やっぱり自民党総裁選は気になります。それで日本の将来が決まると思うから。
私は「高市氏推し」ですが、それは【政策重視】でそう思うのであって、また私には彼女は「国のために自らを捧げられる人」、つまり【国士】に見えるから。
でも政治世界の内情を知っているジャーナリストや専門家は「目線が違う」事をいう。
総裁を選ぶのは「自民党議員と自民党員」なわけですが、内側では「人間関係」とか「性格」とか、そんなのが重視される世界なのがわかる。それの一番の例が「石破氏」であって、なぜか国民受けは良いけれど「政治家の中ではすこぶる評判が悪い」のね。そして安倍元首相も石破氏を毛嫌いしていたのは前から聞こえていた。それは河野氏、茂木氏も同じ。そして高市氏もそうらしい。
あの世界って【仲間内】で「面倒見が良いか」「協力してくれるか」「言うことを聞いてくれるか」「助けてくれるか」「裏切らないか」「嘘をつかないか」「金に汚くないか」などの判断基準があって、そして一番大事なのは【誰にくっついて行けば自分に利益があるか】だと言われる世界。政策なんて二の次な世界。
そして自民党員は「自分が党員であることさえ知らない党員も多い（名前貸し）」とのこと。それは「組織ぐるみで党員になっている」ケースが多く、そして問題は「選挙は上からの指示、しがらみで動く」党員が多いと。
そういう意味で興味があるのは「青山参議院議員」で、彼は全国区でバックに組織もない、後援会もない、寄付も受けない、パーティもしないという意味では「日本で唯一人の国会議員」かもしれない。でも彼の人気は凄くて「選挙での得票数も多い」「３年連続党員確保のトップ」なのね。
でもそういうしがらみがないということは「自由」なわけだけれど、それは「彼をコントロールできない」ことを意味していて、政界の大御所、キーマンは彼を嫌う。となればメディアも彼を無視するし、結構、彼は良い仕事をしていると思うけれど、彼の名前は全く出てこない。それどころか今回の総裁選に出馬表明しているのに、「候補者リストに彼の名前は出てこない」のね。このエントリーのアイキャッチ画像は「候補者リスト」ですが、そこに青山議員の写真もない。
参議院選挙では得票数も多く、自民党員確保は３年連続でトップだとしても、彼は邪魔者扱いされるのが政治の世界。
それは高市議員も似てるところがあるようで、国民、特にコアな保守層に人気はあっても、彼女を嫌う政治家は多いそう。それは今回の総裁選の序盤から見えていて、「高市おろし」は大きな動きになっていた。そして彼女の推薦人になると言われていた議員も「決して少なくない数の議員が引き剥がされた」なんて情報もあった。
ここでもわかることは「政策なんか関係がない」ってところ。
これは国民も同じで、石破が良い、河野が良い、いやいや進次郎でしょうなんてまるで芸能界の人気投票みたい。そしてそこに登場したのがコバホーク小林で、これも大きなバックが着いて「華々しくデビューさせた」印象があります。でも彼の後ろには財務省や読売新聞が着いているのは多くの情報として出ている。それが正しければ、私にしてみれば岸田という大狸のあとにコバホークという子狸が出てきただけに思える。同じ穴のムジナというべきか。
ここにも「政策なんか関係ない」のがわかる。というか、「日本を牛耳っているのは誰か」というところがポイントで、その人物や勢力に寄り添う議員しか総裁にはなれないということなんでしょうね。でも当然「国民に人気があるかどうか」が最重要ポイントで、そこで言われるのが「若さ」であり「女性である」ということ。
この「国民の人気」がやっぱり重要で、総裁選に勝てても「次の総選挙で負けるようじゃ困る」わけで、それを見ながら権力者は動くし、「自分の選挙が何よりも心配な議員たち」はそれらを重視して動く。
ここでも「政策なんか関係ない」のが見える。
政治家も権力者も国民も「自分の利益を考えながら動く」のがはっきり見える。ま、それは当たり前といえば当たり前なんだけれど、そこに私は「国家観の欠如」を感じるわけです。「国のために自らの身を捧げる」という意欲がある政治家、国士が私は好きで、それはたとえ理念も違う、理想も違うことがあっても「日本、日本国民のため」という考え方で共通点があるのであれば、どうにかに良い方向に動くと思うのだけれど、「国士？国のために身を捧げる？あはは、そんなの関係ないね」というのが今の政治の世界に見えるわけです。
でも希望はあるし、捨てない。
高市氏を推す力は決して弱くないのがそれを表しているし、国民が動けば、権力者も動かざるを得ないし、多くの議員もそれにつられて動く。既得権益を手放したくない勢力もその動きには逆らえない。
私は青山議員が総裁に適しているかとなれば思うところがいろいろあるのだけれど、彼を推す国民は決して少なくないし、３年連続自民党員確保数トップというのがどういう形で見えるようになるのかが楽しみです。彼の立候補は無視され、彼も「推薦人剥がし」に合っているみたいですが、彼が起こすムーブメントがどの程度のものか見てみたい。
最終的に候補者は数人に絞られるはずで、青山議員がその中に入れるとは私は思っていないのだけれど、その時に彼と彼の支援者が「誰を推すか」となれば、近いのはやっぱり「高市氏」だと思うわけで、今の動きだと「麻生勢力が負けている」様に見えるけれど、麻生氏が「高市推し」に転じる可能性もまだあるんじゃないかと思っています。となれば、高市総裁の可能性も出てくる。
高橋洋一教授の見立ても興味深い。
そして意外だったのがこの御三方＋深田萌絵の見方。彼らはコア保守層だと思うのだけれど、「高市？絶対駄目」という。彼らは政治の世界にいるわけではないけれど、「近いところから見ている」とああいう見方になる様子。
ここでもわかることは「政策なんか関係ない」という点。【力関係のみ】で決まるんでしょうね。残念です。でも理想論ばかり言ってもしょうがなくて、清濁併せ呑んで、その中で勝ち抜いていかなくてはリーダーになれないのは国民も同じなんでしょうね。そんなことを考えると、極左の連中の言動が過激で暴力も逆差別さえも容認するというのもわかるような気がします。数で劣勢ならば「何でもあり」としなければ出る幕がないんですから。でも「勝ち組」も何でもありで地位と既得利益を守ろうとするように見える。
さてさて、「勝ち組の中の負け組」である高市氏が頭角を現す日がくるのかどうか。
おっと、青山議員が「総裁選は財務省支配」という動画をだした。私にもそう見えます。コバホーク小林鷹之議員も「岸田政権を継承する」なんてシャーシャーと言ってるし。それって「緊縮財政、増税路線」しかないじゃないですか。でも【そういうふうには見えないようにやっている】から恐ろしいと思う。日本は技術的にもまだまだ世界に勝てるし将来性はあると思うのだけれど、それは政治家や官僚、そして外資に「今まで通り」食われていって、私には今後、日本人が豊かになるとは思えない。