若い起業家って本当に凄いと思う

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前に何度かユーチューブ番組である「Real Value」という番組のことを書きましたが、やっぱり面白いですねぇ。

変な人も出てくるけれど、半端じゃないやる気と技術を持って起業した若者も出てきて、見ているだけでワクワクしてきます。そしてReal Valueのメンバーが皆さんいわゆる成功者で彼らの発する質問や指摘は流石だと思う。そして番組としては「みんなでニッコリ、シャンシャンシャン」じゃなくて駄目なところはとことん突っ込んで駄目出しするのも「そこまで言うかぁ?」というレベル。でも「頑張る若者を応援しよう」という基本は常に見えるのね。

中には、私みたいなもう化石になったジジーでも「この青年に投資したい」と思うような若者も出てくるし、でもスタートアップ企業や若い企業への投資って半端じゃなく難しいわけで、そういうチャンスがないのが実は良いのかと思ったり。

そういう企業も今の時代、「上場する」のが一つの通過点で、「上場企業の中から面白そうな投資先を選ぶ」のは今後やってみたいと思う。でも「歴史がない企業への投資」ってやっぱり難しいのね。

昔、私の叔父(シアトル生れの日系二世)に起きたことを思い出します。

彼は日本で貿易関係の小さな企業を経営していたのですが、韓国出張の時だったか「飛行機で隣り合った同じ日系二世のアメリカ人の若者と知り合った」のね。境遇が同じで話も通じたのでしょう、それがキッカケで仲良くなって付き合いも始まり、ある時、その青年が「新しく会社を立ち上げようと思うのだけれど、投資しませんか?」という話に叔父は乗ったんですよ。でも500万円だけ。その会社があれよあれよという間に大きくなって上場もして、株価も上がり、ある頃にはなんと20億円の価値になった。私にもその話を持ってきてくれれば良かったのにと思ったけれど、まだ私は若すぎたし当然500万円なんてのは大金で持っていなかった。(笑)

その飛行機で知り合った日系二世の青年というのが「Atari」というゲーム機の会社の創業者の一人で、彼が日系であることから「大当たり」を願って【Atari】という会社名にしたとのこと。このAtari社って知らない人はいないぐらいぐらい有名で、日本で言うニンテンドー、ソニーと言っても良いくらいのゲーム機の会社。でも社内で「内紛」があったようで、その日系二世は会社を離れたのね。で、自ら新たな会社を立ち上げようと思っているところで、飛行機の中で叔父と知り合ったというストーリー。

その彼は日本人大好きな日系二世で、日本人女性と結婚したいと願っていたんですよ。で、叔父が私の姉はどうかと思って、何度か彼を我が家に連れてきて「姉と会う機会を作った」のだけれど、姉は「あんなダサい男は好きじゃない」と全く関心を持たなかった。その後、彼は「あるアメリカ生れの日本人女性と結婚」して、叔父と一緒に夫婦で我が家に遊びに来たことが一度だけあったのだけれど、伝え聞いた話では「数年後に離婚して、しっかり財産の半分を持っていかれた」と。その額は聞いていないけれど、きっとその額は「数百億円」かもね。その話を姉にしたら「苦笑い」をしていたっけ。(笑)

ただこの話には不明なところが多くあって、その彼の本名を私は覚えていないし、Atari社の歴史を調べても「日系二世」が出てこないし、Atariという名付け親も違う人となっている。また彼がAtariを退社後に立ち上げた会社の名前も私は忘れてしまったけれど、Atariの主要人物がスピンアウトして立ち上げた会社として「Activision」というソフトの会社があるけれど、その彼が立ち上げた会社は「ハードウェアの会社」で名前も違ったはず。でも間違いないのは「叔父は大金を手にした」ということと、シアトル在住の叔父の兄は叔父の2倍の1000万円を投資して「人生が変わった」というのは事実。もしかしたら彼の会社は「Atari」そのものじゃなくて、製造を請け負っていた会社かもね。彼がその後に立ち上げた会社もコンピュータ関連システムを製造しOEMで売っていた会社だし。社名は「マイクロ」という言葉が付いていたような定かではない記憶がある。

ま、「たまたま買ったビットコインが大化けした」のと同じようなことって、結構あるもんなんですね。でもスタートアップ企業への投資はギャンブルと同じで、シロウトが夢を見ても夢で終わるであろうことはほぼ間違いないと思う。今は勢いがある電気自動車(EV)の世界も同じで、今まで何百社も立ち上がって殆どは消えていったわけで、BYDやテスラで大当たりするなんのてのは「宝くじを当てる」のと似たようなものだと思う。

だから「利益を得るため」というより、「援助、楽しみ、一緒に夢を見る」のを目的とした投資があっても良いと思う。自分には絶対に出来ないことでもそれに向かって全力で走る若者はいるし、「夢を分けて欲しい」と思うことは結構ある。

それは「道楽」といえばその通りかもしれないけれど、それでも良いと思う。

また私と同じような年齢でも「私財を突っ込んでどうしてもやりたいことに突っ走る」ような老人起業家もいて、中には「これがうまく行けば世界が変わる。助かる人が増える」と思うようなものもあるのね。

やっぱり「投資」ってそういう先に投資するのがあるべき姿なんだろうななんて思う。

でもそのためにも「十分な資金を持つ」事が重要で、自分ができる「狭い世界」でどうにかするしかない。

「世界に貢献する」なんて大それたことを私は考えていないけれど、せめて「夢を抱いて走る人たち」の応援ぐらいはしたい。

そういう意味では「イーロン・マスク」も私にとっては「普通の人じゃない」わけで、彼の頭の中にある「あるべき未来の姿」を私も見てみたいし、それの実現への道を私も歩いてみたいと思う。

しかし最近の若者は大したもんだと思いますわ。

今の自分とはもう別世界の人たちだけれど、彼らを見ているだけでも嬉しいしワクワクしてきます。

また「Real Value」も「令和の虎、そのシリーズ」にしても「エンタメ枠」だとは思うけれど、頑張る人たちを応援しようという意気込みは伝わってくるし、そんなのは私が若い頃は一切無かったし、現代のああいうのも利用できるものは利用して若者には頑張ってほしいなぁ。そういう若者が私達の未来を作るのだから。

きっと今でも世界の何処かで、アップルを創ったスティーブジョブスやウォズニアックみたいな青年が自分の家のガレージでなにか組み立てているんじゃないかと思うとワクワクしてきます。

 

 

 

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