アフェリエイトで儲けるのは難しくなるんじゃないかな。ブログの世界も大きく変わると思う。

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世界にインターネットの普及が始まって「とんでもない変革が起きた」わけですが、AIであるChatGPTの出現に、あの時と同じ様なインパクトを感じます。

私はインターネットの存在を知ったとき、「とんでもなく大きなビジネスチャンスがある」と直感して、自分のビジネスに利用しようと思ったのですが、まぁ頭の中ではありとあらゆる仕事のアイデアが浮かんできて整理が出来ないほどでした。でもその中から「今の生活に直結していて、利用価値が高いサービス」に注目して一つの事業をオーストラリアで興しました。

インターネットとは「通信」ですが、「電話も通信」で、電話業界も大きく変わると読んで、「通話料金が劇的に安くなるサービス」を始めました。当時、海外在住で「国際電話を頻繁に使う」場合はとんでもない電話料金がかかったのね。1990年代ですが、我が家&仕事の国際通話料金は最大で月に18万円だったことがあります。頑張って減らそうとしても平均で10万円前後。

これって我が家には負担が大きすぎるどころの話じゃなくて(当時のオーストラリアは物価が安かった)、そしてこれは日本人に限らずありとあらゆる国に在住する、ありとあらゆる人、企業に共通することで、また日本在住でも海外に親族や友人がいて「国際電話を多く使う人達」は多い。そこに商機を見出したわけです。インターネットと電話を融合させれば、国際通話料金(長距離電話含む)は4分の1、5分の1にすることが出来た。

でも今思えば、電話じゃなくてインターネットそのもので他のことをすれば良かったと思ったり。というのはその電話ビジネスも当初はかなり良かったのですが、長続きはしなかったのね。電話はどこでも大手の電話会社が牛耳っていますが、その大手の電話会社が「インターネットの利用」を始めた。旧態依然とした彼らのビジネスモデルは崩壊したから。今現在、固定電話を主に利用する人はいないのと同じこと。

だから今のChatGPTで新たなビジネスチャンスを模索する人はゴマンといるけれど、【長期的展望が必要】で、そうじゃないと花火を数本打ち上げて喜んでいたらそれで終わり、なんてことになるかもね~。

今回のChatGPTの出現も大きなビジネスチャンスだとは思うものの、私はもう若くはないし、元気もないし、実業で頑張る必要もなくて、そしてもう脳みそが時代遅れな自覚があるわけです。(利用者も含めてAIに関係する人たちの頭の回転の良さには驚くばかり 笑)

だから一人のユーザーの趣味としてこれからのAIと付き合っていきたいと思っています。

でもChatGPTで何が変わるかなと考えた時に、一番最初に頭に浮かんだのは【検索の世界が大きく変わるだろう】ということでした。

人によって大きく違うと思いますが、私は「もしネットに検索機能がなかったら私のネット人生は終わる」ぐらいに思っていて(笑)、ネットを使う時間は長いものの、【検索で情報を集める】ことが非常に多いのね。そして検索にはグーグルを使っています。

検索をするとその語句でヒットしたサイトがズラーっと並んで、見出しを見て気になるところを読み漁るわけですが、当然【上位のサイトから見ていく】わけです。検索で出てきたサイトが並ぶ3ページ目、4ページ目までは見ない。

だから世の中のサイト運営者は【検索で上位に並ぶこと】にとんでもない努力をするのね。SEO対策というのがそれ

これは「アフェリエイトで利益を狙うケース」も同じで、検索でヒットして上位に並ばなければ、何よりも大事な「閲覧者の獲得が不可能」となる。当然、「表示回数は少なく、サイト内でのクリック数も少ない」わけで、利益には繋がらない。

そして今、ChatGPTが世に出てきて何が変わるかというと、【検索をせずとも、聞けば直接欲しい答えが返ってくる】ってこと。

検索でヒットしたサイトをいくつもいくつも読む必要はなくて、ChatGPTに質問して、そこからどんどん質問を広げて行くと「欲しい情報がいくらでも出てくる」わけです。これって便利で、時間の短縮になるし、余計なものまで見る必要がなくなる

利用者としては非常に嬉しいと思うのですが、もし私が「アフェリエイトで稼いでいる」あるいは「ブログの閲覧数を増やしたい」としたら、かなり上手くないんじゃないですかね。誰も一つ一つのサイトへ飛んで、その内容を読む必要が無いんですから。少なくとも読む人は減るはず。

これじゃ「表示回数やクリック回数が何よりも大事な場合、命取りになる」ってことじゃないですかね。

今の時代、テレビや印刷媒体での広告費が激減していて、【ネット内広告】が爆発的に増えているのは、その方が効率が良いからなわけで、その恩恵を受けているのが「アフェリエイトで利益を狙う人たち」じゃないんでしょうか。ユーチューブも同じですよね。

