アメリカがどうなっているのかに興味がある読者がどれほどいるかわかりませんが、私は興味があるどころじゃありません。やっぱりアメリカは世界の中心だと私は思うし、アメリカの変化イコール世界の変化だと思うから。そして今の「あまりにも左傾しすぎたアメリカ」が世界にとって良いとは思えないから。
実は今のアメリカを「左派による革命」と読み、それを元に戻そうとしているのがトランプ陣営という構図で説明する専門家もいる。
ただアメリカで何が起きているのかをきっちり報道する日本のメディアは無いんじゃないですかね。これはトランプｖｓバイデンの大統領選のときもそうでしたが、日本のメディアは「アメリカのメディアの後追いだけしていた」と感じます。そしてアメリカのメディアは「反トランプ」だったわけで、日本では「アメリカ以上に報道が偏っていた」と感じます。
そして日本では「狂っているトランプは再選されずに良かった」となり、トランプ陣営が言っていた「不正選挙」なんか無かったと考える人がほとんどだと思います。まさにそれが「アメリカのメディアの主張」であり、その大筋だけが日本で報道され、アメリカ以上に「トランプは異常だ」という論調が多い。これは今でも日本でトランプ関連のニュースが報道される時に、日本のメディアは同じ論調なのを感じます。
ところが～～～～～～～～～
アメリカでは「トランプ支持者が増え続け」ているし、今年の中間選挙では「民主党大敗、共和党の圧勝」かもしれないと言われてて、また共和党内の中間選挙に出てくる候補者は「トランプ陣営ばかり」となってきた。つまり共和党の内部でも「反トランプは多かった」わけですが、彼らはことごとく予備選で敗退している。
この勢いは半端じゃなくて、近頃「リズチェイニーが予備選で大差で負けた」のがそれを象徴していると思います。日本でもチェイニーの名前を知っている人は多いはずですが、チェイニー家は「共和党の顔」と言っても良いような家系だったのね。でもトランプ派にボロ負け。
バイデンの支持率も大きく下がっていて、「老害」「（頭の）病気」があるのはもう周知の事実みたいな雰囲気ですし、ハリス副大統領はもっと人気がないし、次の大統領選でも目新しい顔ぶれは見えず、ヒラリーをまた出すしか無いという声も聞こえる体たらく。でもヒラリーの問題点は多くのアメリカ国民が知っているし、勝てるとは思えない。
で、追い詰められた反トランプ派が何をしたかと言えば、「前代未聞の元大統領トランプの家宅捜索」でトランプの犯罪を暴き、「公職に付けないようにしよう」という思惑がミエミエの行動に出た。
ところがこれが酷すぎて、今まで反トランプだったメディアまでも「やり方がおかしいだろう」と言い出し、FBIや司法省（共に反トランプ）がやり玉にあがっている。またその捜査に携わった人たちの人脈からも「民主党」「オバマ」との深いつながりが暴露されてしまった。
これらの動きは「今までのアメリカが生まれ変わる」ことを意味していて、つまり昔からアメリカを動かしていた「ネオコン」「新自由主義者」のアメリカ支配が終わりを告げ、なおかつ今の「左に偏りすぎたアメリカが元に戻る」。まさにトランプが大統領になって進めてきた「アメリカファースト」が再び始まる。
私はトランプはナショナリストではなく、でもグローバリストの対極であるインターナショナリストだと考えています。（グローバリズムの対極はナショナリズムという考え方は古い）
これは私としては大歓迎で、しかし次期大統領はトランプが良いかどうかはわからず、「過去のアメリカを大きく変える」にはトランプのような強い個性の大統領じゃなければどうにも出来なかったにしろ（だから半端じゃないトランプ叩きが続いた）、新しく「保守に戻ったアメリカの大統領としてはトランプじゃないほうが良いかもしれない」というのはわからなくはない。
どちらにしても「異常なほどに左傾したアメリカが保守に戻る」のは大歓迎で、なおかつ「戦争好きなネオコンの絶大なる影響を排除できる」のなら、世界のためにも「トランプ主義者が力を持つ共和党」には頑張ってもらいたいと思っています。
今のアメリカの状態、何がどう変化してきているのかを知るにはこの動画が良いと思います。大筋がよく分かるはず。
当然、この動きを受け入れたくない方々も多いでしょう。あのバイデンを推していたこのブログの読者も少なくなかったですし。
今、私の脳裏に横切るのは、アメリカを大きく変えようとしたジョンエフケネディがどうなったかということ。
そしてですね、中国としては強硬派のトランプの再来は非常に困るわけで、バイデンの方が付き合いやすいはず。つまり、トランプの再来が現実として見えてくれば「台湾有事」も早まる可能性（バイデンが大統領の内にという意味）があるということ。
さて、どうなりますかね。