「資産形成」に関する錯覚

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これは書けば反発があると思うのだけれど、本音を書いておきます。

多くの人が「資産形成を目指している」からS&P500だオルカンだと頑張る。あるいは債券投資で年率5%以上で回そうと頑張る。

これはこれで良いと思うのですが、この考え方は「資産運用」であって【資産形成】には全く寄与しないことに気がついているのかと思う。

例えば「年利7%」って凄いと思いますよね。年利7%を複利で回せば(所得税がないとして)「10年で2倍」になる。「20年で4倍」「30年で8倍」。これは、私は資産運用としては良いと思うのだけれど、これから「資産形成をする」場合どうでしょうか。「100万円が10年で200万」「20年で400万」となりますが、それが資産形成の役に立つのかどうか。

もしすでに1億円があるとすれば、10年で2億、20年で4億で、私なら「資産運用は成功」と考えます。30年後には8億円なんて夢もある。

でも100万円が10年後に200万。20年後に400万になったとして、それが自分が望んだ「資産形成」なのか。答えはノーのはず。

「リスクのないところに利益もない」ことを理解して、「リスクを取ってもっと大きく稼ぎたい」と思うのが【資産形成】なはず。

では「100万円を20年間で1億円にする」には複利で計算して【毎年何%の利率で回さないとならないか】を計算してみる。

その答えは【約26%】。毎年それだけ稼ぎ続けないと100万円の資金はいつまで経っても1億にならない。ましてやこの計算は「無税の場合」です。

ではもっと積極的に頑張って10年後に1億円を目指した場合、毎年何%の利益を出さないとならないのか。非課税、課税(20%)で計算してみます。

答えは

  • 税引き後の年間リターン: 約58.5%

  • 税引き前の年間リターン: 約73.1%

これが出来たら凄いことになる。今30代でも40代で1億。今40代でも定年間近になって1億あればかなり安心。また50代が60代に1億達成でも人生が変わるのは間違いがない。

またこんな試算もしてみましょう。

毎年100万円を積立して、毎年それを7%で回したら10年後、20年後にどうなるのか。

答えはこれ。

【計算結果】

期間 税引き前 (リターンに税金がかからない場合) 税引き後 (リターンに20%課税される場合)
10年後 約1,381万円 約1,280万円
20年後 約4,100万円 約3,553万円

「毎年100万円を積み立てる」という平均的な若者には非常に難しいことをして、なおかつ毎年7%で回し続けるというほぼ不可能なことが出来たとしても、やっと到達できる結果は上の金額。

これが自分に可能だと思いますかね。そして可能だとして、この結果の数字に満足できますかね。

でもその上に書いた、10年で1億を目指すとしたら、毎年、73%の利益を叩き出す必要があって、そんなパフォーマンスで投資を続けることが可能なのか。

答えは「まず無理」に決まっているじゃないですか。それが可能なら世の中に苦労する人はいなくなる。

そこで「諦めよう」と思えば【そこで終了】で、絵に描いた餅にもならない。

でも「諦めたくない人」もいるはずで、ではそれを達成するには「常識の外でやるしかない」ですよね。

つまり【常識を捨てること】が初めの一歩と言って間違いがない。

自分が今、考えていることって「巷の常識から外れているか、常識そのものか」を是非、確かめて見るのが良いと思う。

もし巷の多くの人と似たような考え、多くの専門家やインフルエンサーが言っているのと同じことを信じていたら【絶対に目標は達成出来ない】と断定して良いと思います。「資産運用」としては正しい、無難だとしても、若者の少ない資産が10年で2倍、20年で4倍になったら嬉しいですかね。それで目標達成と大喜び出来ますかね。

でも現実的には「資産運用」で10年で2倍、20年で4倍にするのも簡単ではない。これが常識の世界

しかし世の中には20代30代でも「億単位の資産」を作った投資家・トレーダーは多い。中には数百億を作る人達もいる。でもま、上ばかり見てもしょうがないけれど、10年20年の経験で「億単位」、あるいは「十数億レベル」を作った人は世の中にごっそりいるのね。そして私が言いたいのは「そういう人達は皆、常識はずれであった」ということ。