私はこの図式が大きく変わると思っています。

またChatGPTを使って【ブログ、ブログ記事を大量生産することが可能】なので、益々競争が激しくなる

今は、「ChatGPTを使えば自動でブログ生成が出来る」と浮足立っている人たちが見受けられるけれど、それがどういう結果をもたらすかまで言及している人は少ないみたい。

これって利用者からしても、ブログを見て情報を得る価値が下がることを意味しているはずなのね。その兆候ってもう何年も前から出ていると私は思っていて、【アフェリエイト目的のブログの内容は面白くないのが多い】からなのね。また「似たようなサイトが増えるだけ」だと思っています。

でも世の中には内容を深掘りしたくない視聴者も多くいて、今はツイッターの時代で【長文が全くダメな人が増えている】とか【読解力が低下している】という専門家も少なくない。でも「簡単に要点だけを書く、読む」というのが常識になっている。

でもそれはそれで全く構わないわけで、スピードが重要な今の時代、パッと読んでパッと要点だけわかればOKという時代でもある。

だとすれば、「要点を一瞬に表示するChatGPTに任せば用は足りてしまう」ことを意味していて、上辺だけの情報の羅列である「アフェリエイト目的のブログ」は淘汰されていくし、ChatGPTに聞いたほうが早くて要点がわかるし、なおかつChatGPTはそこからどんどん深掘りも出来て、【利用者自らがネットサーフィンをする必要が減る】ことを意味している。

最近、今まで稼いでいたユーチューバーが稼げなくなってきたと嘆いていますが、同じことがSNSの世界でも起きて、それが急速に広がると思っています。

面白くもない、興味もわかない、似たような内容のコンテンツがどんどん増えても意味がないですもんね。

これすなわち、二分化がはっきりしてくるということだと私は思っていて、ユーチューブもブログも「もう終わり」なのじゃなくて【個性が重視される】という当たり前の姿に戻っていくような気がしています。ただ「情報発信が主目的なサイト」は競争が激化し、【ChatGPTに聞けば良いじゃないか】となる。

このブログは【ブログ村のマレーシア情報】に登録されていますが、【上位にランクされているブログは全て個性がある】のがわかります。単なる情報発信のブログが上位に来ることはないのね。

その個性がもっと重要になる時代が来ると私は思っていて、例えば「旅行記」にしても「食べログ」にしても、【その主が何を感じたのか】【その主の個性が見つけたちょっと変わったこと】を知りたいのね。どこにどんな観光名所があるとか、どの店にはどんな料理があって価格はいくらだとか、そういう通り一遍の情報に満足する読者は少ないはずで、「小さな植物園に行ったら、花好きにはたまらない、とんでもなく珍しい花が大量にあった」「海辺のレストランから見た夕日は自分の人生で一番キレイだと思った」とか、「シェフもスタッブも半端なく良い感じだった」とか「XXXXは他店と違う味付けで、これが本物だと思った」とか、普通は書かれない「マイナス点」とか。私たちは、そういう特別なことを知りたいんじゃないですかね。

私は食べログを読むのも好きなんですが、やっぱり「自分と趣向が似ている人」とか「この人の評価は信用できる」と思う人の食べログを重視していて、あれもこれも美味しいね~みたいな感じの食べログは「店の存在を知るため」だけに見ています。で、気になる店があれば、【自分が信用している人がその店の食べログを書いているかどうかのチェック】をします。ま、我が家はそもそも外食が少ない家だから、そういうのを読んでも意味がないと言えばその通り。でも中には「デリバリ」で食べられて美味しいこともあるので、チェックを止めるわけにはいかず。

またブログ村の上位のブログを見ていると、ブログ主の個性が見えてきて、【友人感覚】が生まれてくる。会ったこともないのに、その主の言動そのものに興味が出てきて、友人関係とか、その友人の情報さえも楽しみになってくるから面白いと思います。食べログも同じで、「美味しかった」なんて良いことばかり書かれているブログは【印刷媒体の提灯記事】【食べログライターのレポート】と同じで、読んでる方は「本当かよ?広告費もらってるんだよね?」なんて思いながら読むし、【その手の記事をもっとたくさん読みたい】なんて気は起こらないのね。でも「新しい店ができたらしい」のはわかるから、需要がなくなることはないにしても、【表面的な情報発信はつまらない】だけ。

私みたいな「自分の記録」としてブログを書いているケースは、世の中がどう変化しても全く関係ないけれど、「アフェリエイト目的」「情報発信目的」のブログの競争は激化して、そこから利益を出すのはかなり難しくなると思っています。これってユーチューブが先行していて、人気ユーチューバーがどんな対策を立てているのかが参考になると思う。

ただ、「アフェリエイト目的」の場合は、特定の商品やサービスに関して細かいことを書くし、それが【広告主と利益は一致する】わけで、それに広告を掲載するグーグルが乗って、【三者とも利益があった】のは間違いがない。

