日本の「自民党総裁選」、アメリカの「大統領戦」を見ていると【強い個性はいらない時代】になったような気がする

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

日本の自民党総裁選が近くなり、大きな興味を持って動きを見ています。それはアメリカも同じで、一体誰が大統領になるのかで世界は大きく変わる、影響を受けるので、私はどちらかというとアメリカの方が気になるくらい。

でも日本もアメリカも見ていて思うのは、「強いリーダーシップを望む時代ではなくなった」のが【はっきり見える】ような気がするんですよ。

日本の自民党総裁選は「バックに誰が着いているのか」が焦点で、結果的には「菅さんが勝つ」のか、麻生さんが巻き返すのか。今は菅陣営が優勢で、このまま行けば「進次郎総裁の誕生」になるように見えますが、麻生さんがそれを放っておくようにも思えず。となれば「高市早苗氏」を推すしか手立ては無いように見えるし、高市氏の人気も半端じゃないですし、「総裁選後の総選挙が重要」ですよね。それで自民党が負けるような、あるいは負けることはないにしろ「大きく議員数を減らす」ことになれば、「総裁を選ぶ基準」も変えないとならない。

どちらにしても「誰が後ろで実権を握るのか」「国会議員が次の選挙で勝てるのか」が焦点であって、【日本の将来なんか関係ない】ような動きに見える。

それが顕著なのは「メディアの青山議員の扱い」にも見える。彼は昨年から「総裁選に立候補する」と表明しているのに、【いない人と同じ扱い】を受けているのね。メディアに出てくる「総裁選候補」は11人で、その中に青山議員の名前さえない。

ま、当選確率とか、彼は衆議院議員ではなくて参議院議員であることに問題があると主張する人もいるけれど、それを判断するのは、私は国民だと思うのね。決して大御所や他の国会議員、ましてやメディアが判断するべきことじゃない。

そして総裁選に出馬するには20人の推薦人が必要だけれど、「敵対する候補」の推薦人剥がしが大々的に行われてきたのははっきり見えた。酷いのは岸田氏で、彼は立候補しないと決めたけれど、その前から「高市氏の足を引っ張ること」を続けていたのは明白で、【推薦人剥がし】をしていた。でも自分の推薦人になるであろう議員は温存した。でもそれでも勝てないと悟って、不出馬の表明をしたんじゃないですかね。

ま、自民党総裁選は自民党内部の話で、「なんでもありの権力闘争」が行わるわけだけれど、そんなのを見ている国民は「何のためにそれをするのか」って思うはず。

誰が総理になるかで日本は大きく変わるとなれば、それぞれの勢力は死にものぐるいで戦うのはわかるけれど、今の動きを見ると、【誰がなっても同じ】というのが前提で、大事なのは「総理を誰が後ろからコントロールするのか」ということと、「日本の舵取り、細かいことは専門家、官僚に任せれば良い」というのが見え隠れする。

だから一番彼らが嫌がるのは青山議員で、彼にはバックとなる組織も後援会も何も無い。寄付金さえ受け取らない。つまり、彼は常に「自由」なわけで、しがらみがないということは「誰も彼をコントロールできない」ことを意味する。これは「大きな組織の中でそれぞれの勢力が調整しながら日本を運営してきた人達」にしたら【危険人物でしか無い】ってことなんだろうと思う。

それは青山議員に限らず、【将来のビジョンをはっきり持っていて、それを押し通す総理】だと既得利権を持っている勢力にしてみれば「危険人物」でしかない。でも国民が求める総理って、やっぱりちゃんと将来のビジョンを見せてくれて、それが可能である理論を持ち、実行するパワーがある総理じゃなかろうか。

でも理想も理念も違う勢力は徹底的に叩くわけで、「暗殺」というところまで行ってしまうのが「世界の常」なんだろうと思う。

でも強固な意思もなければ、はっきりしたビジョンもなく、なんとなくホワ~~んとして「優しい感じ」がするのが国民受けの平均点は高いと思う。

それがまさに進次郎であり、石破であり、河野だと私には見えた。いわゆる「口は達者で中身がない」ように私には見えるのね。

でも人当たりは良くて、そこそこまともなことを言う程度なのが「平均点は高い」わけで、逆を言えば安倍さんみたいに「熱烈な支持者」もいなければ「徹底的に嫌う勢力」もなくて、なんとなく「平和な日本が来そう」な感じがする。でもそれは「リーダーとは関係ない背後の勢力が力を持つ」というだけのことで、彼らが欲するのは「あやつり人形」であって、「パワーのある指導者ではない」のは間違いがないと思うんです。で、国民も「無難な人」を向かい入れる傾向が見える。

