アメリカの内部で起こっていること 世界は大きな転換期にあるのは間違いがないと思う

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大統領選もおかしなことの連発でしたが、なぜそういう事が起きているのかを考える上で「面白い視点がある」のがわかりました。

ディープステートがどうのこうのというのではなくて、アメリカ人の「意識がどう変化しているのか」という点。

 

こういう変化は長年、その中で生きていないとわからないと思うし、「意識の根底にあるもの」も注意してみていないとわからないと思いますが、こういう考え方もあるのだろうなというのは私達にも見えてくる部分がある。少なくとも私が昔から持っていたイメージとはかなり変わってしまったのは想像できる。姉が長年住んだハワイで「もうハワイはハワイではない」と言ったのもこういうことなのかもしれない。そして旦那は日本人に帰化し、姉はアメリカ永住権を捨てたのはこれに関係があるのかも。

例えばセクハラ、パワハラにしても、我々年寄りには理解できないところもあるじゃないですか。

職場の女性に「綺麗になったね」なんて言葉をかければ「セクハラだ~」と言われる時代。

また「ジェンダーフリー」に関しても、差別があってはならない時代なのはわかるけれど、それが行き過ぎて「逆差別」も起きている。

男女の性別は「生まれ持ったもの」と私達は考えて来ましたが、アメリカでは「ジェンダーは【育ちの中で決まる】もの」という考え方が増えていると。つまり、「自分は女だ」と思えば女で、「私は男だ」と思えば男なのだと。そしてそれを重視するから、「スポーツの世界で女子競技がおかしなことになっている」らしいじゃないですか。「私は女よ」と思う「身体的には男性」が女子競技に出場して、彼らがトップを独占するようことが起きていると。

当然、お手洗いも同じで、「私は女よ」という身体的男性でも「女子トイレに入る」のが問題ではなくなってきていると。それどころか「男女の区別をなくす」傾向もあると。

これって「変態」にとっては天国なわけで、好きなことが出来る。

この思想が日本に入ってくれば、当然、女風呂に「私は女よ」という「イチモツを持った人」が入れるということ。

これはこれで、保守的な考え方を持っている人たちには「狂った社会」でしかなくて、でもそれを口に出せば「差別主義者のレッテル」を貼られる。

黒人を差別してはならないのはわかるけれど、「アメリカの歴史」さえも変えようとして、「アメリカの始まりは【奴隷がアメリカに入った時】と変更」する運動が広まっていて(北米大陸に初めて奴隷船が到着した1619年を米国の歴史の起点とする)(1619プロジェクト)、それが教育の世界に浸透しているとのこと。奴隷を使っていたアメリカの大統領は当然、排斥対象となり、銅像は壊され、その名を冠したもの全てを変える。

私が信じられないのは、白人が「白人に生まれたことが罪だ」と認めるようになっているという点。本当ですかねぇ。でもそれはシドニーに住む次男坊も同じようなことを言っていた。

これは日本で戦後、教育の場で日本を変えてきた「日教組」と全く同じで、アメリカでは「自虐史観」の広まりがある。これを危惧したトランプが愛国的教育を取り戻そうと「1775委員会」を立ち上げたけれど、バイデン大統領が発足したときに、すぐにこれは解体。

またアメリカ映画の代表作である「風と共に去りぬ」もアメリカの動画配信サービスでは「配信中止」。

アメリカの歴史は黒人から見れば「見るに堪えないもの」だとしても、私は「事実を重視するべき」だと思う。でもその考え方は「差別容認主義者」としてレッテルを貼られる。

彼らの「悲しみの蓄積」を知るべきで、その爆発をも「容認するべき」という考え方が広まり、だからBLMが暴動を起こし、火を放ち商店を壊し強奪しても「あなた方の気持ちはよく分かる」という態度。BLMの暴動に対して「警察も手出しをするべきではない」と考える州や市町村のトップもいる(民主党)。

