また「ドル売り介入」があったみたいですね。凄い動きでこんなの過去に見たこと無い。

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またドル売り介入があったようですね。

10月17日19時13分頃。

USD/JPY 1分足

下がったと思ったらすぐに上がりましたが、このスピードが早い。

ということで1秒足で見てみます。

ドスンと下げて、6秒後には上昇に転じています。そしてその後、13秒後には高値を付けている。なんなんですかこの買い方の勢いは。

またチャートをよく見ると、高値を付けたと3秒後にまたドスンと下げていますね。ながーーい下ヒゲがあるのを見過ごすところでした。

ところがそれは「1秒以内に下げてまた戻した」動き。

こんなのありですか?

これってデータがミスってませんかね。Oandaのチャートですが。

CMEの先物を見てみましょうか。

これはJapanese Yen Futures で「6J1」という先物ですが、チャートが上下逆ですね。FXでいうUSD/JPYではなくて「JPY/USD」だと考えてください。

このチャートでは1秒以内に急落して急騰したバーはないですね。ということはOANDAのチャートのデータに問題があったんですかね。

今回は動いた値幅は前回ほどではありませんでしたが、スピードの速さが異常だと思いました。始まってから終わるまで【20秒間の攻防戦】ですものね。

ま、それはおいといて、デイトレーダーから見た興味がある点ですが、この時間帯に参戦していたら取れる下げかもしれないってこと。なぜなら、ドスンと下げる前に「下げトレンドに入った」のが見えているから。これに乗ってShortしたトレーダーは、約定した瞬間にドカンと下げて、大ボーナスになったかもしれない。でも「やった~」なんて喜んでいる内に、値は戻って、前以上に高くなりましたから、「良い夢を見せてもらいました」で終わりかも。

だから出撃する時には「利確(T/P)と損切り(S/L)の注文を両方出しておかないと駄目」なんですね。でもまさかここまで下がるなんて想像できないから、T/Pを入れてあっても大きな値幅は取れないかもね。もし「トレーリングストップ」だったら取れているかも。

わかりますかね。トレンドフォロータイプのデイトレーダーなら、下げが来る前に「Short」で入っている可能性がある。少なくとも「Long」ってことはない。

ま、そんな話はタラレバでしかありませんが、円相場を取り巻く環境としては、アメリカの利上げ傾向から【ドルは上がる】と見るのが妥当で、だからこそジワジワ上げてきていたわけですが、【上がればまた介入が入る】のは見えていますから、普通のデイトレーダーなら「Longで入ることはない」と思うなぁ。でも150円以下なら「介入は入らない」という読みはあるかもですね。

でも私ならそんな恐怖はまっぴらごめんで、「この位置から150円を超える事があっても【下げ波動だけ取る】」という考えを持つのが妥当だと思います。でもま、それも「交通事故狙い」みたいなもんで、一般的なデイトレーダーなら近寄らないんじゃないかなぁ。

しかし、介入後の動きも面白いですね。

また介入が入るかもしれないから「上げ波動」を取りに行くのは怖いけれど、下げ波動なら「安心してShortできる」んじゃないですかね。

でもそれもまた結果論で、「急激な下げに対して買い上がった勢力の強さもやる気も凄いものがある」わけで、太平洋戦争前に日本がABCD包囲網に囲まれて身動きできなかったのと同じ状態のように感じます。

「触らぬ神に祟り無し」ってことでしょう。

言えることは「政府日銀が為替介入をしても全く効かない」ということで、【介入すれば、それは買い方に安く買うチャンスを与えるだけ】なのがはっきりしましたね。ま、それは前回も同じだったわけですが。

では「介入しない」としたらどうなるのか。151円、152円と上がっていくのかな。でも買い上がる方も凄い度胸ですね。介入、やれるものならやってみろみたいな動き。ドルはまだ上がると考える勢力は「大軍団で資金も半端じゃない」ってことなんでしょうね。

でも彼らはドル高で儲けようとしているのではなくて、「大量の日本国債をショートしている」のに間違いがないと思います。つまりいつか日本が利上げに動くと見ているわけで、この容赦ないドルを買い上げる動きは、「早く利上げをしろ」と銃を突きつけられているのと同じ状態だと私は理解しています。

今まで過去においても「日本の国債は暴落するはずだ」と読むビッグプレイヤーはいて、日本国債を売るのに特化したファンドも立ち上がったくらい。でも彼らは惨敗で、日本は利上げをすることはなかった。間違いのない「日本の勝利」というか「防衛成功」でしたね。

でも今回は、容赦なく日本を脅かしていると感じます。今度こそ、国債の下げで莫大な利益をあげようという強い意志を感じます。

また今現在、アメリカでは国債が暴落して大騒ぎになっていますから、そして世界中、様子がおかしいのは間違いがなくて、「その連鎖として日本国債は下げる」と読んで、追い打ちをかけるように「ドルを買い上がって日本の当局を困らせる」ことを連発するんじゃないかなぁ。政府日銀としては「ドル高を見逃すわけにもいかない」わけで、これ以上ドルが高くなったら間違いなく日本国民は大騒ぎする。ましてや介入もしないとなれば、文句たらたらじゃないですかね。前回の介入時も「遅すぎる」という批判が出ていましたし、そんな批判や不満が累積したら【選挙を控えている岸田さん】にしてみれば、やっぱり「介入するしか無い」んじゃないかな。

でも金利を上げるのはまずしないと思います。インフレが起きてはいるけれど、GDPデフレーターを見ると「日本はデフレの入り口にいる」のがわかりますものね。

輸入品やエネルギーの値上がりで国民はこまっているけれど、「本当にインフレか?」というと答えは「ノー」だと思います。だから私は、まだまだ「利上げはしないだろう」と読んでいます。利上げをしたらアメリカの二の舞いになるのもはっきりしているんじゃないですかね。

世界中が政治的にも経済的にも追い込まれている感じを受けます。

戦争はそういう時に起きる。これが歴史が出す答えのような気がしています。

世界が平和でありますように・・・・・・。

-----(追記)-----
 

今の環境は変わらないとすれば、「常に147.50~148.50あたりに何段階かにわけて「買いの指値注文」を出しておくなんてのも「お小遣い稼ぎ」になるかもですね。

私はやるか?

やりません。(^_^)v

 

 

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