AIは「人類の救世主」となるのか

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AIの進化が凄い。

今までも凄いと思っていたのに、最近はまた進化のスピードが上がったように見える。

ただ私はAIの開発に巨額、膨大と言って良いような開発資金を投入するのに疑問を感じていたんですよ。

確かにAIは便利だけれど、そのAIの恩恵があるのは「利用者」であって、「開発者じゃない」と思っているから。

例えばChatGPTもそうで、これを利用して恩恵を得ている人は多い。企業もそうでしょう。インフルエンサー達もAIを駆使して「お金儲け」をしている。私も利用者の一人。

でも彼らがChatGPTの開発会社である「Open AI」に支払う金額って、月額20ドルとか、最近の新しいGPTでも月額200ドル。

この程度の収入じゃ「Open AI」は採算が合わないと思うんですよ。これからもまだまだ投資が増えるんでしょうし。

そして他の開発会社も同じで、しのぎを削っている。

私が思う、この開発戦争の中で一番儲けているのは、AIを動かすのに必要な半導体を作っている「NVIDIA」だと思っていて、彼らはもともとはPCに必要な「グラフィックカード」のメーカーだったのが、AIの演算にその心臓部である「GPU」が必要ということで売上は爆上げ。当然、株価も爆上げで、今では巨大なアップルやマイクロソフトを抜いて世界一の時価総額の株価になった。(要確認)

でもAIの開発には巨額の投資が必要なのに、売上はそれに追いつかない。

でもまだまだ開発競争は続き、益々、激化するんじゃないですかね。投資もどんどん増えるんでしょう。

ここがよく理解できなかったのですが、彼らが【目指しているもの】に私は気が付かなかったからだと思うのね。

結局ですね、「便利なAI」を彼らは作ろうとしているんじゃなくて、極端な言い方をすれば【新たな神のような存在】を作ろうとしているんだろうってこと。

ここで前にも紹介したソフトバンクの孫正義氏の講演での、彼の考える「AIの発達段階」の表を出します。

今はまだレベル2で、この10年で孫正義氏はレベル8にまで達するだろうと言った。

要は「AIは人間を超えるか?」なんてレベルの話ではなくて、もっともっと「高いレベル」に達するだろうということでしょう。そしてその差は「原始人と現代人」「猿と人間」、あるいは「高度な発達をした宇宙人と地球人」みたいな差がつくのかもしれないし、人類ももっと進化して「宇宙進出をする時代に必要なのがAI」ということなんだろうと。

私達は「AIに仕事を取られる」ことに意識が集中しがちだけれど、開発者たちは「もっと上を見ている」のは間違いがないと思う。

「仕事が取られる」なんて発想はまさに【原始人的発想】かもしれなくて、「AIを持つものと持たざるもの」の差は「原始人と現代人」「地球人と高度に発達した宇宙人」のようなものかもしれない。

残念ながら私は「自分の経験」から進化を考えることしか出来なくて、AIがもたらす世界は「家内制手工業から機械化、自動化が進んだ現代への変化」、「中卒の集団就職から高学歴社会への変化」みたいな程度の変化しか考えられなかったけれど、【もっととてつもない大きな変化】をもたらすのがAIなんだろうと思うようになりました。

だから「AIの開発競争に負ける」のは「進化に取り残された猿」と同じことになるのかもしれない。

今、「核融合発電」も出来そうな時代になってきたけれど、「核融合発電を持つ国家ともたざる国家」にどれほど大きな差ができるのかは簡単に想像がつくじゃないですか。

かつては「蒸気機関を発明したイギリス」が世界を席巻したのと同じような、また日本が「新幹線の開発に成功」したような、そして「原爆を作れる国、作れない国」「原爆を持つ国、持たない国」に大きな差があるわけだけど、それ以上の「とんでもなく大きな津波で世界がまるで変わってしまうほどのインパクトがAIにはある」んじゃなかろうか。

今はまだ「AIは頭脳しか持たない」レベルだけれど、つまり「人間と同じ様に動くことは不可能」だけれど、ロボット開発の世界でもAIが【開発と生産をする時代】がすぐ目の前に来ているはずで、AIには【無から有を生み出す力がある】様に思えて来ます。

