【FX】他人のトレードは本当に参考になる

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FXのデイトレ・スキャルを本格的に始めた私ですが、まずはやっぱり情報収集が大事で、ユーチューブでそこそこ有名な人達が「リアルトレード」の配信をしていますのでそれをじっくり見て研究しています。

まず驚いたことは私の手法に似ている人ってまだ一人も見たことがないということ。私にしてみれば、みんな同じような基本があって、細かいところに個性があるのかなと思っていたのに大違い。ウソだろ?と思うくらい違う。

でもそれで勝てるのなら「なぜ勝てるのか」を分析して、その考え方を自分の中にも取り入れようと思うのですが、そういう意味で今のところ、参考にしたいと思うトレーダーには出会えていません。基本的な考え方が私とあまりにも違いますから参考にならないのね。

でも中にはトレーダーAkiさんみたいにかつて5億、6億稼いだような人もいるわけで、「億トレーダー」と呼ばれる人も少なくない。ただここでの「億トレーダー」とは「数年の合算で億になった」という意味であって、私がブログで書く「9桁トレーダー」とは違うのね。これって近年、言い方が変わってきたのかもしれないけれど、かつては「9桁(億)トレーダーとは毎年その程度を稼ぐ、目標としているトレーダー」という意味でした。

そういうトレーダーも当然いるわけですが、そのレベルの人達の「リアルトレード配信」を私はまだ見たことがありませんので、彼らがどういう手法でトレードしているのかはわからない。

でもトレーダーAkiさんが何億円も稼いでいた当時のリアルトレード配信の動画は残っていて、それを見た時には本当に驚きました。

なんとスキャルで「数ピップス」を抜くトレード方法は今と同じで、でもロット数が違うのね。当時のAkiさんは3千万ドルを動かしていた。今の日本円で言えば「一勝負45億円」ということ。つまり、ピコっと1ピップ(1銭=0.01円)動けば30万円の損益が出るということ。そういうトレードを毎日何十、何百回と続けるわけで、年間の累積取引高は1兆円を超える。

こういう異常とも言えるトレードで5億稼いだというのが一般のトレーダの参考になるとは全く思えない。

だから負ける時も凄くて、1億円を超える損切りをしたなんてトレードもあれば、FXスキャルから数年離れていて、最近、また戻ってきたのですが、相変わらず2000万円を超える損切りがあったり、ついこの1日2日で700万円を超える損切り。

そのトレードの内容を彼は毎日配信している(このチャンネル)ので、彼がどういう考え方でどんな手法でスキャルをして、そして時々「大損する」動きを逐一見ることが出来ます。

一言で言えば、「細かく稼ぐ」手法ですが、読みを間違えた時の「損切りが下手な人」なのね。自分の読みにこだわってナンピンを何度もして、投下資金は通常の10倍ぐらいにまで膨れて、それで負け続けても「意地を張り」持ち続ける。

だから大きなトレンドに逆行したらとんでもない大負けをするわけで、それって「全ての初心者が経験する」ことで、それを有名トレーダーのAkiさんは今でもやるのね。で、最終的には投げて大損するわけですが、彼は後日「反省会をする」んですよ。「今後はそういうことがないように、ああするこうする」とそれも動画にしている。

でも同じことを何度も繰り返すのね。

ナンピンのすべてが失敗ということはなくて、それで「含み損をチャラにする」ことも多いわけですが、これが何を意味しているかと言うと、【彼はスキャルで小さく儲ける】【うまく行かない時にはナンピンする(スキャルはせずに放置)】【ときどき大損をする】ということの繰り返し。

これではAkiさんの動画を見て「スキャル、デイトレの技術を学びたい」と思っても全く無意味だということ。

でも私は「これほど参考になるトレーダーはいない」と思うくらい、彼を研究しています。

その理由は、簡単に言えば「反面教師」であって、【誰でもああいうふうなトレードをしてしまうのがこの世界の常】であって、やっていはいけないことなのは誰でもわかっているのにやってしまうことなのね。それはAkiさん自身も同じで「もうああいうことはしません」と動画で公言しても、その数日後にはまた同じことをして大損する。