ところがユーチューブの【企業案件】と呼ばれる動画を見ると、やっぱり【良いことしか言わない】のがわかるし、私としては面白いと思ったことって殆どない。これってブログの「アフェリエイトで儲けるつもり」のケースと同じ。

でもChatGPTのようなAIが出現し、「検索が減り」「ブログの表示数が減る」とこのビジネスモデルは崩壊する

だから「検索市場の覇者であるグーグルはAIを使うのをためらっていた」のだと思います。検索を通してガッポリ儲けが出ているのに、そのビジネスモデルを壊すようなことをグーグル自らするわけがない。

ChatGPTはマイクソフトの資本が入っていますが、なんと元の技術はグーグルが持っていた技術

そしてマイクロソフトとしては「検索市場ではグーグルに全く歯が立たない」ことから、ChatGPTをマイクロソフトの検索機能である「BING」に搭載してもマイクロソフトとしては損がない。それどころかグーグル検索が独壇場の市場を脅かすことができる。(マイクロソフトは自社製品、例えばOfficeにもAIの搭載を始めた)

これに慌てたのがグーグルで、社内で「レッドアラート」が出たらしいじゃないですか。

そして、自らもグーグル検索にAIを搭載すると発表した。「Bard」という。

これで検索市場は、会話形AIを搭載したBingとBardの戦いになるはずですが、私は、私達ユーザーとしては良いと思っています。Bingは会話形AIを使えるのと同じ様に、今まで通りの「検索結果」も表示されますし、AIが出した答えの「引用元もわかって、従来どおりクリック一つで飛べる」のも良い。(ChatGPTをその様に使うことも可能)

でも多くの場合は、会話形AIが出す答えで足りてしまうんじゃないかなぁ。それぞれのサイトに飛ぶ必要もなく、その答えからどんどん先に深掘りも可能なんですから。

ということは「アフェリエイト目的のブログ」「単なる情報発信のサイト」に取っては【冬の時代に突入した】ってことじゃないかと。(そういえば、最近ブログ村のマレーシア情報の全体的な閲覧数は激減してますね)

でも会話形AIは「ネット内の情報を参照している」わけで、ブログそのものや情報提供が減ってしまうと、会話形AIも役に立たないことになる。

私にはどんな風になっていくのか想像さえも出来ませんが、【大きな変化が来るのは間違いがない】と思っています。

楽しみ~~~~~~~~~~。

でも「たまたま検索で出てきたサイト」で、【この主は面白いな~】と思って更新を楽しみしているサイトも少なくなくて、そういう「出会い」が減ってしまうのはうまくないと思ったり。検索頻度が下がれば、どうしたってそういう出会いも減るはずだから。

情報収集にしても、単にネットの中からランダムに拾うだけではなくて、私は「自分が気になる発信者の目線での情報を知りたい」ことが多く、それは検索ではなくてはその発信者の発信をフォローすることで足りるにしても、そもそもどうやって自分の気になる人と出会えたかといえば、それは「検索だった」わけです。

また私は「自分が考えもしなかったこと」「私とは違う視点」を非常に重視していて、それらは「自分では気がついていないこと」だから【検索しても出てこない】のね。いや、検索のしようがなくて、だから「偶然にまかせる」しかないのだけれど、ChatGPTがそういう「偶然」を作ってくれるのかが気になっています。ま、それも「質問の仕方」で変わるとは思うわけですが、【検索をして無駄な情報を読むからこそ、視野が広がり新たな発見がある】のは間違いがないのね。

でも内容的に個性もなければ一般的過ぎるものは、ChatGPTに勝つことは出来ないわけで、淘汰されていくのだろうと思っています。

とりあえずは、「会話形AIにどんな質問をするか」が重要になってきて、それはPrompt Engineeringと呼ばれる技術でもある。そこのところをボケた頭もフル回転して使えるようになりたいと思っています。

AIは凄い。ChatGPTも凄い。それでも今はまだスタートしたばかりじゃないんですかね。この1,2年だけでもびっくりするほど進化するんじゃなかろうか。今の時点でも「数週間単位で新たなものが出てきている」感じがしています。

仕事でAIを使えないと大きな差がつけられそうですね~~~。特にマイクロソフトのOfficeを使う企業や個人は多く、新しく出てくる【Copilot】というOfficeを横断して使えるAIを使いこなすか、使いこなせないかで仕事の効率、社内での評価も大きな違いがでるはず。パソコンを使える、使えないみたいな。

私としては、「秘書」「相談相手」みたいなことをAIがやってくれたら嬉しいな。そしていつの日か、AI搭載のヒューマノイド型のロボットが早く出てきて欲しい。掃除も洗濯も片付けも料理も買い物もしてくれて、仕事の手伝い、運動の補助、散歩のお供、話し相手も。ついでに投資やトレードもやってくれて、稼いでくれたら良いなぁ。生活費を稼ぐレベルなら可能かもしれない。

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