兵庫県の「百条委員会」の結果が気になる

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兵庫知事選ですが、不信任議決案が全会一致で可決し、辞めることになった斎藤知事は知事選で立候補して、勝利。

知事選の当初は、斎藤知事は孤立無援で、たった一人で街頭で通るすぎる人たちに頭を下げていたのが、「一連の動きはおかしい」という声が上がりだし、そしてNHK党の立花孝志党首が「齋藤氏を応援するために立候補する」なんて前代未聞のことが起きて、彼の「斎藤氏は悪くない」という主張が立花氏のNHKでの政見放送で全国に放送され、街頭演説、またネットの中でも大盛り上がり。大フィーバーと言っても良かったと思う。

事の真相はちょっと横に置いといて、気になることがあります。

内部告発の真偽を確かめるための百条委員会が開催中に、その結果を待たず「不信任議決案」が出て、全会一致で可決されたこと。百条委員会とは別に第三者委員会でも審議中。

まずこれっておかしいなぁと思うわけですが、どちらにしろ斎藤氏は当選で復活。

で、百条委員会はまだ開催中で結論が出ていない。

この結論が「斎藤氏は黒である」と出たらどうするんだろうか。また不信任議決案が出るんですかね。

もし「斎藤氏は白である」となれば、どうしてその結論を待たずに不信任議決を全会一致で出したのかが問われる。

ま、白だけど疑惑は残るみたいな、あるいは論点をずらした結果が出るだろうとは思っていますが、今はまだそれもわからない。「結論は出せない」という結論が出るなんてこともあるんでしょうか。渦中の人は自殺してしまったし、すべての情報を公にして議論できる状態ではないというのがその理由にもなりそう。

でもそれはそれで「公にできるじゃないか」とNHK党の立花氏が訴訟を起こしそう。最初の内部告発は「内部告発保護法の適用を受けない」という主張は私もその通りだと思う。内部告発保護法の適用を受けるのは4月になって出た内部告発であって、その内容は誰も知ることが出来ないし、その内容が議論の場に出ることはないのはその通り。左派メディアや左派論客は「内部告発保護法の範囲内」というけれど、無理があると思いますわ。もし適用となるのなら、法的に問題がある内容の内部告発を外部に出すとか、噂や中傷誹謗をばらまいて、それと同時に県庁に内部告発として提出すれば、何でも適用になってしまう。

兵庫県の議員も大した事ないなぁと思ったのは百条委員会の進行を聞いていて思ったこと。

ある議員が「第三者委員会の結論と大きな差が出るとうまくない」と発言。そりゃそうだろうけれど、これを審議中に意見として言いますかね。これじゃ百条委員会の独立性を否定したことになるじゃないですか。

議会を解散させて、県議会議員も総辞職で「やり直し選挙」をいう知識人もいるけれど、ま、確かにそれは大ごとだけれど正論だと思う。

でもメディアの反応も面白いですね。あれだけ「斎藤は最低な男」と大騒ぎした手前、再当選を無視するわけにもいかず、報道に偏りがあったことを認めるわけにも行かないし、正当だったとも言えず。でもあのドスケベで天下り制限を無視した文部次官だった前川氏みたいな知識人とされる人は、「民衆は馬鹿だ」みたいなこという。相変わらず羽鳥慎一モーニングショーに出てくる玉川徹も頓珍漢な話をする。メディアは「反対派を呼んで話をさせる」ことで、ニュースとしての結論は出さないのでしょう。

「ネット情報が正しい訳では無い」のはその通りだけれど、選挙民は「自分で情報を選び、自分で考えて結論をだした」わけで、それを否定したら民主主義じゃないですよねぇ。

ま、メディアは「逃げる」ことに一生懸命で、うやむやにするし、そうなるのだろうとは思うけれど、「百条委員会の結果」で世論は今まで以上に盛り上がるはず。

「自分が正しいと思うなら、選挙民の審判を受けろ」というのは民主主義の基本だと思うし、そんな気概のある政治家がどれほどいるのかこれからを見ていきたいです。

とは言うものの、ネットには規制がない(自主規制含む)のと同じで、不確かなことを「事実だ!」とか、「そう考えるしか無いじゃないか」と大声を出せばそれで民意も動いてしまう。「会議では大声を出す奴が勝つ」みたいなもので、ではそれならそれで「反対派も同じことをすれば良い」となれば、まさにカオス状態。

そして選挙が行われ、結果が出た後で「訴訟の大量発生」となるんでしょうが、その結果がどう出ようと選挙結果が覆ることもない。

でもそれでも民意は民意で、それが民主主義。

どうなりますかね~~。

 

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