そもそもなぜそんなことが頻発するのか。

私にしてみると答えは単純で、「常に逆張りをするから」なのね。

Akiさんは「値が上がりだすと(それに着いていくことはせずに)売る」んですよ。これは値が下がりだしたときも同じで、普通、そういう時には「どこでショートエントリーするか」考えるのに、彼の場合は「ロングで入る」のね。

逆張りの良さって間違いなくあって、上昇トレンドでも「一直線に上がることはない」のが普通で、所々で止まったり戻ったりする。彼はその一瞬を狙うのね。だから値幅は小さくても早い時には「数秒」で利益を出せる。

ところが動きが強い時には「上がり続ける」「下がり続ける」事が多く、それが起きると彼は簡単に餌食になってしまい、何時間、あるいは数日掛けて「小さく稼いで溜めたものを一瞬で吐き出す」ようなことになる。

大きく負けないにしても「ナンピンを併用する」のが彼の手法で、その時は「納得する値になるまで持ち続ける」わけだから、これをスキャルの手法というべきではないと私は思っています。

また「ナンピンはする」けれど「上乗せ(ピラミッディング)」をするのは一度たりとも見たことがない。私はピラミッディング、つまり「追撃は非常に重要」だと思っていて、まず最初は「小さな斥候隊を出せば良い」と思うんですよ。で、トレンドが来たと思えば次の部隊も出撃するとか。これは「押し目や戻り」が見えた時も同じで、そのときは大きく出撃するとか。

また彼は「こういう風に動くだろう」と自分の中で作り上げたストーリーに「固執するタイプ」で、「眼の前の動きを見ていない」ように私は感じます。でもそもそも「逆張り派」だから「上がれば売る。下がれば買う」を延々続けるのね。【スキャルとは逆張りである】という信仰に近いものを持っていて「流れに乗る」ことは一切考えていないように見える。

そういう私には彼の欠点に見える売買手法や、失敗例を多く見ていると、「では自分はどうするべきか」というのがはっきり見えてくるし、「私は何よりもトレンドを重視し、順張りでやっていこう」と今まで以上に強い意志を持つようになった。

そういう意味で、嫌味っぽくなるけれど、Akiさんって半端ない重要な研究対象となると思っているし、彼のおかげで考えついたことをチャートで表示できるようにインジケータを足してみたり、本当にAkiさんには感謝しています。普通、ああいう失敗までも大勢の視聴者に見せるなんてことはせずに、「うまく行ったときだけを見せる」のが普通だから。

またその他、気になるトレーダーが何人かいて、リアルトレード配信を見ていますが、これと言って参考になると思う人は決して多くはない。なぜなら、「多くの人が私とは真逆の逆張りをする」から。

ただ、一人だけ、私に近い考え方を持っているトレーダーもいて、彼の基本は「順張り」で、つまり「流れに乗る」ことを重視している。

スキャトレふうた FX大学

YouTube

ドル円(USDJPY)・ポンド円(GBPJPY)を中心にテクニカル分析、平均足などでトレード!トレードの基礎から応用、ト…

うまく行かずに悩んでいる人は彼の手法を真似てみるのも良いかもしれない。

彼はチャートはMT4を使っていて、平均足とボリンジャーバンド、そしてRCIを重要視しているのね。そして1分足を主に使うのだけれど、「大きな流れ」は上位足、5分足、15分足を重視して見る【トレンドフォロー】タイプというのもそれは「王道」だと思う。

この辺も私の考え方と似ているのだけれど、細かいことを言うと、「チャートのセッティングがいまいち」だと感じます。

というか、多くのトレーダーに私は同じことを感じるわけで、多くの人は「証券会社提供のチャートソフト」を使っているし、当然、インジケータはそのチャートソフトに付随しているものを使う。

ところが世界には分析ソフトやインジケータ、またそれらを組み合わせたストラテジーって山のようにある。でもそれらは「日本の中で情報を探しても少ない」のであって、やっぱりアメリカが本場。