常識はずれのこととは「目の付け所が普通じゃない」だけのことで、決して突拍子もないこと、無謀なことをするわけじゃない。「10倍になる株を探そう」とかそんな夢みたいなことを追いかけているわけでもない。

人の行く 裏に道あり 花の山

私がいつもこの格言を書くのは、「これが真実だと思う」であって、でも普通は「裏道が見えない」「裏道を探そうともしない」「裏道を行くのが怖い」のだろうと思う。たとえ自分の乗る船が「泥舟」で沈みそうでも、他の人達が心配もせずにいれば「自分は心配しすぎ。この船を降りることの方がリスクが高い。だからこのままで良い」と考えてしまいがち。

でも裏道だから「険しくて、脱落者ばかり」なんてことはなくて、「裏道のほうがはるかに楽」「近道でもある」「競争相手が少ない」事が多いのが現実。違いは「ただ単に目の付け所が違う」だけのこと。

ではどこから「常識はずれの第一歩を踏み出すか」が問題。

これに関しては「私流の考え方」はいつも書いていますが、私は伝えるのがうまくないし、私の方法がベストではないのもわかっているし、でも「この人の説明ならわかるはずだ」という動画やトレーダーを紹介することは可能。

またありがたいことに世の中には「反面教師」もいて、そういう方もブログに紹介するという失礼なことをやっていますが、「自分だったらこうする」というのを細かい分析や売買方法を見ながら考えるだけで学べることは多いと思う。

私がブログで出来ることはそこまででしかありませんが、是非とも夢を持つ読者の方々には「何か掴んで欲しい」と願っています。私自身も「膨大な情報」の中から一つ一つ「自分にあうもの」を探し、磨いて自分流を作り上げただけで、全ては「拾った情報」でしかないんですよ。

そんな「出会い」「キッカケを作る」のが私のこのブログでの仕事だと思っています。それで人生を大きく変えることが可能だと信じているから。

まずは「年率50%の利益を出すにはどういう方法があるのか」を真剣に考えてみるのが良いかもしれない。でも「そんなの無理だ」と常識的に考えたら何も見えてこないのね。「毎年50%の利益を出さないと自分は終わる」と想像して何でも良いから頭に浮かぶ方法を書き出してみたら良いと思う。書きながら「こんなのは無理だよなぁ」と思ってもまずは書き出す。

まず「回転率を上げる」なんてことは誰しも思いつくはずで、たった1%の利益でも5回で5%の利益。そのルーチンを年に10回やれば目標達成となる。でも負けることもあるから、利益目標をもう少し上げてみる、負けづらい手法を考える、回数をもっと増やすとか、色々な手は浮かんでくるはず。あとは「一つずつ問題を潰して、経験を積むだけ」で達成できてしまうかもしれない。

これは目標を「毎年10%の利益」としてもやることは同じで、常識的な方法では「絶対に無理」なのは間違いがない。

誰しも「こんなことにチャレンジする俺ってバカだよなぁ」なんて思いながら、その夢が捨てられずに頑張っているうちに「どうにかなっちゃった」というケースが多いと私は思っていて、「上手くいくことはわかっていた」なんて人は誰ひとりいないと思う。ただただ「夢を追い続けただけ」かもしれない。

そうやってハードルを超えていくうちに「取るべき手法」も見えてきて、頑張っているうちに「数億、十数億」と利益が出るようになるのは同じ道を通っているはずで、あの200億円と言われる資産(非公開)を作った有名な「テスタ氏」でさえも、2005年頃に書店で「デイトレード」に関する本を見つけ、「自宅でできて、難しい分析なしでも(リスク少なく)勝てそう」と魅力を感じたのがスタート。まさかそれで数百億円を稼ぐなんて想像もしなかったはず。

それは270億を稼ぎ出したCIS氏も、数百億はあると言われる有名なBNF氏も同じでしょう。

これは「そういう凄い人もいるのが世の中」だと言ってしまえばそれまでのことだけれど、「無名の、特殊才能があるわけでもない普通の青年であった」のは間違いないはず。

また数年前ですが、「高額所得者の発表」で「年収1億円以上が増えている」というのをニュースで見ましたが、その多くは「トレーダー」だと言っていた。

だからこそ巷では「こうやれば貴方も勝てます」と時流に乗って名を売ろうとしたり、書籍を売ったり、視聴者、視聴数を増やして利益を狙うインフルエンサー、ノウハウをE-Bookとして「何十万円」もの価格で売り出す人達がごっそり出てくる。でも「それで勝てるなら、商売はせずに自分で稼げば?」と私はいつも思うのね。他人から資金を集める、投資を誘うのも同じで、そんなことをせずに自分で借金しまくってやればいいじゃないかと思う。

