。急がなくちゃ・・・。

でももしヨメさんが、「あんたが写真は撮らないという約束なら行く」と言い出したらどうするか。やっぱり私としてはヨメさんと残り少ない人生の思い出を作る方を重視したいな。

で、「一人旅」は別途考える。\(^o^)/

 
 
 

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