だからそういう渦の中にどっぷり入って研究したことがあるのかないのかって、その人が使うチャート、インジケータで結構、わかるんですよ。多くの日本人トレーダーって40年前と同じものを同じ様に使っている。

私はかつて(30年以上前ですが)株式投資を主にやっているころからRCIというオシレータ使いだった時期があります。このRCIも海外生まれですが流行ったのは日本だけで、アメリカ人の多くはその存在さえ知らないようなインジケータなのね。そもそも有名な海外のチャートソフトでもRCIは着いて来ないのが普通。

でも最近はRCIを見ることも増えてきた。これは私も普及に貢献したとも言えて、プログラマーにRCIを作ってもらい当時ウソみたいに高価だったCQGのソフト(一月の使用料がデータ込みで17万円ぐらい)に込み込めるようにしたし、そのプログラマーに安く作ってもらうために、彼が自由に配布、販売できる権利を譲渡したのね。

そもそもRCIは私が作ったわけでもない「Spearman’s RCI(Rank Correlation Index) 」として計算式も公になっていたものだから。でもそれは埋もれていて世界的には日の目を見ていなかったのは確か。でも日本ではユーザーは多く、一般的なインジケータ。

そんなこともあって、私はRCIの使い手としての自負もあるのだけれど、折角素晴らしいインジケータなのに使いこなせていない人も多いと感じるのね。

それを上に紹介した「スキャトレふうた氏」にも感じました。

RCIは基本的に「4,5本、パラメータが違うものを重ねる」のが普通で、10本程度重ねて「レインボー」と呼ばれるように使う人も多いはず。パラメータの「極小、小、中、長」を並べると「目先の動きも大きな流れも見れる」ことから、「大きなトレンドの中の押し目や戻り売りの【瞬間】を掴むことも出来る」んですよ。

これは一度でも良いから、とりあえずRCIを10本重ねて、それの「織りなすパターン」を是非見てみて欲しい。何かひらめくものが必ずあるはず。

でも「ふうた氏」が使う4本のRCIだとそれが見れないのね。まず極小のRCIが無いのと、パラメータの長いものが長すぎると私は思う。そして一番重要な中クラスのパラメータのRCIもない。

つまり、「押し目、戻り売り」のポイントが彼のRCIの4,5本が織りなすパターンとして綺麗には見えないことを意味する。

私はこここそがRCIの良いところだと思っていて、例えば誰でも波動カウントをするじゃないですか。エリオット波動でも何でも良いのだけれど、「第三波」が非常に重要で、あるいは「第五波」にしても、【ここは逃してはならないピンポイントだ】というのをRCIは綺麗なパターンとして表示できるのに、それを使わないのは本当にもったいないと思う。

どんなインジケータも同じですが、トレードする対象の動きには個性があるし、そのインジケータで「何を見たいのか」を明確にして【パラメータの最適化】をするのが普通ですが、それをしていないケースが多いと感じます。

また彼は短期RCIの反転が「底、あるいは天」であることを重視しているけれど、実は相場が強い時には「底、天ではないところの反転(勢いがあるから押しも戻りも浅い時)」が非常に重要になるのだけれど、彼はそれを見ていないのね。

つまり彼はきっと「大きな反転を見ようとしている」のだろうと思うのだけれど、それはそれで一つの使い方でしか無くて、「トレンドの中での【追撃場所】をみる」のにもRCIって非常に使えるのね。

「大きな流れを掴むのは重要」だけれど、その中で「どうやって細かい利益を積み上げるのか」がデイトレーダーであるわけで、細かい動きも見えるチャート設定は重要だと私は思う。

これは多くの人が使うストキャスも同じで、「買われすぎ、売られ過ぎを見る指標」と言われるけれど、そう単純に信じてしまうと全く使えないインジケータなのはちょっと使い込んでみると誰でもわかるはずで、やっぱりストキャスも4,5本パラメータが違うものを並べて、それの「織りなすパターン」を重視しないと使えないと思う。