つまり、彼らが詐欺師とは思わないけれど、「期待したほどのものではない」と考えるのが順当だと思う。

でも「本物を見つけたい」と思っても【それを見極めるのはシロウトには不可能】なのね。そもそも自分の中に「判断基準がない」のだから。また素晴らしい手法を公開する人がいても、手法って「相性」があって、誰でも同じ様にやれば良いということでもない。

だから難しいのだけれど、やっぱりそこで「諦めないこと」が重要だと思う。

「少額でも良いから始めましょう」「積み立てをしましょう」というのも【何もしないよりかは良い】のは間違いがないけれど、若いうちは収入も少なくて「毎年100万円積み立てる」のが可能な若者って非常に少ないはず。ましてやそれを「毎年7%で回す」なんて至難の業で、もし運良くそれが出来たとしても【資産形成できた~】というほどの額にはならない。

つまり「バッチリ成功した場合」でこの金額。

【計算結果】

期間 税引き前 (リターンに税金がかからない場合) 税引き後 (リターンに20%課税される場合)
10年後 約1,381万円 約1,280万円
20年後 約4,100万円 約3,553万円

一般的にはこれの【数分の1を作るのがやっと】なのが現実的な数字だと思う。

でも【中古マンションの値上がり、老人用施設】に関してのエントリー(ここをクリック)に書いたように現時点でも「老夫婦の生活費は、最低限なら月額約23~24万円、ゆとりある生活なら月額約38万円程度が目安」と言われていて、65歳から85歳までに掛かる20年間の経費の【総額】は9120万で、もし80歳から100歳まで老人ホームに入るとしたら【介護費用をのぞいて特養の場合は5,280~6,000万円、有料老人ホームは8,400万円がかかります。】とのこと。

つまり「65歳から100歳まで35年間、老人ホームに入らずに(インフレも考慮せずに)生きた場合は1億5960万円」が必要で、もし老人ホームに入った場合は80歳から100歳として「特養の場合は5,280~6,000万円、有料老人ホームは8,400万円」は掛かる。

これって「今の数字」で、そこそこゆとりがある生活をしようとしたら65歳から100歳まで生きるには夫婦で【2億超え】になるのは明らかだと思う。そしてその数字はインフレを考慮していない。また「大きな医療費や突発的な大きな出費」も入っていない。

ましてや歳をとっても高収入なんて人は珍しいわけで、一般的には「退職金と年金」に頼ることになる。それでも「2000万円足りない」「いや、3500万円は必要だ」と世間は騒ぐ。

でもそれだけあればどうにかなる人達は「恵まれた人達」だと私は思っていて、「退職金はない」「年金は微々たるもの」「持ち家もない」場合はどうなっちゃうんですかね。

今でも「老人の貧困」は大きな問題になっているけれど、将来は良くなるんだろうか。

私が若い頃の日本は「一億総中流意識」がありましたが、「中流が減り、貧困も増えている」と言われますが、この流れは今後も続くのか、終わるのか。私は世界的に「どんどん格差は広がる」と思っています。

長生きせずにピンピンコロリならまだしも、病気を抱えながら100歳まで生きたらとんでもないことになる。

私としては「エリートサラリーマンではなかった一般の人達」は【生活保護を受けるかどうか】のレベルまで落ち込む可能性もあると思う。今、アメリカのホームレス事情も史上最悪の状態らしくて、「フルタイムで仕事をしている人達」でさえホームレスに転落していると聞く。そういう格差が日本にも来るような気がしています。

実は私はもう50年以上前の「10代の頃」からこの問題には注目していて、親族を含めた知り合いの老人の生活を見ても、「悲惨な状態」が多かったんですよ。かつて羽振りが良かった親族でも歳を取ってから半端じゃない苦労をして涙を流しながら寂しく死んでいった人達は一人や二人じゃない。

