アメリカの「株式市場」の動きが変わったかな?

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私は長期投資は「債券投資のみ」で株式やインデックスの長期的視点での売買はしませんが、一応「大きな動き」を見るのはMustなので毎日チェックはしています。

何度もこのブログに書いているように、私は「アメリカの株式市場は崩れる」と長期的には考えていまして、その理由はといえば「多くの経済指標がアメリカの景気が悪くなる」と示していると思うし、ビッグプレイヤー達(ウォーレン・バフェット含む)が今年に入ってから「現金化を急いでいた」し、そもそも今までのアメリカは「お金を刷りまくってそれのばら撒きによって支えられてきた」のは間違いがなく、「莫大な政府の借金や支払利息」をどうにかするためにトランプが出てきたと考えているから。

「貿易不均衡の是正」なんてのは【短期間にどうなることではない】し、貿易不均衡になる理由は「長い歴史と必然性がある」はずで、トランプの任期は4年。来年は大事な中間選挙があるというのにもし本当にトランプが「貿易不均衡の是正」を一丁目一番地に掲げているとしたら「バカ」としか言いようがないと思うくらい。でも何をするにも「こんな馬鹿げたことが起きている」と全世界にアピールすることは重要で、【だからXXXXをするのだという理由付けに使われている】だけだと思っています。そもそも「貿易不均衡が是正された」としても、問題の核心は【アメリカ政府の恐ろしいスピードで増え続ける巨大な負債と利払い】でそれがどうにかならない限り「アメリカの将来は真っ暗」なのは間違いがない。少なくとも「トランプは赤字の増えるスピードを落とし(無駄な支出の削減と歳入増)、利払いを減らす(金利を下げる)」ことに注力すると見ています。それが彼がやろうとしている一丁目一番地のはず。

まだまだ「トランプ関税」で世界は大騒ぎ中ですが、私としては「トランプは大増税する必要がある」と思っていて、それは「関税しかない」のであって「高関税を掛けるのはブラフではない」と見ています。「貿易不均衡の是正」は【二の次】だと思う。ただし「大げさにして、まずは驚かすところからトランプは始める」のは毎度のことで、中国との報復関税もブラフだと見ていましたし、結局は「キチガイじみた高関税は無し」になったものの、今の時点で決まっている関税率は、私は十分高いと思っていて、その税率まで下がったと市場は喜んで株が上がるなんて、一体何を考えているのかと思っていたくらい。

その他、アメリカのみならず世界的に景気が落ち込みそうに見えるのはまさに「石油価格(Clude Oil)」からも世界はそう読んでいると思いますし、景気が悪くなり株式市場は下げていくだろうと思う理由ばかりで、「上がる理由なんて何一つ無い」と考えていました。

それなのに株式市場は強気で「上昇トレンドが続いていた」し、【ほんの小さな良いニュース】が出ただけで買いが集まるような【異常性】を私は感じていました。でもだからといって【上昇トレンドが続いている限り、売る必要はない】という考え方です。

世界にはよっぽど「行き場のないお金がごっそりある」のだろうと思ったし、ビッグプレイヤー達は「短期的目線でそれを動かしている」と想像していました。

でもそれも変わってきたかもしれない。チャートに変化が出てきた。

とりあえず私がアメリカ株式市場のベンチマークとしてみているのはNASDAQ100で、それも日足ではなくて4時間足の「先物」です。なぜNASDAQ100かと言えば、私はデイトレでNASDAQ100のE-miniを売買するので、それの関係があるからで、それ以上の意味はありません。

このチャートの【変化】をどう見るかですが、大筋の単純な見方として、ダボ流では「買いポジションがあれば撤退」は絶対のお約束で、「ただ積極的にショートするのはまだ早い。売り場探し」という感じでしょうか。とにかく「買う場所ではない」と見ます。ただそれは「株価はここから上がらないと読むのか」という意味ではなくて、私が【将来を予想しない】のはいつも書いている通りで、ここで上がりだしても「見逃し。静観する。自分の出番ではない」ということでしかありません。

何度も書きますが、私は「将来の予想、予測を元にしてトレードをしない」のが大原則で、【真実は過去と現在の値動きのみ】だと思っていて、「それの流れに着いていくだけ」が私の基本的な考え方です。だから「下がると思っても、下がりださない限りは絶対に売らない」「上がると思っても上がりださない限りは絶対に買わない」という【トレンドフォロー】が私の基本中の基本。他のトレーダーや専門家が何を言っても、どんなニュースや経済指標の発表が出ようと関係ありません。特に「安くなってきたから買おうか」なんてことも絶対にしません。それは「私の50年の過去の経験」から私は勝手にそう決めているだけのことで、「逆張りは絶対に駄目」というわけでもない。

どうなりますか。

ただし、トランプがこれから何をしようと、「来年の中間選挙で負けるわけにはいかない」のは間違いがなくて、その為には「明るい展望と株式市場が活況で上昇する」ことが何よりも重要で、【そういう環境はどんな手を使っても必ず作る】と見ています。そういう意味で「来年の春から夏」には大きな変化が見えるはずだと思っています。逆に今は「大手術を強行する」とも思っているわけです。当然、それには「痛みもある」のは当たり前ですが、トランプはやると思う。

でもそれは単なる私の「妄想」でしかなくて、景気がどうなろうと株式市場がどうなろうと私には一切関係なく、「毎日の仕事を頑張る」だけで、上がっても下がっても関係なし。本来は、今日、書いた様なことを考える必要もない。それはきっとこのブログの読者の大多数の方々と同じで、ただ私の場合は「仕事がデイトレである」ということだけ。

---(追記)---

参考資料

 

 

 

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