ま、部外者の私が「ふうた氏」に何を伝えようとも思わないし、ふうた氏にはふうた氏の「使いたい使い方」があって私の思うことが彼にとっても良いとは思えないし、大事なことは「彼はもうあの使い方で自分の手法を確立している」ということなのね。だからその使い方で十分、問題はないはず。逆に「違う考え方」を導入すると勝てなくなったりするからこの世界はややこしい。

ま、どんなインジケータをどう使うかの説明は過去に何度もしているので、もう同じことを書きませんが、興味がある方は調べてみてください。

ただ、ああいうトレーダーのリアルトレード配信を見る視聴者の多くは、初心者が多いと思うし、彼もそういう人たちに対して「チャートの配布」もしていて、当然それにはインジケータ(+パラメータ)も入っていて、私はそれはそれで良いと思うし、全く問題はないと思うのね。

ただ同じ平均足ファンにしても「平均足の違い」や「見るべき時間軸」、あるいは重視しているボリンジャーバンドの使い方にしても、「こうするべき」というのはなくて、それぞれが自分で研究してより良い物、より「自分に合うもの、使い方」を探求すべきものだと思うんですよ。「他人のチャート設定をそのまま使っても自分は勝てないかもしれない」と考えるべき。

でも世の中を見ていると、使いこなしているケースが意外に少ないと感じるのね。

それどころか、Akiさんみたいに「移動平均線を含むインジケータ類を表示しても、ほとんど無視してトレードする人」もいるわけで、「何が正しいということは無い」にしても、「インジケータを重視してルールを決めるのは重要」なことで、ルールがないのならインジケータを使う必要もないし、それは「勘に頼るトレード」でもあって、勝ったにしろ負けたにしろ、「後の反省会も出来ない」ことになるのね。

ルールを作り、それを守ることによって「今後いかに進化するか」が考えられるわけで、ルールもない、インジケータも見ないというトレードなら、「一体何が悪くて、何が良くて、今後どうするべきか」もわからないじゃないですか。

今、失敗続きのAkiさんは「移動平均線もどう使えばよいのだろう」なんて超初心者みたいなことを動画で言っています。これが過去に5億6億稼いだ人が今悩んでいること。

「あの頃に戻りたい」と思っても、当時はどういうルールがあったのかが問題で、昔も今も【勘】で売買していたとしたら、「最近、勘が働かないんだよね」なんてのが結論になってしまう。

また、その他の人たちの考え方を聞いていても面白いのが、たとえば「5分足を重視すべきで、5分足がああなってこうなって、【こんな風に動いたら出撃する】」なんて説明する人もいたけれど、私はそれを聞いて思うことは、じゃ、5分足を止めて1分足にして、XXXXのインジケータを噛ませれば、その瞬間を「買いサインとして表示できる」と思ったり。

要は「自分が勘だと思っていること」でもそれを細かく分解してみると、「ある動きに知らず知らず注目している」ことがあったり、それがわかれば「それをチャート上にはっきり表示させることは可能なことが多い」のね。

だから「時間軸が違うチャートを複数同時に表示する」のは重要だし、それぞれのチャートで「見るべきものはなにか」をきっちり理解して、特定して、それに合わせたインジケータとパラメータの設定が必要になると思う。

そして買うべき時、売るべき時、静観するべき時を「チャート上に可視化する」のは非常に重要だと思います。

それをやって初めて多くのケースを見て評価もできるわけで、小さな変更を与えたりブラッシュアップも可能なはずで、やっぱりチャート分析ってある程度はのめり込む必要があると私は思っています。

でもそこまでやる人って意外に少ないのね。

面白いのが近年デイトレにやる気が出た「統計大好き人間」の次男坊です。

彼は自分の全てのトレードを一つ一つ分析していて、勝率を含めて細かく分析をして、「どのインジケータのどういうサインを重視したらどうなるか」という表やグラフも作って研究しているのね。

ま、それはそれで大雑把なことはわかるのだろうと思うけれど、では彼がそれぞれのインジケーターやそれらを使った売買手法をどこまで理解しているのかという問題があるのと、もっと大きな問題がある。それは「場は常に同じような動き方をしているわけではない」という点。