これはアメリカ大統領選も同じで、トランプがあれだけ嫌われて徹底的な妨害を受けてきたのも、逆に熱烈なファンがいるのも「リーダーシップがある」からであって、「まともに討論も出来ず、笑ってその場をごまかすのが上手い女性」が、そして今までの政権下で副大統領を勤めていたのに実績らしい実績も出さず、今、大統領候補になったら大人気なんていうのも私は理解できず。

でもそれは「トランプ嫌い」にしてみれば「トランプが落ちれば誰でも良い」のだろうと思うわけです。それは「トランプをコントロールすることは不可能」で、民主党は「リーダーシップのある候補者がいない」ことから【合議制】とは言わないまでも「コントロールが効く」のだろうと思うし「年寄バイデンでも人気があった」のと同じことが今起きている。

リーダーシップがある政治家は嫌われるのが世界なんでしょうか。アメリカの歴代の大統領もそうだし、才能があるように見える人は消された。

でも「リーダーシップがあればよいのか」という問題もあって、それは今の時代で言えばプーチンであり、習近平であり、歴史上の人物で独裁者は多くいた。ではその国が良くなったのかと言うと疑問で、自分の理想に近いことを言う場合は「リーダーシップがある人」と言い、自分の理想と反することを言う人を「独裁者と呼ぶ」だけのことなのかもね。

でも私はやっぱり「リーダーシップは重要」だと思っていて、もしその人が独裁者だとしても、「民主主義の世界ではその人を追い落とすことが可能」だということ。

リーダーシップもなく将来のビジョンもなく、話せばボロが出るような人が日本の首相となり、アメリカの大統領となったらどうなるのか。

そうなることを狙って暗躍するのが「後ろにつく大物」であり、「既得利権を持つ勢力」で、誰がトップになっても「彼らの思惑で世界が動く」ようにする。それが現実であるとしても、私はそれを受け入れようとは思えず。なぜなら「国民、国家が一番ではない」という意味だから。民主主義なんて「見た目だけ」になってしまう。そしてそれの問題点は、「背後で影響力を持つ勢力」を私達は選挙で落とすことも出来ないし、推すことも出来ないということ。日本で言えば財務省であり、官僚組織。日本の官僚は優秀だと思うけれど、【私達が選挙で選んだわけじゃない】というのが大事なところで、彼らがリーダーシップを取って暴走した時に、それを止める手立てがない。

今、日本の財務省が「日本のガンだ」という人たちが増えてきたけれど、彼らを変えることは不可能。そしてそれにチャレンジする国会議員は排除される。あの安倍一強と言われた安倍さんとて、財務省の影響力を排除できなかったわけで、「アベノミクスの3本の矢」の大事な一本である「財政出動」は出来なかったじゃないですか。それなのに安倍さんのアベノミクスは失敗だと言う。ここの問題は「誰が失敗するように誘導したのか」ってところなのに、そこに関してはっきり言う議員も専門家も少ない。日本の財務省問題に踏み込むのは「タブー」になっている。

でも今の日本もアメリカも「リーダーシップを発揮することが喫緊の重要課題」だと私は思っていて、笑顔を振りまいて一般受けすることしか言えない、出来ないとするなら、「気の利いたお笑い芸人」でも選べば良いと思う。

私が見たいのは、「日本では高市首相」であり、「アメリカではトランプ大統領」。

そうなれば「必ず世界は良くなる」なんてことはないにしろ、彼らだったら任せたいと私は思う。

そして「やっぱり駄目だった」とするなら、そこで国民は今一度深く考えるようになるだろうし、問題点はどこにあるのか知ろうとするだろうし、そんなことはおかまいなく「とりあえず良さげな人を選べば良い」というのは、「選挙そのものがいらない」のと同じだと思う。

今の自民党を見ていると、とりあえず総裁選挙の後の【総選挙で勝てればオッケイ】でそれ以上のことを考えていないように思える。それは国会議員も同じで、「自分が当選するのかどうか以上に大切なこと」はない様子。

そして日本の舵取りは官僚に丸投げですかね。

神風は吹かないのか・・・・・・・

ま、誰がリーダーになろうと、世界がどう変わろうと、我が家は「自分の身は自分で守る自己責任論者」だから、全員の安全安心が確保できる小さな小さな助け合い重視のコミュニティーを構築して、どの国の政府にも依存しない生き方を模索するしか無いと考えています。ま、それは現実的には不可能なことはわかりきったことですが、外部からの「影響力を小さくする」ことは可能だという考え方でいます。

 

 

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。