バブル後半の相場の対処は至難の業!? 今後の動きは?

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市場は弱気、強気が入り乱れていますね。

バフェットみたいに「現金比率を増やして様子を見ろ」という専門家も多いし「まだまだ行ける」という人も多い。

私は全くわからないし、「なるようにしかならない」と思うし、【どう動こうかその動きに着いてく】と考えていますので、気持ちは楽といえば楽。当然、「下げればショートする」わけで、【下げたら困る】こともない。上げも下げも同じで「動いていればOK」で動かないでヨコヨコでウロウロされるのが一番困るし、そういう状態だと小さな負けが積み重なってしまうのね。

だから将来はどうでも良いと言えばその通りで「予想はしない」にしても【想定は必ず何通りかして、その動きが出たら予定通り動く】という考え方。

さて、どういう想定をするべきか。

いつもの「石原順氏」の動画を出しますが、今回の話は「一語一句、全くその通り」と思いました。どのようにその世の中の動きに対処するかも「同じ考え方」です。

世の中の相場参加者はそれぞれ立場によってまるで違う考え方、違う手法で売買しますが、私達のように「実業として」【貿易】や【投資】をしていない場合は、「状況が変わればすぐに撤退、損切り、利食い、再投資、空売り(ショート)も出来るわけで、そういう「他の大手の投資家や企業にはできない有利な立場である」のを利用しない手はないと考えます。

これからは今まで以上に「将来が見づらい時代」になるはずで、「臨機応変に買いでも売りでも出来るか出来ないか」で大きな差が着くと思うし、当然、「ガチホで利益を狙う」なんて【楽をしよう】と思っても無理。あるいは「それはギャンブル」だと割り切れるなら思うように賭ければ良いと思う。

でも確実に年単位、あるいは月単位で「利益を確保する」、【間違いなく資産の構築をしたい】と考えるのであれば「確実に、小さくても利を積み上げる」事が必要だと思う。

石原氏のこの話し、本当に重要なことの羅列だと思う。これを理解し、なおかつ【実践】できるかできないかが【運命の分かれ道】だと思って間違いないと思う。

また何度も書きますが、「流れに乗るだけ」「相場に着いていくだけ」という売買手法の場合、【大負けすることは絶対にない】ということ。私はそれだけでも「順張り、トレンドフォローの手法」を取る理由になると思うくらい。

◯ 相場の流れに乗るだけ

◯ 下げ相場では「ショートする」

この2つを覚えるだけでオッケイ。それには「チャート分析」を学ぶ必要があるけれど、それはそれほど難しいことではなくて、レベルはあるにしても初心者レベルでも十分使えると思う。

たとえばこれはS&P500のリーマンショック後の動き。「上昇トレンドが続く」なら当然、「買いポジションを持ち続ける」のが当たり前で、もう危ない、そろそろ暴落するという言葉に惑わされる必要もない。

しかし相場は「常に大小の波の連なりで構成されている」のは間違いのない事実で、長い上げ相場も「長い下げ相場に変わる時」も来るかもしれない。例えばこのチャートは上のチャートの上下反転させたものでしかないけれど、こういう時は「いつか必ず来る」のね。そうしたら「頭を抱えて悩む」のではなくて、「上昇時には買っていた」のと同じ様に「下降時には売るだけ」という非常に単純な対応で問題は解決する。

これは単純な理屈で、実際に「日本のバブル崩壊」「アメリカのドットコムバブル崩壊」「リーマンショック」などを経験した人は【誰でもわかること】なのね。でも今の時代は「リーマンショックさえ体験していない」人が多く、あの時、何が起きたのか、投資家はどうなったのか、生き延びた人はどうしたのかを【学ばない】としたら非常にもったいないと思う。いや、学んだ人は多いのでしょう。で、「ほら、あのまま持っておけばこんなに上がった」【だからガチホで良い】と結論づけたとしたら、私はあきれるというか、「どうも有難う」と言いたい。だってそういう人達が「相場を支え、肥やしとなってくれている」のだから。「どんな時でも何があっても買い続けてください」と言いたいのが本音。

大事なのは「基本的な考え方」のみ。

この石原氏の話を理解できない、違うと思うとしても、二度でも三度でもこの動画を見て「考え方を学ぶ」「とにかくそれが正しいと信じてみる」のが良いと思います。

私達は「当て屋」「エコノミスト」「投資コンサルタント」ではないわけで、「結果のみが重要」で、経済じゃ世界の動向じゃとどれほど真剣に学び、それを元に予想しても【値はそれとは関係なく動いていく】という事実をしっかり見つめるべきで、逆に動画の中で石原氏が言うように「どんな馬鹿げた理由で上げようと、上がるならそれに着いていく(下げも同じ)」事が重要。

私達は戦国時代の「足軽、雑兵」と同じで、「大戦に参戦して手柄を立てよう」とした時に、何を基準にどちらに付きますかね。関ヶ原の天下分け目の決戦だろうが小さな小競り合いだろうが同じことで、「どちらに理があるか」「どちらの言い分の筋が通っているか」は考える必要がない。つまり【強い方に着く】のが鉄則で、それも最前線で勇猛果敢に戦う必要もない。丘の上から両軍の動きを見ていて、「西軍に勝機あり」と思えば「西軍の最後尾に着いて、チャンスが有るときには前に出て一太刀あびせてすぐに後ろに逃げる」のが一番良いわけです。また「東軍が強い」と思えば、「東軍に寝返って同じことをする」だけのこと。もしも「どちらが強いか判断できない」とするなら、丘の上から「高みの見物」を続けるのみ。

こんな単純なことに気が付かない人が多いのが私には不思議で、「足軽、雑兵」でしかないのに【有名な大名、武将】になったつもりで「どちらに着くべきかを考える」のがいかに馬鹿げているか考えてみればすぐに分かること。

「そういうずるいことはしたくない」「理があるかどうかは重要」と思うのであれば、「その理」に命をかければ良いし、たとえ初戦で命を失っても「名が残る」かもしれないし、それはそれで生き方として私は批判しようとは思わない。でも「無名の足軽という自分の目標」が【ちょっとした手柄を立てて若干の報奨を手に入れる】のだとしたら、私なら命をかけようとは思わないし、「勝てそうな方に着く」ことだけを考えます。そして「まず、間違いなく勝てる」と思ったときだけ前に出て「逃げ惑う敵に一太刀浴びせる」ようにしてまた下がる。

目標は「どんな世になっても最後の最後まで必ず生き延びて、小さくても利を重ねること」にあって、「大勝ちして有名になることではない」し、そのために「命をかける」なんてバカなことを私はしようとは思わない。

それが「順張り」であり「トレンドフォロー型」の投資方法。値が上がる理由、下がる理由は「一切、関係ない」。

 

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