ある一定期間を選んで、同じデータを使ってどの手法の成績が良いかを分析するのは簡単で、これは昔から多くの人が「過去データを使ってバックテスト」をしてきたし、それはそれで非常に有意義であると思うんですよ。

でも違う過去データを使ってそれぞれ違う手法の勝ち負けのデータをとっても意味がないじゃないですか。自分の実際の売買データを使っても同じこと。

こんなアタリマエのことに次男坊は気がついていなくて、あれは良い、これは駄目だなんてわかったようなことを言っている。

場の動き方は一定ではなくて、大きなトレンドが連なるときもあれば、上だ下だとチョッピーに動くこともあれば、横横で方向感がない動きのことも多い。そういう動きが常に入れ代わり立ち代わり、混ざって、いかにも生き物のように動くのが相場であって、「トレンドフォローがバッチリ」のときもあれば「逆張りがバッチリ」の時もあれば、「何をやっても裏目に出る」とか「何もしない方が良い」とか、そういう中で自分が何を重視して「どういう瞬間を選ぶべきか」が重要で、だから「待つことが出来ない」のはお話にならないのもわかるはず。

だから下手な分析をしても意味がないことも多く、でもやらないよりやった方が良いし、私は野球と同じだと思うんですよ。

自分はバッターで、ピッチャーがどんな球をどこに投げてくるかわからない。それを予想することも重要だけれど、直球高めしか打てないのも駄目なわけで、どこに飛んでくるどんな球種かを見分けて、それを打てる自分なのかどうか。その辺の技術を高めることが非常に重要なのはトレードも同じだと思います。

ただし、「俺は直球高めしか打たない」と決めて、それらしき球がピッチャーが投げない限り何十球でも何百球、何時間、何日待っていても構わないのが相場の世界。三球三振はないから、「よし、ここだ!」と思うまで何ヶ月でも待ち続けるぐらいの気持ちが必要だと思う。

それと私はやっぱり「トレンドフォロー型」であることが重要だと思っていて、ま、嫌ってほど失敗すればそうなるのが普通だとも思っています(笑)。そして「トレンドが逆に動いている」のが見えたら即刻、損切り。

これさえ出来れば、Akiさんみたいに「利益が出るまで持ち続ける」「強制売買されそうな位置まで我慢する」なんてことは起きない。

「損切りは何よりも重要」というのは誰しもがわかっているのに、過去にFXで何億も稼いだAkiさんでさえ、今、損切りが出来ずに「大負けの連鎖」に苦しんでいる。

でもこれを乗り越えるのは私は簡単だと思っていて、

◯ 損切りポイントは出撃時に決めること。SLの注文も同時に入れる。

◯ トレンドが逆に動き出したと判断できるポイントまで値が動いてしまったら損切り。

つまり「損切りすべきかどうかを逐一考えたら駄目」なんですね。人の心理は「我慢すればどうにかなるんじゃないか」と間違いなく動くから。だから「考えずに損切をするクセをつける」しかないのね。

で、損切りしたあとに元の狙った方向に動き出したら「そこでまた出撃すれば良い」だけのことで、「ほら~~、我慢していればよかったのに~」なんて考えるようだといつか地獄まで連れて行かれる。

そういう大事なことを私達にいつも見せてくれているのがトレーダーAkiさんかもしれない。

私は彼がうまいとか下手とかそういうことじゃなくて、Akiさんは「私自分の心を映す鏡」のようなつもりで見ています。

相場で一番難しいのは「読み」でもなければ「手法」でもなくて【いかに自分をコントロールするか】のみですから。

そういう意味で、トレーダーAkiさんほど多くの人のためになっているトレーダーって他にいないかもしれない。

そしてそんなドツボにハマっているAkiさんもひと皮もふた皮も向けて「チョロチョロ勝ってドカンと大負けする」ことも無くなって、前のように数億円単位を儲けるトレーダーに返り咲くかもしれない。

