孫正義氏の特別講演「超知性が10年以内に実現する」が面白い & ジジーの妄想

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AIと私達は切っても切れない縁なのはわかりますが、さてこれからAIはどう進化していくのでしょう。

私はChatGPTを使っていますが、まだ全然使いこなしてはおらず、極端な言い方をすれば「検索エンジンより良い」程度の感覚しかありません。

ただChatGPTでトレード用のチャートのインジケータを作るのは非常に便利で、ポテンシャルはあるのが分かる程度。

また有料のChatGPTではChatGPT4oを使っていて、それの上位版のChatGPTo1があるものの、それの凄さは全くわかっていない状況。

ところがこのo1もかなり賢いらしくて、様々な分野で4oを凌駕しているらしいのね。

例えば、難解な数学の分野でもこんなスコアを出していると。

そしてそのレベルはChatGPTが「理解する」ことから「考える」ところまで来ていると。つまり、今までは「既存の情報から回答を探す」ことから、ChatGPT自らが「回答を出す」ようになったらしい。これって凄いことですよね。

そして、今はその先を孫さんは見ている。プラスアルファがすぐに起きると。

「考える」ことから「発明する」ところまで進むらしい。まさにそれこそがAIに求めるところで、既存の情報を探したり、そこから考えたりするのではなくて、「歴史上にもなかったことを考え出す」のはまさに発明で、そういう時代も眼の前ですと。

そしてそのAIはパーソナル化して、私達の「アシスタント」というレベルから「パートナー」となり、そして「メンター」にまで昇格すると。

そうなれば「私の代行もできる」ようになるわけで「エージェント」としてAIが動くようになり、私に対しては「あらゆる分野でサジェスチョンをくれるメンター」となる。

その進化はまだまだ続いて、こんなロードマップを出している。

これが10年以内に起こるであろうと。( ̄口 ̄∥)

孫さんは「安全」というけれど、「暴走する」ことはないんですかね。

「調和」ともいうけれど、その基準はなんなのか。それが「主との調和」だとしても人の価値観は人それぞれだし、善悪の基準も違う。そういう主と調和して、主をも超える知能と発想が発現したら、「主にとっては暴走ではない」けれど、他人から見たら暴走、狂気にしか見えないことが起きるんじゃないですかね。

そもそもAIがそのレベルになれば、「戦争の形」も変わるはずで、「効率よく勝つ」ためにAIが何を考え出すか、想像しただけでも恐ろしいです。

「人間に危害を与えてはならない」のが絶対のお約束だとしても、人間は古来より「敵は抹殺するべき」という【善行】【宗教の教え】がある限りAIもロボットもそれに従うようになると思う。「危害は与えない」にしても【敵の影響力を削ぐ、二度と立ち上がれないようにする】ことをAIが考え出せば結果は同じだと思う。「殺しはしないけれど、生きた屍の状態にする」ことぐらいはやるはず。

「安全弁はある」にしても、それは孫さんが考えるAIなわけで、習近平やプーチン、またもしも北朝鮮のお坊ちゃまにもそういうAIを使う時代が来たらどうなるのか。

また私自身もそんなパーソナル化されたAIは是非とも使いたいですが、楽をしたいのは間違いがないから、AIにできることはすべて任せるようになりそう。当然、ロボット技術も開発されて、イーロン・マスクが作るヒューマノイド型のロボットにそんなAIが搭載されたら、私は「指示を出すだけ」で何もしなくなるんじゃないかなぁ。

また指示からロボットはもっといろいろ覚えるわけで、「提案もする」ようになれば、私は寝っ転がったまま「OK」と「NO」しか言わなくなるかもね。

仕事もトレード、投資も「やっといてね」と言わなくても「もう終わりました」と先回りするだろうし、そんなロボットに任せると私はもっとワガママになって異常な指示もだすようになるだろうし、ちょっとでもロボットがミスったり、意に反することをしたrらありえない怒り方をしたり、叩いたりするようにもなりそう。ロボットに感謝するなんて気持ちはすぐになくなるんじゃないかなぁ。当然、何でもできるロボットに嫉妬し、敵対心を抱くようにもなりそう。(笑)

で、結局、「俺に必要なのはお前じゃないんだよ」と言って叩き壊す。

そんな将来が浮かんできた孫正義氏の講演。

しかし各社はとんでもない額の投資をAIに投じていますがペイするんですかね。

米国の株式市場もAIで盛り上がっていましたが、AIの開発企業が儲けを出しているのではなくて、必要な機器が馬鹿売れしているだけでAIフィーバーがどこまで続くのか。

でもプライドがあり、次の時代を見ている企業は開発に負けるわけにはいかない。

でもその出来たAIで恩恵を受けるのはユーザーであって、AIの開発企業ががっぽり儲けられるような仕組みにはならないんじゃない?