そしてBLMはノーベル平和賞にノミネート。ちなみにシドニーに住む次男坊はBLMの支持者。

そして今回の大統領選で見えたことで驚いたのが、下院のペロシ議長でさえも「男女がわかる言葉をなくす」と言っていること。つまり、「父、母、息子、娘、姉、弟、叔父、叔母」も駄目だと。

これが馬鹿げているのは「アーメン」という言葉も「A men」だから駄目だと。これは性別を意味しているのではないのに。

議長である「Chairman」も駄目で「Chair」という。

そういえば、去年のクリスマスには「メリークリスマス」ではなくて「ハッピーホリデイ」という言い方が広まったと聞いたけれど、これも同じことなんでしょうね。宗教による差別をなくそうという発想なんでしょう。

こういう考え方を持つ人は、私には異常に思えるのだけれど、彼らは「それが本当の差別のない自由な世界だ」と信じていて、そう思うのは彼らの勝手だとしても、「それを世界に広めるべきだ」と考えている。そしてそれに賛同しなければ「差別主義者」とレッテルを貼り、「排斥対象」となる。

【差別を無くすために、新たな差別を生み出す】

これが今回の大統領選で私が一番強く感じたことであって、トランプが、バイデンがということではなくて、「なにかおかしなことが始まっている」と思いました。

でもなぜかこの傾向って世界共通で、「左派の理想主義者」は「その考えに賛同しない人を排斥するのが当然」と考える傾向がある。これを日本の左派にも感じるのは私だけではないはず。

自分たちは人権だの差別反対だのいつも大騒ぎする割には、「保守系の人たちを排斥するのは正しい」と考えている。だから気に入らないことを保守派が言えば、「差別主義者だ、ヘイトだ」と大騒ぎ。ここに「調和」とか「和の精神」は完全に欠如していて、「自分たちの思想に世界が染まれば、それが理想社会」と信じている様子。

左派にも右派にも異常な人はいるわけだけれど、「国会議員の中にそういう人が多いのが左派の特徴」だと私はいつも思っています。

つまり「一つの理想に染まれば良い」のは【全体主義】であるわけで、それを彼らが容認するのが私には理解できない所。そこには「自由がない」のは明らかじゃないですか。黒を白、白を黒ということは許されないんですから。

【皆が同じ価値観を持つことを強制される世界】

アメリカが大変なことになっていると思うのは、こういう思想を持った政党から大統領が出て、議会もメディアも、全て同じ色になったということ。昔からの保守派は少数派になり、その代表が悪者トランプとなり、保守派に対する弾圧が間違いなく始まっている。

だから「テキサス州が合衆国から離脱して独立国家になる」なんて嘘みたいな話も出てくるような状態だってことでしょう。アメリカの分断は「南北戦争を想起させる」なんていう専門家もいるけれど、決して冗談でも誇張でもないのかもね。

そして今回のアメリカ大統領選で見えたことは、「金も利権も持っているトップのエリート層」も【左派勢力と同じことを考えている】ということ。

「自分の金と利権を【確実なものにする】には【全体主義によって人々の自由を奪うこと】がベストだ」と気がついたんでしょう。

これって資本主義が必ず行き着くところとも言っても良いのかも知れない。

「自由だ権利だ」と騒ぐ左派と、「身を守りたい利権集団」が手を結んだ時代に突入したと私は見ています。

当然、それは「共産主義」「中国共産党」と【親和性がある】のは間違いない。

この辺を端的に説明しているのが、マレーシア在住の立花聡氏。

この考え方は私は正しいと思っていて、これを理解しておかないと「これからの時代」に振り回されるし、どうあるべきかというのが見えなくなると思っています。

「民主主義が邪魔になる世界」の始まり。

 

アメリカは大統領選が終わって一段落どころじゃなくて、大きな分断が顕著化して、これから保守派とリベラル派の戦いが深刻化するんじゃないですかね。「テキサス州の独立話」なんてのは氷山の一角なんでしょう。そういえば、テキサス州への移住が増えているとか、こういうアメリカに嫌気を感じて国外に出る人も増えていると聞いた。