その過程を見るのが何よりも重要かもしれない、と思っています。

彼の動画のチャットを見ても「アンチが大勢いる」のがわかります。そしてAkiさんに「こうするべき、ああするべき」という人も多い。馬鹿にする人も少なくない。

私だって「ああいうふうにはしない」と思っていますが、Akiさんみたいに「自分もなってしまう可能性があるから相場は怖い」のね。

負ければ取り返そうと思うし、あと5万円で50万の利益だと思うとその5万にこだわって負けてしまったり、そういうこだわりを捨てないとならないとわかっているAkiさん自身がそれを出来ずに苦悩している。

そういうAkiさんの心の動きを自分のものとして見ながら、どうのりこえるべきかをAkiさんと共に悩んでみるのは半端じゃない訓練になると思います。

それも授業料も無く、実際の損失もなく体験できるのですから、Akiさんは私にとっては最良の教師でもあります。

また、私は「将来を予想しない」のが私流ですが、そういうトレーダーもほぼ皆無で、ほとんどが「今日はこういう風に動くだろう」という予想を持ってトレードを始めている。

上がると思っていれば「今日はロングしかしない」と最初から決める人もいる。

ま、これは日足なり私が重視する4時間足を見て、「方向性としては上だ、下だ」とは私も読みますが、それは「予想ではない」のね。ただの【今現在の動き】でしかない。これは1分足を重視してトレードする場合でも5分足や15分足をチェックするのと同じで、「現状を認識する」のは重要だけれど、【現状認識で止めておく】事が重要だと私は思うし、言葉を変えれば「その動きが続くという想定はしておく」というべきでしょうか。

また「抵抗線、支持線」「高値、安値」も一応調べて置くことは重要で、言葉を変えれば「取引が集中した価格帯は無視できない」のね。それは【皆が意識する場所】だから。でもそれにこだわり過ぎると駄目で、それもまた「頭に入れておく程度」にしています。

もっと大きなファンダメンタルズを知る必要があるかというのも議論の余地があって、私は気にしないタイプですが、かつてプロのディーラーだったような人はその辺を重視してトレードするし、いくらデイトレーダーだとしても「大局観はもつべき」という考え方に最近は変わりつつあります。(笑)

そういう意味でも見る価値があると思った動画はJFXというブローカーの社長でもあるかつては大手銀行のディーラーだった「小林社長」の読み方。決してそれがベストとは思いませんが、自分の中にはなかった見方ですので新鮮に感じますし、無視するべきではないと思いました。

例えばこんな動画。

またこんな動画を見て、感心したり。(笑)

どちらにしても、「自分のやり方がベストではない」のは間違いがないし、FXに本腰をいれるならもっと情報を仕入れるべきだと思っているし、FX独特の考え方や動きがある(これは他の商品先物も同じ)ので、それを自分で調べるのは大変な作業になりますので、有料の情報サービスは受けることにしました。

相場の参加者がそれぞれ「何を考えているか」を想像することは非常に大事ですし、何百、何千億円を動かして為替を売買するプロのビッグトレーダーが何を考えているのかにも興味を持つようになりました。

とりあえず、朝昼晩と1日3度のメール配信があるバーニャマーケットフォーカストの有料メルマガにしようかと。ただ、他の同様のサービスも調べているところ。ただ「プロの情報がほしい」と思っていて、多くのトレーダーの「読みの配信」は無用。

バーニャマーケットフォーカストのブログ。

Banya Market Forecast

バーニャ マーケット フォーカスト 【FX・外国為替・マーケット情報/分析】BMFオフィシャルサイト ※本ページはプ…

昨今の新NISAで「こうやれば儲かるんだ」なんて私に言わせればばかみたいなことを信じている人がいっぱいいるけれど、やっぱり「まさかの事が起きて死ぬほど悩む経験」って重要で、それが私は人を育てるとも思っていて、ユーチューブの動画でその疑似体験が出来るのも良いことだと思っています。

Akiさんを見て、「だからデイトレ、スキャルは駄目なんだよ」「S&P500インデックスファンドでもオルカンでも買って放置しておけばよいのに」なんて思う人が大多数なのかもしれない。(笑)

ま、お好きなように・・・・。

  
 
 

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