北朝鮮の「軍事パレード」から今までとはかなり違って【近代化している】のがわかる

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このブログの読者に北朝鮮ウォッチャーがどれほどいるか全くわかりませんが、「軍事パレード」というのは自国民、そして世界に対する最大のメッセージだと私は考えているので、今回の軍事パレードには注目していました。

なぜ真夜中にやったのかはわかりませんが、一目見てわかるのは「随分、近代化が進んでいる」ということ。そしてお坊ちゃまの演説が今までとは違い「いやに低姿勢である」という点。

軍備の増強、維持にはとんでもないお金が掛かるわけですが、そして開発費も一体どこから出ているのかが不思議。各国に引けを取らない近代的な武器(ミサイル系)にしても、そもそも北朝鮮に開発が可能なのか。ミサイルどころか、ミサイルを運ぶ「台車」にしても北朝鮮が持つことは簡単ではないはず。さて、どこの誰が北朝鮮に協力しているのか。

ただ「軍事パレードはメッセージ性が強い」ということは、ある意味、「本物である必要もない」わけで、これは歴史的に各国がやってきたこと。さて、今回の北朝鮮の近代兵器は本当に使えるものなのかどうか。

また多くの兵器は「どこで使うことを想定しているのか」といえば、「朝鮮半島である」のは間違いがなくて、北朝鮮は「朝鮮統一の目標」を捨てたわけでもなく、それは決して「話し合い」や「融和」で成し遂げられることでもなく、韓国も統一を考えているものの、「誰が主導権を取るのか」が何よりも問題で、そういう意味でも軍事力を抜きにしては何も語れないはず。

今後、北朝鮮がどう動くのかはわかりませんが、今回の軍事パレードは当然、計画の中の一コマでしかなくて、また北朝鮮はお金も食料もなくて右往左往しているだけの弱国と見てはならないのだろうと思います。

そして間違いがないのは「今の状態がそのまま今後も続くわけがない」という点。北朝鮮は追い込まれているし、韓国の北寄りの政策、西側諸国の「核装備は認めない」という基本がこのまま変わらないのか。北朝鮮は日本にとっては「隣の国」なわけで、知らん顔は出来ないはず。

突然、北朝鮮が韓国に攻め入って始まり、韓国が消滅する寸前に米を中心とする「多国籍軍」が加わり、そして中国は北朝鮮側に付き、とんでもない大きな戦争になったのが東アジアの歴史。そして大事なことは「朝鮮戦争は【停戦中】でしかなく、まだ終わっていない」のを忘れてはならないと思っています。

軍事パレードを我々素人が見てもわかることは少ないわけですが、朝鮮半島ウォッチャーとしてはトップクラスである「龍谷大学社会学部教授の李相哲氏」と、メディアの中では朝鮮半島や軍事には詳しい「読売テレビ解説委員の山川友基氏」が軍事パレードを見ながら解説しています。


 
 
 

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