ウクライナ戦争を見ていて感じる「将来の戦争」

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皆さんはウクライナ戦争の行方を注視していますか?

私は結構細かく見ていまして、どの地方のどの戦線でどういう戦いが繰り広げられているのかまで見ています。

この手の動画がかなり出ていますので、そういうのを毎日見ています。

ただし、この手の動画のほとんどが「ウクライナ応援団」で、【情報が偏っている】のは間違いがなくて、それでもこれらを見ていると「何が起きているのか」はわかる。

これからどうなるのかは横に置いといて、常に感じることは「ドローンが重要である」ということ。

これにもこの2年間に大きな変化があって、まずは「ドローンで偵察する」ところから始まって、「ドローンによる攻撃」が始まり、これがどんどん進化しているのね。

最初の頃はドローンで「手榴弾のような小型の爆発物を投下する」のが主流で、それでも戦車や戦闘車両、そして歩兵に多大な損害を与えることが出来ていた。そしてドローンも大型になってきて、「威力の高い爆発物を投下する」様になってきた。だから前は「一発で戦車を破壊することは不可能だった」のが、一発で破壊できるようにもなってきたし、複数の歩兵を攻撃したり、隠れている家屋や陣地そのものを破壊するようになってきた。

ウクライナもロシアも「ドローンの有用性」に気がついてどんどん増産し、今では空には常にドローンが飛んでいて、「軍隊が何をしようとしているのかは丸見え」になって、「攻撃も思うようにできない」状態で、双方ともに「十分な火力がない」のも相まって「膠着状態になる」事が増えている。

私が気になったのは「神風方式(自爆)が増えてきた」ことで、上から爆発物を投下するのではなくて、「ドローンがそのまま直撃する」ことが増えたこと。これって多くのドローンが必要になるけれど、「効果は甚大」でそれが出来る体制をどんどん作っているのね。

そんな時、ウクライナが「100万機作る」みたいな情報が出てきて、その数に驚きました。そもそも兵隊だって100万人もいないのに。

これが何を意味するかと言うと、「一台のドローンで一人の兵隊をやっつける」ことができるってこと。

最近の現場の映像を見ると、前なら「手榴弾を投下した」のに、今は「速攻で体当たりし自爆する」映像が増えてきた。

これだと「狙われたらほぼアウト」なわけで、「ドローンに見つかったらアウト」でもあって、常に攻撃用のドローンと、もっと上空から偵察し状況を把握する「偵察用ドローン」が対になって飛び回っている。

こういう戦争ってかつてはあり得なかったわけで、今、ウクライナでは今までとは全く違う戦争になっていると感じます。

またそれとは別に「大型のドローン」「海上用のドローン」も多く使われて、船舶を撃沈したり、ロシアの内部の重要施設や航空機、ミサイル発射基地、防衛施設もドローンで破壊されることがどんどん広がっている。

とにかく「ドローンの重要性が大きい」のははっきりしていて、これからの戦争は「ドローンが主体となる」のは間違いがない。

もしもウクライナが100万台の「攻撃用小型ドローン」を配備しただけで、戦場は今以上に変わってくるはずで、「兵隊一人に対して、ドローン1機を使う」ことになれば、それこそ「偵察隊でさえも見つかれば簡単に殺される」様になる。

これはロシアも同じで、ドローンの増産を急いでいる。

そもそも手榴弾や対人地雷にしても恐ろしいと思うのは、「敵を殺さなくても良い」どころか「負傷させるのが大きな目的」で、怪我人が出ただけでその兵士を放置することは出来ず、一人の兵士を怪我させれば、少なくとももう一人二人の戦力を削ぐことが出来る。もし怪我ではなくて「死亡」すれば、その場に放置して先に進むことは可能でも怪我人を放置することは出来ない。

昔の武道にも興味がある私ですが、刀や槍で戦う時に、「一撃必殺」に興味を持つけれど、実は(剣道でいう)「小手」、つまり手や指を狙うのを優先する戦法もあるのを知って「へー」と思ったことがあります。手足を狙うのは一撃必殺とはならないけれど、例えば「手は一番前に出ている体の部位」なわけで、狙いやすいと言えばその通りで、「指を切り落とすことが出来たら勝ちと同じ」なんですね。相手は「武器を持つことができなくなる」わけですから。

これと同じ考え方が現代の戦争にもあるわけで、手榴弾や対人地雷は似たような発想で作られている。ケガをさせることができれば目標達成となる。

つまりドローンも同じで、超小型のドローンでもケガをさせれば戦闘能力を奪うことが可能で、そしてその兵士を仲間は放置できないことから、「ケガをさせれば十分」となる。

軍事用の超小型ドローンはもうかなり前に開発され、今では各国の軍隊が実際に使っている。

でもこれらは「偵察用ドローン」。

ところが時代の流れで、「ドローンを安価に大量生産できる」ことと「性能も格段に上がっている」、そしてこの大きさの「自爆ドローンも簡単に作れる」ようになっている。

また1000機以上のドローンを一度に飛ばして制御する技術はもうすでに広まっていて、こういうアトラクションも各地で開かれている。

当然、その技術は「軍事」にも使われていて、中国ではそれが進んでいると言われる。

こういう大量のドローンに爆薬が搭載されていて、それぞれが個別攻撃をするとしたら、どんな戦争になるのか想像するのは難しくないし、その研究をしない軍隊がいたとしたら「バカ」かもしれない。

当然、大量に飛来するドローンを無力化する研究もなされていて、それは日本の自衛隊でも同じだけれど、まさにこの技術は「追いかけっこ状態」なのではあるまいか。

ロボット技術、AI技術の進化は凄く、それとドローンが合体して「軍事に使われる」としたら、一体何が起きるのか。

もうウクライナは「その実験場として機能している」とも言われていて、これからの戦争は今までとは全く違う様相になるのは簡単に想像できますね。

今は「まずは偵察用」として開発が進んでいるのはわかりますが、必ず「攻撃型」の超小型ドローンが出来るのは時間の問題でしょう。というかすでに「実戦配備、間近」なのかもしれない。

こんなのが何百と飛来する時代はすぐ来るのかもしれない。

ま、飛行可能距離の問題があるにしろ、至近距離の戦いで小型のドローンを大量に投入されたら、その攻撃から逃れられるのだろうか。殺傷能力が低くても怪我人が増えればそこで勝敗は決まる。

また「単体のドローン」でも、家屋や陣地の中に隠れた敵を追いかけて、小さな隙間からその中に侵入し、「自爆して敵を殺傷する」のはウクライナでは多く行われていて、「見つかったらアウト」な戦いになっている。

そしてつい最近、空を飛ぶドローンではなくて、「地上走破型のドローン」もウクライナで使われだした様子。

また機銃を装備した「空を飛ぶドローン」もあるし、そのうち、ヒューマノイド型の戦うロボットも出てくるんでしょう。この10年もしない内に、世界の戦争は大きく変わると思う。

今現在、ウクライナではどんな戦闘が行われているのか、ドローンがどう使われているのかがわかる映像。ユーチューブでもこの手の映像は多く投稿されていて、ユーチューブでは削除されるような「悲惨な映像」もネットの中には多くある。

 

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