サラワクMM2Hは本当に大丈夫なのか?

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昨日の日記にMM2Hのことを書き、総括をHajimechannel-JPがなさっている動画を紹介しましたが、あの内務大臣がまた気になることを言い出したのがわかりました。

「サラワクの好きなようにはさせないぞ!」みたいな。

The Vibes

Home minister says programme improved to ensure foreigners w…

和訳を載せます。

クアラルンプール – Datuk Seri Hamzah Zainudin (Larut-Bersaatu) 内務大臣は、新しいマレーシア・マイ・セカンド・ホーム (MM2H) の要件が、貴重な投資家や高度な技術を持つ専門家の入国を妨げることはないと断言しました。

ハムザは、MM2Hプログラムは、多額の可処分所得を持ち、国内に長期滞在する意向のある外国人退職者を誘致することを目的としていると説明しました。

一方、投資家や高度な技術を持つ専門家については、居住者用パスや長期滞在用パスなど、マレーシアへの入国や滞在を容易にする別の方法があるとハムザ氏は説明します。

「MM2Hプログラムが改善されたのは、マレーシアに滞在する人々が質の高い、経済に貢献できる人材であることを保証するためです。

ハムザ氏は、2022年予算の締めくくりの演説で、デワン・ラカットに対し、「国の経済に貢献した投資家や高度な技術を持つ専門家については、ポイント制による永住権申請の前に、入国許可証の取得を検討することができます」と語りました。 マレーシアをより投資家に優しい国にするため、移民局、国際貿易産業省、マレーシア投資開発庁の協力により、3月にKLIAにビジネストラベラーズセンター(BTC)が開設されました。

ハムザ氏によると、BTCはマレーシアに短期滞在する投資家や専門家に施設を提供し、訪問パスなしでの入国を可能にし、検疫の対象外としています。 Datuk Ignatius Darell Leiking (Penampang-Warisan)から、政府はMM2Hプログラムをサバ州とサラワク州が独立して管理することを許可するつもりなのかと尋ねられたが、ハムザは否定的に答えた。

「MM2Hは政府によって作られた政策です。MM2Hは政府が作った政策であり、国全体で一つの政策でなければなりません」とハムザは付け加えた。– 2021年11月16日付「ザ・バイブス」

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

ま、最初から終わりの方までは「いつもの理想論の羅列」で、頑張ってくださいというしかありませんが、最後がうまくない。

「MM2Hは政府によって作られた政策です。MM2Hは政府が作った政策であり、国全体で一つの政策でなければなりません」

これを言われると、そうだろうなぁと思うわけで、サラワクとて勝手にはできないだろうと考えるのが順当。

でもそれはマレーシアの各州の事情を知らないからそう思うのかもしれなくて、建国の時点で「サラワクとサバは独立したイミグレーション、制度を持っても構わない」という約束があったんじゃないですかね。(この言葉の言い回しは違うにしても)

これはハムザ氏にしてみれば、「そんなの駄目に決まっているだろう」と言いたいのはわかるけれど、約束は約束。

それこそ「一国二制度」ではないですが、事の始まりにそれで行こうと決めたのに、「やっぱりそれってうまくないぜ」と言い出してもどうにもならない。ハムザ氏にしてみれば「お好きにどうぞ」とは言えないわけで、「国全体で一つの政策でなければなりません」というのは当たり前でしょう。

でも政府と州政府、政治家や王様の力関係で何がどう動くかはわからない。

ま、私としては「そりゃ、ハムザ氏の立場ならそう言うしか無い」、「でもハムザ氏には超えられない分野」だと思っていますが、どうなりますか。

少なくとも今の時点で間違いがないのは、「今までのMM2Hみたいに貧乏くさいやつは来るな」という考え方が基本にあるのはわかるわけで、「国家の安全保障上の問題でもある」と言われてまでマレーシアでどうにかMM2Hを取得して住みたいと思う人がどれだけいるのかは疑問です。

とにかく「貧乏人は来るな」とはっきり言っているわけですから、「新MM2Hの基準に達しないから【サラワクで取る】という考え方そのものがおかしい」かもしれない。ま、その辺の考え方は人それぞれですが、サラワクは約束通り、好きにやらせてもらうという方向のようで、どうなるんでしょうね。

マレーシアのMM2Hを取得したい理由はそれぞれですが、「サラワクMM2Hが継続できない可能性」がある場合、マレーシア行きをどう考えるかって重要だと思います。

その時はその時さ、でどうにかなるなら悩むこともないでしょうが。

それとですね、もう一つとんでもなく重要な話があるじゃないですか。

「海外での所得をマレーシアに送金した場合、それに課税する」という変更。これもまた2022年1月に施行なんて馬鹿みたいな話ですが、これも合わせて考えないとうまくないですよね。

この件に関しては私はまだ突っ込んで調べていないのですが、「送金しなければ良いのか?」ということと、「所得の種類によってはマレーシア国内では非課税の所得ってある」じゃないですか。「マレーシア国内では非課税なのに、海外での同じ様な所得でも【送金したら課税】するなんてのは全くスジが通らない」わけで、しかし「どんな種類の所得」でも、時間差をあえて作って送金した場合、「このお金は所得ではなくて、私が昔から持っていた私の資産の一部です」と言えば【どれもこれも一緒】になってしまいますよね。

そのへんも含めて、「海外での所得をマレーシアに送金した場合、それに課税する」というのはわけがわからなくて、でも無視は出来ず、昨日も息子と「そろそろ税理士も詳細がわかった頃だろうから相談しようか」と話していたところです。長男は「とりあえず国税局に電話で聞いてみるわ」なんて言っていましたが・・。

もしこれが「心配するべきとんでもない話」だとしたら、我が家の資産はほとんどが海外にありますから、その一部をマレーシア国内に入れてそれを運用する(非課税)しかありませんが、「マレーシア国内では非課税なのに、海外での同じ様な所得でも【送金したら課税】する」なんてことはありえないだろうと楽観しています。

でもMM2Hビザでさえも、「一度取ってしまえば安心と思っていた」のが8月9月には真っ青にならざるを得なかったわけで、この「課税するぞ」という話も簡単には考えてはまずいかもしれない。

 

 

 

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