今のAIの延長線上に「そういう世界が来る」のを感じ取った開発者や投資家達は、どうしたって「そのAIの所有者側に立つ」必要があると思うはず。

我々一般人はどうすれば良いのですかね。

「勝ち馬に乗る」にしても、【誰が勝つのかはわからない世界】で、それこそEV(電気自動車)に投資をすれば良いと過去に考えた人たちも、「EVの開発、生産競争に負けて消えていった企業は山程ある」わけで、【AI開発会社に投資をすれば良い】なんて簡単じゃないし、それは「ギャンブル」そのものでしょう。

若者は「AI業界に就職する」としても、世界の天才級の人たちが集まる業界で何ができるのか。とりあえず「AIで有名な会社の末席に籍を置くだけ」でも良いのかもしれないけれど、まさにそういう「人間的なものを必要としないのがAI」であるわけで、将来のまた先の将来には「AIとロボット」が開発と生産、そして販売もメンテをも担うはずで、そんな世界、企業が「生身の人間」を多く必要とするようには思えないし、未来を描くSF映画の様に「少数の天才とAI、ロボット」の企業が増えることになると思う。

そしてそんな世界は「決して遠い未来ではない」ということを孫正義氏は言っているんでしょう。

ChatGPTを開発している「Open AI」の元社員だった「レオポルド・アッシェンブレナー氏」は【AGI(汎用人工知能)】は2027年、そしてその上を行く【ASI(人工超知能)】は2028年~2029年に実現するだろうと言っているらしい。

この辺の考え方を多くの開発者が持っているようで、だからソフトバンクの孫正義氏も「10年以内」というのだろうし、多くの投資家たちが莫大な資金を「AI開発」に注ぎ込み、【利権の確保】に動いているんじゃなかろうか。

私がやっぱり怖いと思うのは、そういう「AIを軍事目的に使う」のは【誰しもが必ずやる】ということで、国連や世界の団体がそれをしない条約を制定しようが無駄だと思うのね。また「攻撃目的」ではないにしろ、「自国を守るため」には「攻撃兵器を知る」事が必要で、「攻撃と防備は車の両輪」であって、「平和目的だけで使う」のは単なる理想論でしか無いと思う。

トランプがイーロン・マスクを政権の中に呼び込んだのには「大きな計画がある」かもしれないと私は思っていて、「無駄な出費を抑える」面ではイーロンが実際に自分の会社でやってきたことだし、そのスピード感も尋常じゃない。私は日産のカルロスゴーンを思い出すのだけれど、アメリカも普通の政治家ではない「変人のイーロンに託す」から出来ると考えたのかもしれない。

また数年前、イーロン・マスクは「AIの危険性」を説いていて「開発に制限をかけるべきだ」と言っていたのを思い出すんですよ。今では彼自信がAIの開発をしているけれど、私は「イーロン・マスクには正義感がある」と思っていて、トランプも彼のそれを見たから政権に呼び込んだのだろうと思うのね。イーロンは政権に入って自分のビジネスに有利な方向に動かすつもりだろうなんていう人も多いけれど、私は全くそんなことは考えておらず、イーロンの頭の中には「未来の理想の姿」がしっかり存在していて、それに向かって真っしぐらに進む頭脳と行動力があると思っていて、トランプもそれを理解していると思っています。

AIがもたらす新世界、そして「金融、通貨(暗号通貨含む)」にも大きな変化が起こりそうな今の時代、本当にトランプが大統領に当選して良かったと思っています。そしてそれにイーロン・マスクも参加するわけで・・・。

当然、「AIがもたらす未来」もイーロンは考え抜いているだろうし、国家としても「やるべきこと」を考えていて、その点でもトランプと思いを同じにする部分があるのだろうと思うんですよ。その詳細は公表されていないけれど、それこそかつてアメリカで「原爆開発」をするマンハッタン計画で巨額の投資をしたのと同じような「今はまだ公にできない計画」があるのかもしれない。そのためにも「アメリカ政府のムダを省く必要」があるのかもね。どちらにしろ、私は今、アメリカは「日本で言う明治維新前夜」みたいな感じがしています。

だから「国家としても開発競争に負けるわけには行かない」から各国も頑張っているとは思うものの、日本は蚊帳の外と言っても良いくらいの投資額らしい。

でもま、それも「日本らしい」と私は思うわけで、【寄らば大樹の陰】で生きていくのだろうと思う。

地政学的には、私は「日本は中国の勢力圏に入るしか無い」と思っていて、それから逃れる第一歩としては「核抑止力を持つこと」だと思っています。ウクライナが「核を放棄したこと」を今、どれほど後悔しているのかを見れば、また北朝鮮を見れば、「核のちから」を無視するべきではないと思う。