私の姉が長年住んだアメリカの永住権も返上し、アメリカを捨てる決心をしたのはやっぱりこういうことを感じ取ったからなんだろうなぁと今になると思う。

少なくともアメリカの白人は人口比率で「近い内にマイノリティーになるのは確実」なわけで、間違いなくアメリカは大きく変貌する。あああ、そう言えばハワイに住んでいた姉が「ハワイはもうフィリピンになったわよ」「まともな英語を喋る人が少ない」と随分前に言っていたっけ。

私としては、アメリカが中国とどう向き合うのかというのが一番気になっています。

「トランプの考え方を受け継ぐから大丈夫」という専門家も多いですが、私はそういう人たちは「あちら側の人」だと思っていて、全く信用しません。

まずバイデン政権も議会も「人権重視」ですから、その点での「中国批判は続ける」とは思います。でもバイデン政権は「トランプ残党狩り」をしているのは明らかで、各地で「トランプ支持者が解雇される」ことも相次いでいる。投獄されて殺されないだけましかもしれないけれど、やっていることは中国共産党と同じ。

つまりですね、バイデン政権の「人権重視」は、【守る価値のある人達の人権は守る】という意味でしか無い。BLMの暴動にしてもそうでしょう。それによって被害を被る人たち、不安を感じる人達に救いの手は差し伸べない。

つまり「中国が人権弾圧をする理由」をアメリカが理解をする時があれば、黙認するということになるんじゃない?ま、それはありえないにしても、バイデン政権は「人権という視点しか持っていない」から、経済的、安全保障上で「中国に対抗する」というトランプの考え方を継承するとは思えない。

今の時点で、バイデン政権の中でも「意見が割れている」というか統一されていないのは私達にも見えるわけで、中国に強硬的に見える発言も「口だけの可能性は高い」し、ジェン・サキ報道官は「戦略的忍耐を持って中国と対応したい」と言った。

これはオバマ政権の対北朝鮮政策と全く同じ。「戦略的忍耐」ってどういう意味だと思います?「我慢をするけれど、何も考えていないわけではない」という【言い訳】にしか私は思えないし、そういうオバマ時代に北朝鮮は核開発を進めたし、南シナ海で何が起きました?オバマは「中国による南シナ海の軍事化を認めた」と言ってもいいくらいじゃないですか。

バイデン政権の人事を見れば、「中国強硬派はいない」と言っても大げさではなくて、「口だけオバマ」の再来かもしれない。

私が今の世界をどう見ているかというと、「完全な戦争状態にある」ということ。

戦争というと「軍服を着、銃を持つ兵士」「戦闘機や軍艦、戦車」をイメージするけれど、それは「前時代的戦争」であって、今の戦争は「軍隊が見えない戦争」であって、それは「民兵」と言っても良い「中国のお家芸(便衣兵)」でもあり、そして全く目に見えない「デジタル機器、ソフトウェア」が「銃弾や爆弾」のようにあちこちで使われていると考えています。

まさかぁと思いますよね。

でも世界は戦争の歴史であって、その時代、その時代、「有効なものを使う」だけのことでしかなくて、そして「戦闘行為」の裏には常に「プロパガンダ」や「スパイ工作」が同時に行われるじゃないですか。

これは日露戦争で日本が勝てたのも日本のスパイ工作(ソ連の西側で騒ぎを起こす)が成功したから、ソ連は日本に対して全力投入できなかったという説もある。また日本が孤立して真珠湾攻撃に向かった背景には、コミンテルンの働きや、蒋介石夫人のアメリカでの広く行われたプロパガンダも大きく関係している。

そしてベトナム戦争だって、アメリカが参戦したのは「トンキン湾事件」が発端ですが、それがアメリカによる自作自演だったのは後にはっきりしたじゃないですか。イラク戦争も同じ。「大量殺戮兵器がある」というのが理由でしたが、結局は「ありませんでした」で終わり。でも誰もその責任は追求されない。

