中国人が「中国から出るのが難しくなっている」とのこと

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昔から、中国で儲けたらそのお金は海外に送金して、家族も海外に出すという動きがありましたよね。

で、その動きが活発になっているらしい。

中国政府は儲けている私企業から莫大なお金をふんだくったり、その企業が潰れるようなことも平気でする。業界そのものを潰すことも近年やってきたじゃないですか。それって私達みたいな自由世界に生きていると考えられませんが、「共産主義を大事にする」と仮定した場合、資本主義経済は【利用価値がある】というだけで、そういう社会が良いとおもっていたのではないというのが最近、はっきり見えてきたんじゃないですかね。

そういう社会に居残りたいと思う金持ちってよっぽどの理由がない限りいないわけで、多くの中国人が国外に出ようと一生懸命。

結局ですね、マレーシアの新しいMM2Hが去年からスタートしましたが、マレーシアは当然、中国のその動きをつかんでいたということですね。同じ時期に新しいビザをだしたタイも同じ。そして最近、似たようなビザをインドネシアが出すと言い出しましたが、その大本はと言えば、「大量の金持ち中国人が海外脱出を企んでいる」ということ。

さてさて、中国当局としてはこの動きを止めないとならないわけですが、一体、どういうふうにしているか。

まず、海外送金が簡単には出来ないというのは前からありましたよね。それには地下銀行やビットコインなどの暗号通貨が使われたり。

そして最近では、「中国のパスポートの発給をコントロールしている」らしい。「再発行、更新」もなんだかんだ理由をつけて止めていると。

パスポートが切れそうだから、本国に帰って更新しようとしても、「拒否される事例が増えている」らしい。

家族とともに海外に住み、たまたま中国に帰ってパスポートの更新を申請したらそれが拒否されて、家族と合流できないとか。またパスポート、海外の滞在許可証を没収されるとかそういうことが起きていて、「大変だ~~」と中国人の中では大騒ぎになっているらしい。

今現在、「お金で市民権(国籍)が買える国」がいくつか存在していますが、そういうところの市民権(国籍)を取って、そのパスポートでマレーシアやタイ、インドネシアに滞在するなんていうのが彼らが「第1段階として考えること」じゃないんですかね。あるいはとにかく、長期滞在ビザが取れるところに出て、それから他の国の市民権を取るとか。

今までは「とにかく海外に出る」というのが優先されていましたが、今ではパスポートも他国のパスポートを持たないとどうなるかわからない状態らしい。

こういうことってメディアには乗らないし、中国人同士でもこの対処方法を練るときには、【携帯電話の電源を切り、あるいは携帯を部屋の外に置いて、仲間内だけで密かに相談する】ということらしい。また「他国に逃れようとしているとか、他国のパスポートを取ろうとしている」なんて情報が外に出れば、何を理由にしょっぴかれるかもわからないので、皆さん、極秘裏に動いているとのこと。

本当ですかねぇ。

でも私はこのジャーナリスト、長谷川幸洋氏を信頼していますし、全てが事実ではないにしろ、そういう動きを掴んだ彼のいうことは決してとんでもない大間違いだとは思っていません。

中国のそのような動きって信じられませんが、共産主義、共産党が憲法の上にあるような独裁主義、全体主義のあの国は「また昔に戻った」みたいな感じしかしません。習近平は今回の共産党大会で「独裁体制」を確立し、邪魔者は追い出したし、これから現代版の文化大革命が始まりそう。

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