でも私は「日本は政治的に成熟していない」と思っていて、「核のボタンを預けられる政治家がいるのか」を考えた場合、【核装備は不可能】だと思っています。でもま、「核装備の議論」だけでも私は「抑止力がある」と思っているし、「日本はすでに核弾頭を隠し持っている」なんて【世界の噂】になるだけでも十分かもしれない。日本がもしも本当に核装備をするには、急げば「1年以内でも可能」という専門家もいるし。

でもいつの日か、「放射能の影響を極限まで減らす方法」「核爆弾そのものを無効化する方法」なんてのもAIが考え出す未来が来るかもですね。

AIが世界経済を握る時代はすぐ目の前に来ていると私は思うのだけれど、そんな時代に一般人は何をすればよいのか。

私がまだ生きていたら、「懐古主義」が大きく世界に出てくると思っていて、当然、「AIの無い世界」「近代化されていない時代」に憧れる人は増えるはずで、そんな人達対象の仕事をしたいと思ったり。

つまり、各地にある「江戸村」「昭和村」みたいなコミュニティーをいくらでも余っている僻地に作る。それはディズニーランドみたいに「遊びに行くところ」ではなくて、「生活する場」としてのコミュニティー。

当然、そのバックアップはAIとロボットにやらせる「疑似体験」でしか無いのだけれど、それでも「人間性を常に感じて生きていけるコミュニティー」は作れると思うのね。

でも同じことを考える投資家もごっそり出てくるだろうし、それどころか「行き場のない人間をどうするか」という意味で、「AIがそういうコミュニティを作ることを提案する時代」にもなるんじゃなかろうかと。「人員整理が進む企業」には「人を雇うことを義務付ける」(今、障害者を雇う義務があるのと似たような)とか、「罰金の要素がある増税とか」そんな風にしないと「政治家も当選しない」だろうし、行き場のない人たちを「活かす」という意味でもAIが機能するかもしれない。つまり「自然村」を企業が経営する可能性すらある。まさかと思うけれど、AIとロボットの出現で「生産性が大幅に向上」すれば、人間を活かすコストはかなり低くなるかもしれない。

日本には、いや、東京都の中にも「廃村」はいくらでもあって、そんな村を再開発して「自然とともに生きる生活」を維持するのは可能なはずで、そして「生活、医療も含めてバックアップするのはAI」なんて時代が来ると私は思う。

でもそれは「世界が平和であった場合」のみに成り立つはずで、野望を持った国々が何をするかはわからないし、また「発展途上国」は今まで以上に取り残されるのだろうし、「人類にとって明るい未来」になるかどうかは疑問。

どちらにしても今まで以上に「人間はサファリパークの中で飼われる存在」みたいになりそうで、でも知恵のあるAIが管理するサファリパークは「飼われていることに気が付かないような管理方法」も考え出しそうで、【人間がコントロールしない方が幸せな世界】ができるのかもね。

きっと遠い未来には「宇宙を飛び回る人類になる」のかもしれなけれど、私としては「故郷の海で釣り糸を垂らす生活」の方が嬉しいし、そんな生活に今でも憧れています。

私が死ぬときにはこんな歌を口ずさみながら死ぬのかと思ったり。

ただ思うことは、今までもそうであったように「世界の変化にただただ流されるだけの生き方」はしたくないし、子供たちや孫たち、そして子孫や一族が「自分が願う生き方」が出来るような【ダボ家】を作りたい。

それには「経済的な自立」がまず絶対条件になるわけで、それに関しても「今までの延長」ではない「全く違うレベル」というか「形態」「環境」というか、生まれ変わらないと「津波に飲みこまれる」ような気がしています。

でも将来のことは全く想像さえも出来ない状態で、考えられることは「手に職をつけることのみ」と言ってもよいかもしれない。でもそれも今の時代の「時給、月給、年収」に囚われた考え方ではないものの必要がある。

というのは世界は「インフレの嵐が吹き荒れる」可能性が高いと思っていて、まず各国の政府も「インフレにしないと刷りまくったお金」「莫大な政府の借金」を減らすことが出来ないから。「減らす」という言い方は間違えているかもしれなくて、「お金の価値を大幅に下げる」ことによって「借金の実質的価値を下げる」というべきでしょう。

極論を言えば、インフレが5倍になれば「借金は5分の1になる」わけで、どの政府も「そうする素振りは見せない」ものの、結果的にそうなることを受け入れると私は読んでいます。

