アメリカ「史上最大規模の量的緩和」が始まった~~~

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

アメリカって「お尻に火がついた状態」に見えます。

こんな時期に「史上最大規模の量的緩和」を始める。

どうなっちゃうんでしょうか。

動画の中で「レバナス一本リーマンさん」が言っていますが、金(ゴールド)などの価格が上がってもそれは「通貨の価値が無くなっている(インフレ)」と考えるべきだというのは私もそう考えているのは前にも書いた通り。

つまりそれらの「値上がり」に着いて行けてる状態で「プラマイゼロ」であって、決して【利益が出ているわけじゃない】という考え方。

「利益が出ている」というのはそれらの値上がり(インフレ)を【大きくアウトパフォームできている状態】を言う。

安定して利益を出すのは難しく「冬の時代」は常にくるわけで「仕方がない」と考えがちですが、そういう風に考えていると「どんどん下流に流されていく」のが現実で、ましてや、景気も良い時にしっかり稼げているのかと言うと決してそうでもないのが普通。

困りましたねぇ。

私は「危機にあるのはアメリカ、米ドル」と考えるのは間違えていて、「ドルが凋落すれば他の通貨は\(^o^)/」かというとそれは違っていて、他の国も似たような状態なのはまさに日本がそれで、「自国通貨の下落(インフレ)」をどの国も容認する形になると思っています。つまりそれは「為替そのものは大きな変化がない」としても【世界的なインフレになる】ということを意味する。

「インフレは必ず抑える」とどの政府も言うに決まっていて、しかし「通貨の価値が下落すれば莫大な政府の借金は目減りする」わけで、口には出さずともそれを利用したいと考える国家があっても全く不思議じゃない。「インフレ対策」に国が頑張っている姿を見せれば、国民も「しょうがない」と考えてしまうんじゃないですかね。そして金(ゴールド)や暗号資産を持って、それらが値上がりして「うまくやった」なんて喜んでしまうのだろうと思う。これは株式市場とて同じで、「大きなインフレ」が来ようと「給料と株式が上がっていれば誰も文句を言わない」のが実態だと思う。

誰しも「インフレを止めることは不可能」なわけで、でも「インフレに強い資産を持つ」ことは誰にでも出来る。だからやっぱりそちらの方に気を取られてしまうのが普通で、【問題の本質はインフレにある】のは気がついていても「仕方がない事」と考えてしまうんでしょう。

これって政府にとっては「最後の逃げ道」かもしれなくて、「インフレが進まないように政府は努力をする」にしても、インフレになれば「借金が減ったのと同じ効果」があるし、「税収も大きく増えて」国民は【実質的な利益がない】にしても国には利益がある。

私が想像しているのはそういう世界。

だから金(ゴールド)だろうが暗号資産、あるいは他の投資対象だとしても「利益が出てやっとセーフ」なわけで、「実質的利益を追求する」となれば【インフレをアウトパフォームできなければ意味がない】ことになる。

だから「預金通帳の残高」や「投資結果」の数字で「こんな世の中なのにマイナスにはなっていない」なんて喜んでも【インフレ分は確実に価値が下がっている】わけで、そこの考え方を変えて「実質的利益はどうなったのか」に注目しながら作戦を立てる必要があると思います。

この勝負って国民は不利で、「インフレ分は所得控除になる」なんてこともなく、インフレが大きくなればなるほど「所得が増えても納税額も大きく増えて、現実には追いつけない」なんてことも起きる。でもやっぱり多くの人は「数字そのものしか見ない」から、それは政府に利用されるのは間違いがないと思う。

こういう考え方をしている人と私は会ったことがないんですよ。

かつて「マレーシアの定期金利は高いから\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/」なんて人も多かったですが、そういう人達が「マレーシアのインフレに言及するのを聞いたこともない」のね。

そりゃ3%4%の定期金利は「日本に比べればかなり高い」のは間違いがないものの、私達が計算する時に重要なのは「利益ーインフレ分」の【実質的な利益】なのは間違いがない。だから3%の金利を稼いでもインフレが5%だったら、「実質的には2%の損失」なわけで、そんな時に「日本の金利は0%」でも「日本のインフレはマイナスでデフレだった」時代には【日本円で持っていたほうが実質的な利益は多い】ことになる。

本当に「外貨投資」って難しくて「表面の金利」だけを見ていたらダメだし、なおかつ「為替変動」があるわけで、簡単には行かないのは「異常なほど金利の高い通貨」を見てみればすぐにわかるじゃないですか。「この通貨は凄い!!」なんて喜んでも「為替は下がるばかり」なんてことが起きるのが普通でしょ。

つまり「インフレも考慮しない」「為替の変化のヘッジも出来ない」場合、そもそも「外貨預金」なんてのは「ギャンブルそのものとなる」でしょ。当然、大手は「天才級のアナリスト」を抱えているし、当然「ヘッジもする」し、流れが変わるとすぐに「リスクオンだ、リスクオフだ」と【為替も大きく動く】のはそういうことなんですよね。