当然、AIを使う料金も「値下げ競争に入る」だろうし、莫大な投資額が回収できるとは到底思えない。そしてその投資は未来永劫続くのだろうし。

ソフトバンクグループとして考えれば、優れたAIをグループ全体で使うことによって利益を生み出すことは可能でも、それは事業体が生み出す利益であって、AIそのものが稼ぐわけでもない。でも孫さんのことだから、それでもペイする計算をしているのか。

だとするとAIの開発だけをしている会社は「間違いなく負ける」ことを意味するんじゃないかなぁ。

となれば、プーチンも習近平もすり寄ってきて、そんな会社に特別仕様のAIを特注するとか?

私達は「計算機」の出現で計算能力は落ちたし、ワープロがあるから漢字も書けなくなったし、今では文章そのものもAIが書くし、あれもこれも使い主の要望を先読みして何でもできるAI、そしてそれがヒューマノイド型のロボットに搭載された未来が私達の幸せに結びつくかどうかは疑問ですわ。

でもAIを使いこなす企業には大きな恩恵があるんでしょう。

それもAIが管理する時代になって、AIのAIによるAIの為の企業が出来て、人間は少数しかいない大企業同士が競争する時代になる?

孫さんが出したロードマップから私が読み取れるのはそんな世界。

もしそんな時代に私が生きていたら、きっと何でも抜け目なくこなすAI搭載ロボットに嫉妬したり、劣等感を感じたり、敵対心を持つようになるのは自然な動きだと思う。

会社でも同じで、会議でAIが出してくる提案に反対なんてできないんじゃないかなぁ。全て完璧な論理で否定されるんでしょう。取締役会も「会社をどういう方向にもっていきたいのか」を決めるだけで、その方法も手順もAIが考えてくれる。でもそのうち、「その方向性は間違えている」なんてAIが言い出したらそれに人間が反論できるんだろうか。

人間同士なら、「そこまで言うなら、お前、やってみろ」なんてことになって、AIにやらせたらAIの言う通りになって、AIは段々と意思決定の立場へと上がっていく。

人間はAIを使う立場というのは「そうでありたい」という願望でしか無くて、猿か原始人みたいな立場の人間が、ありとあらゆる知識と高い知能を持ったAIを使うというのは私はあり得ないと思うし、そもそも人間が「やっぱりAIに任せよう」と変化していくんじゃないかな。頑固で古い親父が新進でやる気十分、実力もある息子に仕事を任せるのと同じで、AIに仕事を任すと言うより、人間がやる気を無くす世界になると思う。

他社との折衝、商談もAI同士でやるようになるんだろうし、ある日ある時、「あの強豪とは合併するのがベスト」とか、「A社に我が社を吸収合併してもらうのがベスト」なんてことを言い出すかもしれない。

そんな世界になったら、私は起業してあるAI搭載ロボットを作って販売しようと思う。馬鹿で間抜けでオッチョコチョイで何をやってもドジで私達を爆笑させてちょっぴり優越感に浸してくれて「俺達は人間で本当に良かった」と思わせてくれるAI搭載ロボットを作って売り出そうと思う。

当然、高性能のAI搭載だから、その場にいる人達の「笑いのツボ」も熟知していて何時間でも飽きさせないロボットね。

バカ売れするんじゃないかなぁ。(笑)

こんなロボット。どんな指示を出しても「笑わすこと」しか出来ない、しないロボット。

「しかしお前ってホント~~~に馬鹿なロボットだな。でもだーーーーい好き」なんてね。

そして「バカさを競うコンテスト」も開きたい。

勝つのはかなり利口に育てないと勝てないはず。

優勝ロボットは「吉本」からデビューだな。

そして日本では「どの家庭にも一台の笑わすこと以外は何も出来ないバカAIロボット」が普及したりして。そしてAIの普及率としては「ソフトバンク」と競うことになる。(笑)

そのロボットに「介護だけは真面目に完ぺきにこなす機能」をつけて、私はそんなロボットに最後を任せたい。

でも実際に人間は「ペットを大事にする」時代になるかもね。そして自然の中にエコビレッジを作ってそこにはAIもロボットもいない世界を作る。

オーストラリア人って今でもそういうのが好きな人達がいて、自然の中にそういう小さなコミュニティを作って生きる人達がいるのね。上下水道から何から何まで自前で作っちゃう。

そんな雰囲気のリゾートもあちこちにできそう。

私は「江戸村」とか「昭和村」みたいな場所が好きで、普通の人間が昔ながらの生き方をするようなリゾートが多くできそう。

で、そんなのが集まった離島に住み着く人も出てきて、当然、多くは大金持ちで、段々と多くの人も集まり独自の経済も発展して、「独立宣言」なんてしたりしてね。

AIのない世界。

それが理想社会だと人間が気がつく日が来ると思う。都会に疲れて田舎に帰る人と同じようなことが起きる。

でも「AIのない社会」をバックアップするのがAIだったりね。「黒子としてのAI」は良いと思うけれど、習近平や金正恩みたいな指導者もいるわけで、彼らがAIをどうつかうかはわからない。

 

 

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