また日本も「強い政権」が出来ることがあるならば、それこそ「政府がお金を発行する」こともやれるわけで、今は「紙幣は日銀、コインは政府」が発行権を持っていますが、例えば日本政府が「500兆円のコインを一枚発行」し、それを日銀に両替してもらい、その金で「政府の国債を日銀から買い戻し破棄する」ことによって、日本政府の借金は劇的に減らす事ができる。

嘘みたいな話ですが、それを提唱する専門家もいるわけで、絶対にできないことではない。過去には「借金をチャラにする徳政令」も日本では数回行われた歴史もあるわけで、それに比べれば「政府がお金を発行する」ことのほうが良いと私は思う。現実的には「日銀の資産が減り、政府の負債が減る」だけのことで、「数字上のトリック」となる。

日本政府の借金の大きさがいつも取り沙汰されるけれど、日本政府の資産の方はウヤムヤにされるから、国民も「借金だらけの日本」というイメージを持つ。でもバランスシートを見れば「G7の中でも日本はカナダの次に健全」なのは明らかで、だから「日本の国債が暴落することも起きていない」。

当然、そんなトリックを使うべきではないけれど、「誰に選ばれたわけでもない財務省の官僚」が日本の財政をコントロールしている実情を考えれば、私はトリックを使うのも有りだと思っています。ま、素人考えでしかありませんが、「日本を変える」という意味では仕方がないことかもしれない。

でもそれは「日本だからできること」であって、アメリカのように「国債を持つのは外国人、外国政府」となれば、出来ない。

やるとすれば「インフレ政策」が手っ取り早くて、「財政の出費を極端に減らす」「大幅増税する」ことは現実的ではないと思うんですよ。トランプとイーロンがいくら頑張ったところで、「若干歳出を減らす程度」しか出来ないと思うし、「小さな政府」を数年で作れるとも思えず。

あえて各国がインフレ政策を取らずとも、「流通するお金が多すぎる。刷りすぎた」のは間違いがなくて、【自然発生的にインフレになる】のは必然だと思うのね。

その時に犠牲になるのは「弱者」で、老人もそうなると思う。働く人たちは「給料アップ」があるにしても、自営業は自分で稼ぐしか無いし、「諸外国の様に値上げが受け入れられる社会」ならどうにかなると思うけれど、日本の場合はそれも簡単には行かない。

どちらにしても「大変化の波に飲み込まれないようする」には家族が一丸となって自助努力が必要だと思っていて、今までも私が育った中ではそういう場面が何度かありました。でもそれは「想定外」の出来事で、皆で「どうにかするしかなかった」のね。生き残れたのは単なる「幸運だっただけ」かもしれない。

でも今、私は「運を天に任せよう」とは思わないわけで、【変化に強い一族】をどうにか作り上げたいと思っています。

それは「資産を増やすことではない」のであって、資産なんてのは「計算上のもの」でしかないので、やっぱり重要なのは「稼ぐ力」だと思っています。

それは「手に職をつける」のと同じ発想。

そういう意味では、今のダボ家は「動き出したばかり」で、まだまだ線路も敷けていない状態。

でも2025年中には「多少の将来は見えるようにはなる」感じはある。

難しいのは「主役は私ではない」というところ。私の時代はもう終わったのも同然で、本当は卒業しても良いのだけれど、子供たちに「後は好きにやれば?」というわけには行かない。

それは農業や林業と同じ考え方で、やっぱり次の世代に「田畑や山」と、そして【それを運営するノウハウ】を残す義務が私にはあると思うわけです。何よりも大事なのは「ノウハウ」で、そして残すのが難しいのもノウハウなわけで、それは誰が教えてくれるわけもないものだから、どうにかやっと大人になった息子たちとともに「残せるノウハウ」を築き、きっちり残して行きたいとそればかり考えています。

そしてAIが世界を席巻する時代になっても「ダボ商店」が生き残って、自ら望む生き方をできるようになって欲しいと願っています。

いつの日か、自然豊かなところに「ダボ村」を作ってそんなところで一族が住むも良し。あるいは遠い将来、月や火星に「ダボ商店の支店」を作るも良し。(笑)

「自己責任」と「自助努力」でどんな時代も生き抜く「ダボ商店」の基盤をどうにか作りたいです。AIにはもちろん期待して使いたいですが、AIのコントロール下で生きたいとは思えず。

そして同じ思いを持つ人達が集まって生きていけるコミュニティーが出来たら嬉しい。

「このままでは終われない。まだ夢の途中、諦めない・・・」

 
 
 
 
 
 

 
 
 

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