こういう「常に裏がある」のが世界の動きで、たまたま戦争が起きるなんて子供の喧嘩みたいなことはありえない。

そういう意味での「戦争」をトランプは中国に仕掛けていたと私は思うのだけれど、バイデン政権にはそれを継続するつもりはないと見ています。

ただし、歴史的に「戦争好き」なのは民主党で、それはトランプとは逆で、トランプの功績と言っても良い「中東の和平への一歩」をバイデン政権が壊す可能性があると見ています。それは国務省の人事を見てもネオコンだし、トランプ時代に多くのネオコンが民主党に移行したとも言われていて、すでに「対イラン政策」が違うのは見えていますし、ややこしいことが中東で起こるかもしれないと考えるのが順当だと思っています。

戦争なんて無いほうが良い。これはアタリマエのことだけれど、戦争ほど儲かるビジネスはないし、「戦争が起きないと軍備・弾薬の更新も出来ない」のは事実。超巨大な軍事産業の「影響力」を軽視してはならないんじゃないですかね。どちらにしても「利益追求」の結果として戦争があるはずで、それは「政治的、経済的利益」「思想、宗教的な利益」があれば戦争という手段を取るのは人類の歴史。またかつての日本もABCD包囲網、ハル・ノートにより「首にロープを巻かれたのと同じ状態」になり、活路を見出すために真珠湾攻撃に打って出た。(他の方法はあったと私も思うけれど)

でも元々はアメリカこそが「保守派の大本山」なのは間違いがなくて、近年のアメリカの方向性を危惧するアメリカ人は相当数いると言われている。結局、トランプが多くの支持者を獲得しているのはそれがあるからで、トランプの性格が悪いとか、下品だとか、嘘つきだとか、そういう「感情的な見方」をしていると、アメリカで何が起きているのか見えないはず。こういう人たちはトランプの功績を無視していると私には見えるし、「トランプが大嫌い」なだけで、「バイデンを推したのではない」と思っています。そもそもバイデンがどういう政治家だったか知っているのか?日本に対してどういう言動を取ってきたのか知っているのか?とも思う。あるいは「広島に来てくれたオバマは素晴らしい。ノーベル平和賞も取ったし」と思うのと同じレベルなのかもしれない。これってなんでもかんでも「安倍が悪い」という論理と同じ。

当然、主流メディアの「表面的な事柄の報道」をいくら見ても何も見えてこないはず。あるいは主流メディアの報道を信じて洗脳されてしまっているのか。

でもメディアにはメディアの立場があって、「起きたことがはっきりしている事実しか報道できない」わけで、「どうしてそれが起きたのかの深い読み」を彼らに期待しても無理。ましてやメディアには「会社の方針」が大きく影響していて、それによる「偏向報道」があるのは明らかだし、「報道しない自由」を行使するのも良く見えている。これは日本のメディアも同じで、深い読みは「専門家による分析」からしかわからない。

でもそれとて、実際の当事者が「こういう計画、作戦がありました」「こんな計画があったけれど挫折しました」「競合のこういう計画を潰しました」「談合しました」「ハニトラに引っかかりました」「恐喝しました、されました」「金で解決しました」とか明かすことはありえないわけで、「証拠は?」というとはっきりしたものは無いのが普通。そして当然、その専門家の中でも「情報戦が繰り広げられている」わけで、事実はどこにあるのかを確定することは不可能かも知れない。

日本だって同じですよね。安倍さんがどれほど「消費税増税」に関して財務省と長年やりあっていたのかは表面には出てこない。また財務省とどういう「手打ち」をしたのかもわからない。でも「消費税を上げた総理大臣」という「結果」しか我々には見えない。

これは一般企業も同じで、トップ同士、あるいは創業者や株主、銀行とどういうやりとりがあって何が決まったのかを正確に知る術はない。でも漏れ出てくることはあるわけだれど、それの真偽をはかるのは簡単ではない。役員会議の議事録も表面的なものだけで裏の事情はわからない。人事異動の理由も同じ。

