サウジャナホテルの中の中華料理店である「ティーチェン」ですが、我が家がマレーシアで「一番多く通った中華料理店」なんですよ。
まず年老いた父達が住むコンドから非常に近いし、ホテルも店も混雑することはなく、今では「車いす」に乗るような父と行くには最適なのね。
母も生きていて皆が元気な頃はKLCCでもバンサでも行ったのですが、今では外食することもほとんどなくなった父としてはティーチェンだけは問題なく行ける店。だから一族が集まって外食というと、ティーチェン一択なのね。バンサショッピングセンターまで行ければ選択肢は大きく広がるのだけれど、行きたくないという。
ティーチェンって昔は本当に良かった。美味しくて安くて、他の中華料理店に行く必要はないと思ったくらい。海鮮物を食べたい時にはチッタモールの「ユニークシーフード」だったり(すでに閉店)。
ところが時と共に店も変化して、一時期は美味しくなくなったり、新しいシェフが来て美味しくなったと思ったら「価格が上がった」り。そして「料理内容のグレードアップ+料金改定」は何度ありましたかね。最近は「とんでもなく高い」と思うようになってきました。
でも料理内容もかなり変わって「高級志向になった」のね。これって昨今のクアラルンプールの飲食店の傾向だと思うけれど、田舎臭さなんて全く無い現代的な店が増えたし、料理もグレードが高い。そして料金も高くなったと感じます。でも見掛け倒しみたいな部分も散見できて、【リーズナブルな料金で雰囲気も良くて美味しい店】を探すのは、外食をほとんどしない我が家にはかなり難しいのね。だから気に入っている店が変わると本当に困る。
そもそも我が家はみんな中華好きですが、現代的な新しい中華を食べたいなんて思っていないんですよ。私もハンパじゃない点心好きですが、週に何度も中華を食べるわけでもないし、たまに行くときには「伝統的な昔ながらの中華、点心」を食べたいのね。
でもサウジャナのティーチェンはそういう店ではなくなってしまいました。
今回は全ての料理の写真を撮りましたので紹介します。
まず、私が「必ず食べるハーガオ(エビ餃子)」ですが、こうなりました。
見た目は普通のハーガオと同じですが、大きさが二周りぐらい大きくて、中にはプリプリのエビが3匹入っています。
美味しいです。間違いなく美味しい。でもこれの値段が33リンギ++です(++とは税金とサービス料が乗るという意味)。だから38リンギぐらいになる。これで1200円。
美味しければ良いんじゃない?と思う方も多いと思いますが、私としてはハーガオに38リンギなんて信じられないんですよ。ここは本当にマレーシアか?って思う。
それと同じく定番のシュウマイですが、ウェイターは「アワビ入りシュウマイ?」と聞くんです。シューマイにアワビなんか入っている必要はないわけで、「普通のシューマイは?」と聞いたら、【無い】とのこたえ。なおかつそのアワビ入りのシューマイは48リンギ++です。3個入っている普通の点心。( ̄口 ̄∥)
点心が好きですし、エビも好きなので、どうにか選んだのがこれ。
エビ餃子+クリスピーガーリック。33++。
湯葉巻きも好きなのですが、メニューにあったのはエビ+チーズの湯葉巻き。33++
それぞれは確かに美味しいんですよ。でも私達が食べたいのは「これじゃない」のね。
その他、チャーシューパオ。
ローマイガイ。
野菜はホウレン草もカイランも豆苗もなくてアスパラガスの炒めたもの。これで65リンギ++だから2400円ぐらい。
私以外の皆が好きな(笑)、牛肉。これは2ポーション注文。256リンギ++だから9300円ぐらい。
皆が大好きな鴨の燻製はなくて、鶏の燻製も蒸し物もなくて、なんだかわからないヤムイモと鶏の料理。
私の好きなシンガポールヌードル。
それと上海餃子。前とは見た目がまるで違ってびっくり。でも餃子としてはたいしたことはない。
えーと、これで全部かな?
我が家の皆が大好きな「銀鱈(もどき)」ですが、結構高い価格なのは前もそうでしたから、今回はもっと恐ろしいことになっているのはわかるわけで、皆は口には出さずに遠慮したんでしょう。いつも必ず頼むのに今回は誰も食べようとは言わない。(笑)
食べたのはこれが全て。
しかし盛り上がりませんでしたよ~。満足感もないし。
そしてマイタンの時が来た。お会計はこれですよ、これ。
印字が薄くて見ずらいですが、CIMBカードの20%offがあって700リンギ超え。4人のランチで21000円超えってこと。
そこそこ豪華で素晴らしい食事ってわけでもなくて、気軽に飲茶を食べるような内容でこれって、私は全然、納得できませんね。
ケチなんでしょうねぇ。(笑)
でも家族のみんなは「たまにしか来ないのだから良いんじゃない?」という反応。
「次回はまたあの湯葉巻きを頼もうね」なんて話をしている。気楽だな~~~~。
私もあのハーガオ(エビ餃子)はまた食べたいけどさ~~~~~~~。
私の本音としては、久しぶりの点心を楽しみにしていたから「不完全燃焼」です。今すぐにでも他の点心の店に行って、点心三昧をしたいぐらいです。
どこが良いのだろうか・・。
バンサショッピングセンターの「Ming Room」か「Grand Imperial」も久しぶりに行きたいなぁ。
モントキアラに住んでいると生活範囲にはこれらの店しか思い浮かばないのだけれど、KepongとかKuchai Lamaの方まで行くと大衆的で安くて美味しい店がいろいろあるんですよね。
実は私が一番好きな中華料理店ってKLCCはマリオットホテルの中にある「上海」なんですよ。「麗苑@リッツカールトン」も今はどんな店になっているんだろうか。もう何年も行っていない。
私としてはイポーのMing Courtみたいな店が近くにあったら行ってみたいな~。
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください もやし&チキンを食べましたが、その店…
で、サウジャナのティーチェンですが、来月にはまた行くことになる。95歳になるオヤジの誕生日会ランチ。
他の店に行きたいけれど、100%無理だと思う。
きっとコース料理が良いのかもしれない。それに好きなものを2,3品足せば満足できるかも。
コース料理はいくつかあって、その内容をじっくり見てみたら「コースがオススメなんだろう」と思いました。メニューの料理種が減っているし、メニューにあっても「あれもない、これもない」ってのは「コース料理を食べる客がほとんど」なのかもしれない。
しかし、本当に気軽に行ける店ではなくなったのは間違いないと思う。
昔から、ゴールドコースト時代でも買い物のついでに一人で飲茶だ~なんて点心を3つ4つ食べていたけれど、ティーチェンに一人で行って点心を食べたいだけ食べたら、間違いなく5000円オーバー。
これが「今のマレーシアの姿」か?
まさかねぇ。
そのうち、大衆店の中では鼎泰豊より好きなDragon-iにでも行って様子を見てみようと思う。