イスラエルとパレスチナの関係の話になると、それこそ2000年3000年の話になってきますし、ユダヤ人の持つ欧米諸国での影響力も考えると、その中にいる日本が「事実を理解する」のはかなり難しいと思います。
でもま、それはちょっと横に置いといて、【今の状態】がどうなっているのかは理解しておく必要があると思うんですよ。それもどちらが良いとか悪いとかじゃなくて、「どういう状態なのか」を頭に入れておく必要がある。それは「イスラエル側」に立った情報が多いなかで、「パレスチナ側」からの視点も重要だということ。
やっぱり世界は平和であって欲しいですが、ウクライナvsロシア、イスラエルvsパレスチナも「とにかく戦争はやめろ」なんて外野が言えるような簡単な問題じゃなくて、トランプがどうにか「抑える」ことを期待したいですが、それが失敗に終わる可能性も考えておかないとならない。
当然、今の状態が発展するということは「NATOvsロシア」「イスラエルvsイラン」の【大きな戦争に発展する可能性がある】ということで、これは日本も対岸の火事だと安穏としてはいられない世界の一大事でもあるわけで、「それが起きることを想定しておく」ことは重要だと思っています。
私が気になるのは実はイスラエルで、ハマスが突如イスラエルに侵攻して大騒ぎになりましたが、世界は「ハマスによるテロ」ということになりましたよね。そのとき、岸田首相は「やりすぎるイスラエルに対して批判的なことを言った」わけで、当然それは欧米諸国の逆ですからヤバいんじゃないの?と思ったものの、すぐにイスラエル擁護に回った。
これって岸田氏がおかしなことを言ってしまったとは思ったものの、実は日本としては正しい解釈だったかもしれないんですよね。日本はイスラエル=ユダヤの影響力が強い欧米と歩調を合わさないとならない立場はあるけれど、本当にそれでよいのか。
事実はどこにあるのか?
問題が大きくなった場合、日本の立ち位置をどう表明するべきか?
それに関して、私達は単にイスラエルの肩を持つ状態でよいのか?
これの「政治判断」がどうなるのかは私にはわかりませんが、というか、アメリカと歩調を合わすことになるのだろうとは思うものの、「実際に何が起きているのか」に関して私達は冷静に見る必要があると思っています。
事の始まりは「ハマスの攻撃」で、悪いのはハマスだ。テロだとしてしまうと問題の本質が見えない。それはロシアのウクライナ侵攻も同じですが、とりあえずここでは「イスラエルvsパレスチナ」に関して。
私はこの紛争も「日本の真珠湾攻撃」と似たような【背景】があると思っていて、「最初に手を出したやつが悪い」という単純な考え方では問題の本質が見えないと思うのね。
ハマスの攻撃の前に、遡ってあの地域で何が起きていたのかを知ることは重要だと思っていて、でもそれは「遠い歴史を遡る」という意味じゃなくて、この何年かの動きをまず知る必要がある。
その辺の触りの部分はこのブログでも書いてきましたが、私がそれの細かいことを書くのは専門家でもないし、まとめなんて書ける私でもないのですが、今回、非常にわかりやすい動画があったので紹介します。
どちらが良いとか悪いとかじゃなくて、「何が起きていたのか」が重要で、それを知ると私が危惧していたことが起きる可能性すら見えてくるのね。
やっぱり大事なところは「イスラエルはどんな状況なのか」「ネタニヤフ政権とはどういう政権」か。
私が怖いと思うのは、何が起きても「欧米諸国は、当然トランプもイスラエル側に立つだろう」という点。当然、日本もそうするしかないだろうし、日本が長い年月を掛けて作り上げた「アラブ諸国との関係」が崩壊するであろうということ。彼らの石油に依存している日本はどうなるかも心配。
何か起きてから慌てるのではなくて、「それが起きたらどうするか」ぐらいのことを考えておくのは重要だと思っています。