私は高橋洋一教授は天才だと思うのと同時に、「日本の救世主」だと思うんですよ。彼は実際に大蔵官僚で中にいたから財務省の考え方や手の内は熟知しているし、でもそれは「間違えであると彼は信じた」から、その後、小泉政権内に入り、そして安倍さんの知恵袋として活躍した。

もし彼がいなかったら、私達は「財務省のプロパガンダの通りに全てを信じていた」んじゃないですかね。ついこの前まで、日本国民のほぼ全員が「これ以上、赤字国債を出したら日本は破綻する」と信じていたけれど(私もそう)、高橋教授の長年の努力によって、「あれは財務省のプロパガンダで事実は違う」と考える国民も、専門家も、そして政治家にも増えてきた。

ま、それは高橋教授の「私は数字しか見ない」という原点があるからで、そして彼は「私にはイデオロギーはない」と断言するところも、右派、左派ともに彼のいうことに耳を傾ける人が多い理由だと思います。

彼が世界政治、安全保障の専門家だったら何をいうのかを是非聞いてみたいと思う。

そういう意味では私はアメリカ在住の国際政治・米国金融アナリストである「伊藤貫氏」を買っていて、彼は喋り方に特徴があって、それを嫌う人がいるのはわかるし、このブログのコメントでもそれを指摘して「途中で聞くのをやめた」という読者がいたのが非常に残念です。

伊藤貫氏が凄いと私は思うのは、彼は歴史家の側面を持っていて、「誰が何を言い、何をした」「そして何が起きたのか」の歴史にも非常に詳しいのね。だから彼が見るバイデン政権も、バイデンが何を喋ったかは「一つの情報でしかない」のであって、【今までバイデンが何を言い、何をしたのか】を彼は重視する。当然、独自調査、インタビューもするわけで、人間関係を駆使して調べ上げたバイデン政権の重鎮たちの過去の言動、思想にも詳しい。こういう彼の「事実だけを積み上げて考える」態度は素晴らしいと思うし、高橋教授の「数字しか見ない」のと共通するものがあると思う。だから伊藤氏が言う「現状分析」と「こういう事が起きるかも知れない」という予想は非常に説得力があるし、「長い間彼の分析を聞いていると当たる事が多い」のもわかる。それは政治家が公に言う「表面的なもの」とか「大手メディアの報道」からは見えないものが多い。

これは日本の政治家とて同じで、演説で何を言おうが、国会答弁で何を喋ろうが、記者会見も同じで、「その言葉をそのまま信じる人はいない」じゃないですか。嘘を付いているとは言わないけれど、「大事なことは言わない」「はっきり言わない」「ごまかす」のは「政治家に必要なスキル」だと私は思っていて、それは菅さんも安倍さんも小池の緑のおばさんも同じでしょ。

また「力関係」がものいう世界だから、政治家の力関係もわからないと駄目だし、バックの支援者にどういう人や企業や団体が付いているのかも非常に大事じゃないですか。またどういう利権を持っているのかも知らないと、発言の背景がわからない。

私達は日本人だから、そういう「表と裏の情報」を普通に取るし重視するけれど、これが海外のこととなると「表面的な言葉、大手メディアの報道しか重視しない」という摩訶不思議なことが起きてしまう。

アメリカも同じで、アメリカという国をしっかり見続けて過去のことも知っている専門家じゃないと、我々の想像と同じレベルでしか無いと言っても良いのかも知れない。

またもうひとり注目している専門家がいます。

それは藤井厳喜氏。

彼の調査能力、分析能力は凄いと私は思うのだけれど、彼には「イデオロギーがある」のね。それが良いのか悪いのかの判断は難しいと思うのだけれど、彼は保守系で、「保守系という立場でどう見るのか」という点では抜群だと思うわけです。

