アメリカとの合意がどんどん進んで、結局「世界はどうなるのか」 どう対処する?

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

日米合意が出来たなんてのも嘘っぱちというか、合意文書もなくて日米それぞれいうことのニュアンスが違う。これじゃいつまたどう変わるかわからない。

また日本の場合、15%で収まったと言えども今までに比べれば高いわけで、「15%で済んだ」なんてのはまさにトランプのブラフに乗せられただけだと思う。なおかつ日本が投資する「5500億ドル(80兆円)」って何?投資先はトランプが決めて、利益はアメリカが90%取る?そしてアメリカの米も自動車も日本が輸入するようになる?

これで日本がどうなるのかも気になるところですが、アメリカが、というかトランプが何を目標としているのかが良くわからない。

どちらにしろ「今までの世界の秩序」は大きく変わるはずで、さてさてどうなるのか。

トランプが考えているであろう「プラザ合意2.0=マールアラーゴ合意」にしても、もしトランプの意向通りになったところでそれがアメリカにとって良いのかどうか、効果がどれほどあるのかは疑問。それはまさにプラザ合意もそうであったし、アメリカが日本を叩くための「日米構造協議」「年次改革要望書」も、結果的にそれでアメリカが良くなったかと言うとそうではない。

でもま「俺の言うことを聞け」というのはアメリカのお家芸で、それにどれほどの効果があろうとなかろうとアメリカはそれを推し進めるのでしょう。

もう世界は「アメリカのそれにうんざりしている」わけで、黙ってみているだけとも思えない。といいつつ、アメリカがコケれば世界もコケる。

どんどん大きくなるBRICSが何を考え何をしようと、私は限定的であると想像していて、アメリカの上に立つ、アメリカを排除してやっていくなんてことが出来るわけもないと思う。

ただただ「アメリカは自滅の道を進んでいる」様に、私には見えます。

米ドル安が望ましいなんてトランプが言わなくても、ドルの価値ってどんどん減るんじゃないですかね。でも各国の台所事情はどこも似たようなものでアメリカだけが駄目になるとも思えない。

本当に将来のことは読めないにしろ、上の動画でも言っているように「ボラティリティが大きくなる」であろうことは想像できる。つまり株式市場も債券市場、商品市場も為替市場も「乱高下の動きが出る」とは思う。

こんな波の中で将来を読むなんてのは「来年の今日の天気を予想する」ようなもんで、それを元に行動計画、投資計画を練ると大変なことになる。

でも大企業や大投資家、機関投資家もそうせざるを得ないわけで、本当に「一寸先は闇」のように感じています。

大企業、プロ、専門家がそんな状態で、我々みたいなゴミと同じ存在はどうすればよいのか。

でも私は、そういう時代だからこそ、我々ゴミの存在のほうが有利だと考えます。

理由は簡単で、私達には何のしがらみもないから【臨機応変に好きなように出来る】から。

当然、長期投資で10年後20年後を見据えた投資戦略は、私にしてみれば「絵に書いた餅」でしかなくて、「2,3年の辛抱だろう」なんてのは歴史を全く無視した考え方で、やっぱりいかに「今週、今月、今年に利益を出すか」に集中すべきで、「Buy & Hold」は自殺行為だろうし、買いも売りも両方同じ様に行って【その時々の流れに乗る】しかないと思う。そして「目先の利益を出す」というより、「損失、評価損をできるだけ小さくする」事が重要だと考えます。

デイトレも短期売買も嫌いだ、やりたくないという人は好きにすれば良いと思うし、やりたくないことに手を出してどうにかなるようなこともない。

ただデイトレを含む短期売買にしても「どういう手法か」が非常に大事で、「これから上がるはずだ。下がるはずだ」とポジションを持つととんでもないことになる。

これに関しては、前にも何度か書いたことがある「デイトレダーのAkiさん」のユーチューブを見たら良いと思う。

デイトレや短期売買の方が利益が出るというのは大間違いで、大事なのは「手法」であって、それがしっかりしていればデイトレも短期売買も中長期売買も同じだと私は考えています。私が長期投資としての株式やインデックス、先物をやらないのは「ポジションを持つ時間とリスクの大きさは比例する」という基本的な考え方があるから。また段々と投資額が大きくなってくると、「夜もぐっすり眠れない」なんてことが普通に起きるから。