そんなのを身近に見ていた私としては、「ガンガン稼げるエリートサラリーマンになる」なんて絶対に無理だと思ったし、生まれも育ちも商人だから「自営業で頑張るしかない」と10代の頃には考えていた。でも周りは親族も「商人ばかり」で【順風満帆】なんてのは皆無で、一時期は飛ぶ鳥落とす勢いがあっても、長くは続かず苦しい生活をしていた親族も複数いるし、自分は夢ばかりあってもうまくいくかどうかなんてさっぱりわからなかった。

でもやるしかないわけで、でも常に「七転び八起き」じゃなくて「七転八倒」だったみたいな人生。

でも頑張っていればチャンスはいつか回ってくることもあって、私は運好くそれを掴めたと言っても良いかもしれない。そしてオーストラリアへ家族とともに脱出してと今の生活に続くのだけれど、【20代にはすでにやっていた株式投資】は結構長く続けていて、でも途中から「これじゃだめだ」と思い、【先物やオプション】を始め、それも時代の変化だったんでしょう【超短期売買、デイトレ】なるものを知り、それにのめり込み、やっと40代の頃に「これで食っていける」と思って「実業は全て精算」して専業トレーダーとなり、【デイトレ、投機で稼ぎ、それを長期投資として債券で回す】というスタイルが確立した。

随分と「遠回りした」のは間違いがなくて、「暗中模索の連続」でした。でも「諦めなかった」のが幸いした。というより「諦めるという選択肢はなかった」のね。それしか「家族4人が食う道はなかった」んですから。

でもそんな道程を思い出すと、もし自分が30代、40代の頃に「気づきがあったら人生も大きくかわったかもしれない」と思うんですよ。だから「息子たち」にもノウハウを伝えようと思うし、こうやってブログに書くのも同じ。

ポイントは「気づきがあるかないか」のそれだけ。

また若くても「優秀な人」は多いわけで、「起業する」のもチャレンジしたら良いと思う。でもその世界も5年生存率、10年生存率の少なさには驚くばかりだけれど、でもチャレンジのないところに何も起きない。

ただ私は「経営」って半端じゃなく難しいと思っていて、その素質が自分にはないのは20代の頃には気がついていたけれど、まぁどんな零細企業でもやることが多いし次から次へと問題が起きるのね。だから「サラリーマンを恨めしく思う」こともあったけれど、極々凡人で、怠け者で一生懸命働くのが嫌いな私にはサラリーマンの世界に入ったとしても「良い将来があるわけがない」のは見えていた。(笑)

どんな仕事も「気付きが重要」で特に零細企業は「ユニークであること、他社と違うこと」が何よりも重要だったけれど、それの維持は本当に難しくて、後にトレード専業になった時に「これほど楽な仕事があるか」と思ったくらい。自分の好きなペースでやればよいのだから。またノウハウを掴むと、大きくなるのは実業よりはるかに簡単。

商人の世界でも「売り上げ、利益を2倍にする」なんてとんでもなく難しくて、そうするための計画を立てても「難しさにうんざりする」ことが私には多かった。そしてお金を注ぎ込み頑張っても「うまく行かない」なんてのが普通。ところが「トレード」の場合は、ある程度安定して利を出せるようになると「利益を2倍にしよう」なんてのは比較的簡単で、売買単位を2倍にするだけ。でも当然「損失も2倍かそれ以上」になるのはどんな仕事、起業しても同じことで、でもトレードの場合は「明日から2倍にしよう」というのが可能な世界。と同時に「半分に減らそう」「半年は何もしないで過ごそう」なんて【実業では絶対に不可能なこと】もできるのね。

だから私は「トレードの世界ほど楽な世界はない」と思っているくらい。

ただし、「では青天井で利益が出るか」というとそれもないと私は思っていて、やっぱり人には「生まれ持った器の大きさがある」から、売買単位が大きくなると手は震え、声はうわずり、注文確定のエンターキーも押せなくなる、なんてことも起きる。当然、「頭の回転も一気に落ちるし、余計な思いがどんどん湧いてくる」のが普通で「勝てなくなる限界」ってあると思う。私がまさにそれで「小心者」だから【大きな決断が出来ない】し【なおかつ優柔不断】だからなかなか思うようには大きくなれない。でも逆に「ギャンブルはしない」から大きな地雷を踏むこともなかったのかもしれない。2024年にはそこそこ大きな地雷を踏んだけれど。(笑)

