日本の近未来がわかる【骨太の方針】が閣議決定

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しかし表立って出てきませんが、政府、自民党の中でかなり激しい攻防線が広げられていますね。

6月7日に閣議決定した「骨太の方針」を巡ってもかなりすったもんだしたのが聞こえてきます。

これは政府の方針を決める会議ですからすんなり決まるわけもありませんが、どういう攻防がなされていたのかは高橋洋一教授の解説を聞くと良く分かる。

でもマスコミはそれを報道しない。

高橋教授は「マスコミは何もわかってないから報道できるわけがない」という。バカだとはっきり言う。(笑)

もしわかっていて内情を報道しようものなら、その報道機関は財務省にしっかり睨まれるわけで何がおきるかわからない。税務署も握っている財務省だからやりようによってはその報道機関の信用を一気に落とすことも可能ですもんね。政治家も同じで、誰しも「はたけば埃も出る」のは万人共通で、そこを突っ込まれたら表舞台から引きずり下ろされる。

閣議決定した骨太方針に潜む財務省の罠とは…

こういう財務省と長年戦ってきたのが安倍さんで(参謀は高橋教授)、アベノミクスの三本の矢の是非を問われるけれど、私は安倍さんは三本の矢を射つことはできなかったと考えています。アベノミクスは途中でがんじがらめになってしまった。挙句の果ては消費税増税までも飲まされた。

長い間、その辺を観察しているとどういう攻防があったのかわかりますが、あのリーダーシップを発揮した安倍さんでさえも抑え込まれたのを知ると、私には絶望しかありません。

そして今の岸田政権はあちら側となれば、もう日本再生の道は閉ざされたとしか思えないわけです。

残念です。本当に残念です。

マスコミはこういう報道。

安倍さんが邪魔をしているような事を言う。彼は積極財政派の長であってその後ろには多くの議員の支えがある。また安倍さんが「衆院選での公約を守れ」というと、これもまた余計な口出しとなる。物事って「見る方向によってまるで違って見える」わけですが、マスコミもリベラル派、そして絶大な力を持つ財務省側の意向で動くしか無いのが見えてくる。

そして日本の将来を決めるいちばん大事なところは報道しない、解説しない。

その辺の攻防をわからない人は、「安倍、引っ込め」と思うんでしょうね。安倍さんや保守本流の議員たちが今、どうにか壁になって日本の衰退に抵抗しようとしているとは誰も考えないのかもね。

それと「国民による選挙によって選ばれたわけでもない官僚(財務省)」が日本の根本的なところを握ってコントロールしているなんて誰も考えようとしないのかもね。これじゃ選挙で誰が選ばれようが関係なくて、事務方がすべての権力を握っているのと同じ。

会社で言えば、取締役会や社長会長、株主のもっと上に「経理部」が君臨しているようなもの。「全社一丸となって困難に対処しよう」と決めても、経理部がYESと言わなければ何も動かない。そして経理部の意向に反することをすれば、あの手この手を使って抹殺される。日本という国のお金、それも「出る」のも「入る」のも牛耳っているわけだから、なおかつ捜査権まであるわけだから、怖くて反抗しようがない。でもうまく付き合っていれば、政治家の地元に公共工事の金も降りると。

経団連などの経済団体がなぜ「消費税増税推進派」なのか。不思議ですよね。でも彼らは「法人税のほうが大事で、それを低く抑えてもらえることで合意がある」。マスコミも同じで、「消費税軽減税率の適用」という餌に飛びついたのは間違いがない。

国民だけがバカを見る日本。

政府は金をケチって投資をせずに、国民には自己責任で投資をして収入を増やせという。自治体も同じで、新築の家にはソーラーパネルを義務付けると?また電気を使いすぎたら罰金だと?

狂っていると思うのは私だけなんですかね。ここまで政治が落ちぶれたのは私の記憶にないんですよ。だから本当に大変なことが起きていると私は思うわけ。これからの日本はまた長い長いトンネルに入っていくのが目に見えている。でも財務省にとって大事なのは「財政健全化」「プライマリーバランスの黒字化」であって、どれだけ経済が疲弊しようが、国民が貧しくなろうが「しょうがない」ということなんでしょう。

最近の高橋教授の解説って本当に大事なことばかり言っていて、これも目からウロコでした。

高橋教授のチャンネルは見ていて損はないと思います。

高橋教授が正しいということではなくて、「こういう考え方見方もある」と頭に入れた状態で世の中を観察するといろいろ見えてくるものがあるんじゃないですかね。

特に私みたいな年令は「テレビから情報を得る」というとんでもなく恐ろしいことを平気でやりますから。今の人達は幅位広いソースから情報を得るのが当たり前になっているし、【情弱】と呼ばれないためにも高橋教授の動画解説ぐらいは見ていたほうが良いと思う。(^_^)v

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