私はこの「Akiさん」が自分のトレードをユーチューブに公開しているのをかなり細かく分析して、新たな戦法、手法を作り出すことが出来ましたし、そういう意味ではAkiさんに本当に感謝しているのですが、Akiさんの手法を真似するとかなりややこしいことになると思います。

彼は「チビチビ勝ってドカンと負ける」ことを近年続けていて、それは「自分の読みに固執するから」だと私は見ていて、「流れを無視した自分の読み」はいかに意味のないものであるかがよくわかる例だと思っています。

最近も1000万円以上の含み損を抱えていたAkiさんですが、毎日10万円、20万円を稼げればよいと言っているのに、なぜそんなことになるのか。

これは他人事じゃなくて、誰でも陥るドツボと言ってよくて、それを私達に見せてくれるAkiさんは非常に参考になるはず。

「結果的に勝った」としてもそれでは駄目なのはおわかりになると思います。毎日10万円20万円を確実に狙うと言うデイトレーダーが「損切りが出来ずにナンピンを繰り返し含み損がどんどん大きくなって1000万円を超える」ということ自体、何をしているのかとなりますし、それを取り戻すには「いつものデイトレではない方法」を使うわけで、それで取り戻したとしても「デイトレは関係ない」わけです。

このAkiさんの過去の「ライブ動画」を見ると、どの時点でどう売買したのかの全てがわかりますし、彼は喋りながら配信していますから、「どう考えていたのか」もわかります。そして相場は彼の思惑とは違う方へ動いた時に彼は何をするのか。そんなところを見るのは非常に参考になると思います。

YouTube

FXライブトレードで【毎朝10万円】【毎夜20万円】稼ぐか損切か?可能な限り平日は毎日勝負をしています。朝は8:50~1…

また相場には「買い」と「売り」だけではなくて、「何もしないで静観する」のも大事な行動の一つ。投資は全て同じだと思います。

「自信があるときだけ出撃する」「何もしないで静観する」は「王道中の王道」ではないでしょうか。

「何もしないで静観する」「自信があるときだけ出撃する」というのは「買いも売りもせずに今のポジションを放置する」という意味ではなくて「ポジションを持たない」ことを意味します。この辺を勘違いする人って結構多くて、「何もしないで放置する」のは何よりも駄目な最悪な考え方だと思う。これでどうにかなるなら、世界から貧乏人はいなくなる。

そういう意味でも私達ゴミのような存在は恵まれているわけで、もしファンドマネージャーだったり、大手企業の投資や為替担当者だとしたら、「この1年は何もしないで静観するべき」なんて言ったら即刻クビですもんね。

カジノに行ったら「賭けるのが当たり前」という世界じゃないのですから、「何もしない」というのも非常に重要な作戦の一つと考えるべきかもしれない。

利益を得たいのは誰でも同じですが、まずは「損失を最小限にする」「含み損を増やさない」「ドローダウンも最小限に抑える」ことが【長生きする秘訣】だと私は思います。多くの人は「勝つことばかり考える」から、ある日ある時「退場」なんてことになる。

また巷には「買えだの売れだのああせいこうせい」という論者に溢れている。

それって「渦中の人」だからそういうふうになるし、そういうのが気になるわけですが、やっぱり「相場に勝つためにこそ相場と距離を置いて俯瞰してみる」事が重要だとおもいます。

そして「根本的なこと」は常に頭の中に入れておくべきだと思うし、それは「売買手法」も同じで、【原点】を見失ってはならないと思います。

これからの市場の動きが気になる方は、こんな「石原順氏」のユーチューブ動画を見るのも良いんじゃないでしょうか。

また売買手法に関しても、石原順氏と私の考え方はほぼ同じで、興味がある人は彼の過去動画を見て「基本」を見直してみるのもよいかもしれない。

YouTube

毎週火曜日の夜に配信予定 ホットトピックに対する見解やニュースの裏側を現役ファンドマネージャーの石原順さんが解説します。…

 

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。