でも私達素人は「表面的なものだけを見る」のが普通で、「利子が高い」だけで舞い上がってしまう。

かくいう私も同じで、全ての日本円を豪ドルに替える、全ての豪ドルを米ドルに替えるなんてことを過去にやってきましたが、今、思えば「大博打をした」としか思えないし、「結果は吉だった」としてもそれは「宝くじにあたって、その気になる」のと同じで、本来は「やるべきことではなかった」のかもしれないと思ったり。

また「高金利に惑わされる」のは私も同じで、2023年にクレディ・スイスのAT1債が10%以上で回っているのに喜んで「勝負をしてしまった」のね。これは悲惨で「値下がり」するどころか【全てが紙っきれになる】という我が人生最大の損失を出したり。

ま、なかなか計画通りには行かないのは当たり前ですが、「基本的なこと」も考えずにそれをやってしまうから素人って情けないと思うし、「後の後悔、先に立たず」だと痛感したところで失ったものは帰ってこない。

「損失が出るのも当たり前」なのが現実で、それさえも考慮して「ポートフォリオを組む」なり「その構成も臨機応変に変えていく」「ヘッジもする」「逃げる時には逃げる」こともして、それでも最終的に実質的なプラスになるのかどうかもわからないのが投資の世界。なおかつ「為替」や「インフレ」にどう対処するかも加わるわけで、本当に頭が「ウニ」になりそう。(笑)

でも私が救われているのは「今、マレーシアに住んでいる」だけで「所得税はゼロ」「生活費は安い」ことでその分が「実利にプラスされる」のは間違いがなくて、それでどうにか救われているようなもの。

また私は昔からやっぱり「高利回りの金融商品」が好きで、だから今でもメインは「債券投資」なわけですが、これの基本に「高金利の通貨の債券を持ち、インフレの低い国、地域に住む」という考え方を持っています。

オーストラリア時代は「高金利」で債券の利回りも結構長い間「8~10%」という信じられないような利回りだったのね。でも「税金はごっそり取られる」し、「インフレも凄い」わけですよ。

でもそういう債券は「世界のどこからでも買える」わけで、「所得税がかからない、あるいは安い」「インフレもひどくない」ところに住めば、「手取りはかなり変わってくる」わけで、なおかつ生活費が安かったら「オーストラリア時代に比べたらどんどんお金が貯まる」なんてことが起きる。

それを狙って私達はマレーシアに拠点を変えたわけです。

でも人生最大の損失を出してしまったり、世の中思う通りにならないのを改めて思い知らされたようなもんです。(笑)

ただ基本的な考え方は変わっておらず、「税金」「インフレ」「生活費」「為替」を総合的に考えて「住居を移す」だけで大きな差が出るのは間違いがない。そういう意味での「マレーシアに住む利点」は今でもあるはずで、マレーシアに移ってくる人は今後も増えるだろうと思っています。ただ「老後をマレーシアで楽しむ」という人達はMM2Hビザの変更もあってどんどん減っていくのだろうと思う。

私は「米ドル建ての債券」を多く持っていますが、もし「アメリカに住んでいたら」と想像しただけで目眩がしてきます。「資産形成」どころか「どんどん減っていく毎日」だと思うから。それはオーストラリアに住んでも同じこと。

そして私は「世界はインフレ時代に突入する」と見ているわけで、今まで以上に真剣にやらないと簡単に吹き飛ばされると思っています。

でも「大きな流れの変化」に対応するには「大きな資産を動かす必要がある」と考えることはもう年寄りの私には出来ないし、返って「そんなことをしたら危険度は増す」と思うくらい。

だから「出来ることを伸ばす」しか私には方法がないし、それがやっぱり「本来あるべき姿」なんだろうと思ったり。

そもそも「投資で食う」とか「FIRE」もそうだけれど、そういうのは「人生のおまけ」でしかなくて、やっぱり大事なのは「自分の本業」「自分が戦える分野でのし上がる、結果を出す」、つまり「働く」というのが基本中の基本だと思う。もちろん「投資が本職」という人もいるわけだけれど、このブログの読者にそういう人がいるとは思えない。所詮、「片手間、中途半端」じゃないんですかね。それは私もそうで、「債券投資」なんて言っても「ド素人そのまま」ですもの。でも私の本職は「デイトレ」で、それは「投資ではない」のね。「職人」みたいなもんだけれど、やっぱりそれを「本職」として極めるしか無い。

中東情勢もどうなるか全くわからないし、またウクライナ戦争も最近ウクライナが善戦していて「プーチンはどんどん追い込まれている」ようにも見えるし、このままプーチンが引き下がるとも思えず。

将来を予想、想像しても何がわかるわけでもありませんが、「冬の時代」は間違いなく来るだろうとアメリカ、日本、欧州、いや世界を見渡してもそう思う昨今です。

---(追記)---

日本の方向性。

 

  
 
 

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。