私はトランプ推しですし、トランプやイーロン・マスク、そして他の中心人物達にも期待が大きいのですが、その反面、たった4年で、そして彼らが起こそうとしている変化はあまりにも大きく、多くの既得利権を持つ大物たちを相手にしなければならず、どこまで出来るのかは疑問。
それでも彼らが道を開いてくれればそれに続く新たな期待できる保守派の人たちが出てくるだろうとは思うものの、アメリカ国内だけではなくて「外交」でも大きな変化を起こそうとしていて、そうそううまくいくのか。
私はやっぱりトランプが関税を利用して圧力をかけることが本当に良いのかどうかはわからないでいます。
今、言っている対中、あるいは対カナダ、対メキシコの関税アップも、私は「トランプお得意のブラフ」だろうと思っていて、本当にそんな関税をかけたらかなりのオオゴトになるように思っていて、相手からの歩み寄りを引き出す手段でしか無いとたかを括っています。
でも腹の中が読めないトランプだからこそ、思うようにならないときに何をするかが心配でもあります。
対中には厳しく当たるだろうというけれど、アメリカが中国との関係を薄めて行って本当にアメリカが成り立つのかは疑問。
それは日本も同じで、保守層の多くは対中には厳しく当たれというけれど、政治家や経済界に「親中派が多い」のはまさに「中国なくして日本はどうにもならない」という現実があるのだろうと思うんです。
かといって、そもそも私は中国嫌いですし(笑)、このまま中国が我が物顔で世界を闊歩するのが良いとは全く思えない。だからといって、中国に制裁を課すような外交で中国を抑え込めるとも思えないんですよ。あの大きな中国ですから「見る角度によって見え方も違う」のだろうし、本当に中国を悪者扱いで良いのかどうか。
そんな風になんとなくおもっていたところに、いつも紹介する「レバナス一本リーマンさん」がちょっと違う視点から見た中国、そして今の世界、これからの世界に関して喋っている動画を見つけました。
この視点が的外れとは思えないでいます。
そして私は「今の中国」と「過去の日本」が重なるんですよ。私が若い頃の日本って「技術大国日本」じゃなかったわけで、「オモチャ」や「弱電」の、それも【安かろう悪かろうの商品】を世界に売っていたのね。まさに【安かろう悪かろう】というのは「日本製品に対して言われたこと」だった。自動車の生産も伸びてアメリカに輸出が始まっても、「こんな車に乗れるか」とアメリカ人たちが思ったのは間違いがないし、「日本製品はバカにされる対象」だったわけです。あの天下のソニーも「小さなトランジスタラジオ」を売っていただけだし、後に「ウォークマン」なるものを売り出して世界中でバカ売れしたにしても「技術のソニー」とは言えなかったと思う。
今、私は韓国や中国製の家電が酷くて困っているけれど、まさに日本の白物家電が馬鹿にされながら売上を上げてアメリカの名門の家電企業を駆逐していったのを思い出すのね。
だから韓国や中国を馬鹿にするなんてことは出来ないのね。昔の日本がまさに同じだったのだから。
でも日本は技術大国となって、名実ともに「日本製品」の地位を向上させた。
だから中国を侮っていると大変なことになるだろうと思う。中国は広大だから、「どこを見るか」で見えるものが違うのだろうと思うし、私がそうであるように「安かろう悪かろう」の中国ばかり見ていたら、かつての日本を馬鹿にしていた欧米人と同じになってしまう。
中国の製品なり、新幹線なり、「悪い噂」を聞くと「やっぱりね」なんて思ってしまうけれど、そういうのとは違うところで着々と実力をつけている会社なり業界があるのだろうと思う。
そんな中国を抑え込もうとしているトランプが「足をすくわれるようなこと」も起きるかもしれない。
日本には私が嫌う「親中派」がごっそりいて、石破さんも閣僚もアメリカ以上に中国の方を向いているように感じるのだけれど、彼らこそが「現実」を見ているのかもしれないと思ったり。
でも私自身は「中国とは大きな距離をおいて生きていきたい」と思っていますが。(笑)