そういう意味で、今までネットの中で活躍してきた「上念氏」とか「KAZUYA君」とかは、まだまだ読みが浅いなぁというのを今回の大統領選ではっきりわかったような気がします。いわゆる「世界でなにが言われているかを【まとめる】のがうまい」というべきかな。だから「表面的な事柄を追う」には最適なのは今も同じ。でも「彼らの分析」を聞く必要はないと思ったり。

また最近、あの超有名な「池上彰氏」がやり玉に上がっていますね。

彼を批判する人は昔からいて、最近は「自分で調べずに他の専門家の意見を盗む」と言われだしている。多くの専門家が「取材を受ける」のだけれど、池上氏はそれを「自分が調べた結果」のような言い方をするし、情報提供者の名前は絶対に出さないとのこと。そして今は「池上氏のトランプ批判」で「フェイクだ」とネット内では炎上中。でも私としては「自分が全く知らない事柄に関しての彼の説明は良い」と思うことがあって、「彼の言うことは全てが事実ではない」という前提で耳を傾ければ、情報源として「大筋を掴む」のには意味があると思っています。興味が出てくれば、そこから先は自分で調べればよいだけのこと。

面白いのが百田尚樹氏。

私は彼のことはエンターテイナーだと思っていて、情報提供者とは思っていない。でも彼の視点は流石だと思うところが多々あって、「カエルの楽園」がそれを代表するように、我々一般人が「忘れていたこと」を鋭く突いて来るし、話が極端すぎるけれど、それだけに大事なことが見えてくる事も多い。

その他、注目している人ってたくさんいますが、ネットの時代になって本当に良かったと思います。

彼らの本音とか、公の電波や媒体では言えないことも言うし、時間や文字数に縛られないから、「詳しい話」が聞けるのね。

そしてネット民も面白い。

ネット民って玉石混交だからメチャクチャなところもあるけれど、報道とか著名人の発言の「裏とり」をするのが流行っている。だから「前と言うことが違う」とか「あれは嘘だ」なんてのがすぐにネット上で情報が走り回る。それも「昔の映像とか新聞」の証拠を出すからいい加減だと無視することも出来ない。

そういう意味では私もネット民だけれど、私みたいなのは駄目なのね。勝手に言いたいことを書いているだけで、また情報もちゃんとした情報源を出さないことも多い。

これに関しては、「この情報はここから」と全てに関して「元情報」を出すべきだし、「私はこう思う」という理由もわかるように書くべきなんだろうけれど、それを書き出したら、普通でも長い文章が何倍にも膨れ上がる。

私が常日頃思っていることは、「読者の方々のなんらかのキッカケになれば良いな」ということでしか無くて、読者の興味がある点も様々で、「興味があれば自ら調べるはずだ」と考えています。

コメントで証拠を出せ、元情報を出せというのをいただくことは何度も過去にあったけれど、私にしてみれば、コメントにそんなことを書く時間があれば、さっさと検索でもしてみたら良いのにと思う。つまり、そういうコメントを私にする人って、本当にその情報を知りたいのではなくて、こういう私に文句を言いたいだけなんだろうと思っています。

また暇だとそういうコメントに付き合うこともあるんだけれど、「なんだこの人、本当に何もわかっていないんだ」と思うこともあって、私は、申し訳ないけれど、そういうコメントは適当にあしらうことにしています。

本当は今、書きたいことがあるんですよ。

トランプのことなんですが、まだまだ「陰謀論」と言っても良いようなことが進行中なのね。

その内容はぶっ飛んでいて、「今のホワイトハウスの厳重な州兵による【警護】は、実は【隔離】している」とか、新たな政治体制が始まるとか、金融の根本が変わるとか、ま、それはそれはすごい内容。

私としては、一応そういうのも読んでいますが、「そういう考え方もある」というところで止めています。

でもね、彼らの言う話の裏付けになるような、不思議なことも実は起きている。

詳しくは書きませんが、もし暇があったらそんなことも書き残しておきたいなと思ったり。

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