ところが世の中には「全く動じない人」っていて、大損してもケロッとしていたり、大きな注文も平気で出せる人がいる。かつてあの数百億稼いだというBNF氏のドキュメンタリーを見た時、BNF氏ってやっぱりちょっと変わっていて、「どこかのネジが外れているような」不思議な雰囲気の人だったのを思い出します。きっとああいう性格だから「まさかの金額を稼げるのだろう」と思った。

また「自分が何を売買するか」によるのだけれど、【出来高】って非常に大きな関係があって、「もっと売買単位を増やそう」と思っても【出来ない】事も多いのね。あのBNF氏も「自分の手法が通用するのは60億円程度まで」と言っていた。それ以上のお金を投入すると「その自分の注文で相場が動いてしまう」ということ。だから彼は不動産投資を始めたり。またテスタ氏もそうで、「デイトレから始めた」けれど、あるころから「株式の長期投資に切り替えた」のは同じ理由だと思う。

この世界って常識的な考え方、手法でやってもなかなか勝ち続けることは出来ないけれど、「気付き」があると大きく変わる世界。それなくして10年、20年やっても「勝ったり負けたり」「チビチビ勝ってどかんとやられる」ことの繰り返しになる。ましてや「出撃撤退のタイミングを読めない」「損切りも出来ない」、いつどんなときに撤退するかの「出口戦略がない」場合は、「遅かれ早かれ、自分の意志に反して退場せねばならない時が来る」と思う。

「自分が常識や巷の話に惑わされていると、気付きはやってこない」のは間違いがなくて、ましてや【自分には資産形成が何よりも重要】な時に、「すでに資産を持つ人達が考えるような資産運用」と似たようなことをしていても【全く役に立たない】ということ。若い頃なんてせいぜい預金通帳に入っているのは数百万円でしかなくて、それを10年20年30年掛けて4倍5倍にしたところで「大きな金額にはならない」し、【老後は安泰】なんてことには絶対にならない。

でも「生活をもっと切り詰めて投資に回す」とか「数年で10倍になる株を探す」とか「ビットコインを買って何倍になるのを祈る」とか、そんなやり方で「資産は増えない」と思う。その発想は「ギャンブルで一発当てよう」というのと全く同じで、「たまに当たることはあっても長続きしない」のは誰にでもわかるはず。

だから資産形成を考えるのであれば、「小資本でも効率良く、安定して稼げる方法」を見つける必要がある。

「そんなの無理」と思う人はそれまでで、「どうしても諦めきれなかった人達」のみが実績を残せるんじゃないですかね。「たまたま稼げた」という世界じゃない。

とにかく「資産形成のつもりで資産運用をする」のは半端じゃなく大きな間違い、落とし穴だと思う。ましてや「下落相場のときには含み損を抱える」「利益が乗るまで待つしかない」ような手法だったら【将来はない】と思ったほうが良いかもしれない。そしてそういう方法は「ギャンブルと全く同じでしかない」と思う。

本人は「比較的安全な方法」と信じているだろうし、「たとえ70%80%下落しても我慢をして、利益が出るまで何十年でも持ち続ける」のならばどうにかなるかもしれないけれど、「デメリット」もかなり大きいと思うし、「いつ、どのくらいの資産になっているか」が【全くわからない】とするなら、どうやって老後の計画を練るのかと思う。

でもそれが「金持ちの道楽」「資産運用」ならまだしも、「資産を形成せねばならない」としたらそれでうまくいくとは思えないし、「将来の運を天に任せる」のか「自分で運を切り開くのか」、どちらかを選ぶべきだろうと思う。

どちらも選べないとするなら、「両方やれば良い」と思う。そして一番大事な「本職のスキルと収入アップに注力」して、おまけで3つでも4つでも「将来を楽しみにできる種まきをする」べきかもね。

ま、世の中にはいろいろな考え方、生き方がありますが、私はこんな風に考えています。

人の行く 裏に道あり 花の山

 

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