日本はあの戦争で「何をした」のか。アメリカのGHQのメンバー、アジアの要人たちの言葉からそれを探る

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日本に「原爆が落とされる」という世界の歴史上初めての「違法である民間人の大量殺戮」が行われたこの時期、核はどうあるべきか、そしてあの戦争は何だったのかを考える癖が私についています。

これは「視点によってまるで違う」し、「歴史は勝者が作る」ことからも、なかなか真実は見えてこないと思っています。

でも日本を美化するつもりは私には全く無くて、しかし「悪いのは日本」という決めつけも無理があると思っていて、とりあえず「様々な見方を知る」ことは重要だと思うところで止めるようにしています。

今回、戦後日本を統治したGHQのメンバーの書籍があったのを知りました。彼女は当時、日本を、そしてあの戦争を【冷静に見ていた】のがわかる。その書籍は終戦後3年の1948年(昭和23年)に出版されていたというのも驚きで、でもそれを日本で出版するのは当時のトップだったマッカーサーが許さなかったと。とは言いつつ、そのマッカーサーも後年、「日本の戦いは防衛のためであった」(という意味のことを)とアメリカ議会で証言している。

本当に日本は「侵略国家」だったのか。

私は「違う」と思っているのですが、「大義名分を前面に出して侵略ともいえることもした」のも間違いがないと思っています。これは当初は「日本の提唱する大東亜共栄圏構想」に賛同していたマレーシアも、後に「このままでは日本に銃口を向けなければならないようになる」と警告していたという事実もあるし、他の国々もみなそれぞれ日本に対する見方がちがう。

そして【南京虐殺もあった】というのが私の考え方で、でもその内容は中国や日本の左翼が喧伝する内容とは違っていて、ある特定の数部隊が秘密裏に起こした【幕府山事件】は捕虜の大量殺戮、虐殺以外の何物でもないと確信しています。

ある動画を紹介したいのですが、その内容は、日本が戦後連合軍の占領下にあった頃のGHQのメンバーだった「ヘレン・ミラーズ」という女性の書籍の内容と共に、私達がよく知るマレーシアの首相だったマハティール氏の発言も紹介されている。

マハティール 「アジアの日本人が、到底打ち負かすことの出来ないと私達が思っていたイギリスの植民地支配者を打ちのめした。私の心の中にアジア人としての自信が次第に芽生えてきた。マレー人だって日本人のように決心すれば自分の意志で何でも出来るはずだ」

この言葉の意味は大きく深いと思うし、当時、アジアで植民地化されていなかったのは「日本とタイだけだった」ことを忘れてはならないし、そもそも「歴史的に欧米は何をしてきたのか」ってこと。

彼らこそが「侵略者」であり、その侵略者を追い出そうとした日本が「侵略者の烙印」を押されている。でも難しいのは「日本が新たな侵略者になった側面もある」ということだと思う。独立させる約束をしながら、「独立させずに利用し続けた」ところもあるし、独立しても「傀儡政権としか言いようがない独立国」もあった。日本とは非常に仲の良い台湾でも「豚が去って犬が来た」と言われた時代もあった。

これは朝鮮の併合にも同じことが言えて、「望まれた併合だ」「世界が認めた併合だ」「併合したから朝鮮は発展した」と真顔で言う人達は多いけれど、もし日本が他国に併合され、「日本という国そのものが消滅する」となれば、私はその恨みは一生消えないし、「恨み1000年」どころじゃなく、「併合したから発展した?偉そうなことを言うな、馬鹿野郎」と思う。とは言うものの、当時の混乱し続ける朝鮮の状態、世界情勢を考えれば「東アジアを安定させるために併合せざるを得なかった」のも理解できる。でも心情的には「併合するべきではなかった」と思うし、福沢諭吉が書いたとされる「脱亜論」もその通りだと思う。

マレーシアに住んでいる今、あの戦争に関してのローカルの人達の話を聞く機会が何度かありましたが、当然、「中華系のマレーシア人」は日本をクソミソに言う。でもマレー系マレーシア人はちょっとニュアンスが違うことを言うのね。

でもマレーシアの戦後の教育では当然、「日本は侵略者」と教育され、マレーシアのテレビで「ペナン陥落」というドキュメンタリー番組を見た時には、「戦勝国側の見方しかしていない」のに私は残念だと感じたこともありました。日本軍は「マレーシアの植民地からの開放を手伝った」のではなくて、「イギリスの下で平和に暮らしていたマレーシアに侵略してきた」という筋書き。日本軍がマレーシアに上陸し、南下しながらイギリス軍を蹴散らしたのを歓声と共に迎い入れたマレーシア人のことには一切触れられていない。

でもま、それは当たり前といえば当たり前で、「日本にも一理ある」なんて言い方をすれば、それは「歴史修正主義者」と烙印を押され、表舞台からは消されることになる。そういう押し付けが一番酷かったのは、まさに日本で、政治の世界からメディア、教育の場にも「GHQ、マッカーサーの意向」が重視され、日本は「日本悪玉論」に支配され、人道主義者、平和主義者の様に見える共産主義者たちの手によって未だにそれが引き継いで行われているのは残念なところ。でも近年、そこに変化が起きているのも確か。

今の若者は、ちょっと昔までは自衛隊は馬鹿にされ、毛嫌いされ、そして一般国民の中でも「国益」という言葉さえ使えなかったのをご存知だろうか。国益なんていうと、国粋主義者、右翼のレッテルを貼られる時代が長く続いた。でもその流れは今も続いていると私は思っていて、岸田政権を見ると「国際貢献のみが日本がやるべきこと」と考えているフシがあるのを感じる。日本には「日本を中心に考えてはならない」という闇が存在しているようにも思う。まさにそういう日本にしようと思ったGHQマッカーサーの亡霊にいまだに取り憑かれたままなのかもしれない。彼のWGIP(War Guilt Information Program)は未だに効いていると思う。きっと日本は未来永劫、世界に対して懺悔をし続けるのかもしれない。GHQが短期間、少人数で作り上げ、そして日本に押し付けた日本国憲法も変えられないのはそれが理由だと思う。

日本国憲法の問題点をここで話すつもりもありませんが、興味がなくてもまず憲法の「前文」だけでも読んでみるのは良いと思う。「え?嘘だろ?」と思うようなことが書かれている。

ちょっとその部分だけ抜粋しましょうか。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配
する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する
諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保
持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷
従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている
国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われ
らは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平
和のうちに生存する権利を有することを確認する。

私にはこの前文は「戦争に負けた国の反省文」にしか思えないんですよ。リアリズムの欠如でもある。せめて「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努め、それに反するいかなる国家、組織には断固たる態度を取る」と明言して欲しかった。それが私は「日本らしさ」だと思うから。そしてそれが「国家の意思」だと思うから。

いやいや、私こそリアリズムが欠如している理想主義者なのかもね。(笑)

「戦争をしない」のも理想論としては素晴らしいと思うけれど、それは「家に入ってきた強盗に食事とお風呂を振る舞う」「イジメを見ても知らん顔する」「文句は言わず、遺憾の意だけは表明する」という裏の部分を無視してはならないと思っています。そして今、日本がやっていることは「そのもの」だと私は感じています。【臭いものは蓋をして平和のフリをしている】ってこと。

下に紹介する動画が全て真実かどうかは横に置いといても、多くの若者に見てもらいたいと思いました。少なくとも、「こういう見方もある」のは間違いがないのだから。

そして理屈抜きに、私が見ていると涙が出てくるほど大好きで感動する動画も最後に載せておきます。

 

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