なぜ、私は「株やインデックスの長期投資」をしないのか
株やインデックスの「長期投資」は【しない】といつも書いている私ですが、では全く興味がないかと言うとそんなこともなくて、私の場合はデイトレを含む「超短期トレードが主」だとしても【いつかは卒業したい】と考えるし、【卒業せざるを得ない時は必ず来る】と思っています。それは年齢であり、頭の劣化、反応スピードの低下、そして【目が悪くなる】だけでモニターを見続けることは出来ないし、いつでも好きな時に好きなようにトレードできるにしても「それが出来なくなる時は必ず来る」のね。
となれば「中長期投資に切り替える」必要があって、その時が来るのはわかっているからやっぱり「長期投資目線で市場を見る」ことは止められない。
でも自分でいろいろ調べ上げるのは不可能だし、無駄だし、数人の自分が信頼できる専門家やインフルエンサー、トレーダーのユーチューブ動画を見るわけですが、今回わかったことは、金(ゴールド)の中途半端な戦略らしい戦略がないやり方から、やっぱり「個別銘柄、インデックスの長期投資はやってられない」ということ。
「ポジションを持つ」という苦痛
多くの人は「ガチホ」をする。私はそんなのは投資ではないギャンブルだといつも書いていますが、では「ガチホはしない」と決めたとしたら「毎日、あるいは1日に数回は値動きチェックをして、必要があれば売ったり買ったり、あるいはヘッジをする」必要がある。当然、【流れについていくだけ】にしても「取り巻く環境の変化」はそれなりに把握したいし、これが【半端じゃなく面倒くさい】のね。
自分にポジションがなくて「チャンスがあったから買おう(売ろう)」なんて間は【気楽】なもんで、チャンスを逃したところで損失も利益も出ないわけだから「毎日、必ず真剣にチェックする必要はない」わけで、「気が向いた時にだけ調べる」のでもOK。
ところがポジションがあるとそんな事はできないわけで、常に「値動きと情勢チェック」をしないとならない。それも真剣に。これは「投資額が増えれば増えるほどストレスになってくる」。
そして「面倒くさい」から【苦痛】に変わってくる。
株式投資との決別、そして「放置」という名の逃避
私は過去に、その時を思い出すと気が狂ったんじゃないかと思うのだけれど、株の長期投資が主であった1990年代の中頃でしたか、持っている株は全て「日本株」だったのですが、バブル崩壊後の日本の株式市場って「買えば下がる」みたいな動きの連続でかなり難しかった。当時は「空売りはしない」スタイルだったのだけれど、大きな大きな「下げトレンド」の中で「買って利益を出す」のは至難の業。
なんせバブル崩壊後の下落はとんでもなく長く、80%の下落という暴落と言って良い動きで、これは多くの人たちの「投資意欲を奪う」のには十分だった。
でも私は毎日毎日、持ち株や株式市場、情勢チェックをしていたのですが、実業は実業でいろいろ忙しいし、毎日の値動きは実業の売り上げより大きいし、ボーっとしているわけにも行かず、本当に疲れ果てた。もう続けるのは無理だと思った。
そういう時にどうするかですが、「全ての持ち株を処分して、株式投資はやめる」しかないじゃないですか。
でも私が何をしたかと言うと、【放置することにした】んですよ。つまり「ガチホ」と同じ。これって「少額なら問題は無い」ですが、この時点では私はかなりの額を注ぎ込んでいたのに、それを決められたのは「気が狂っていた」んじゃないかと今でも思う。
最初は値動きも気になりましたが、「気持ちの切り替え」って結構簡単にできて、当時の金融資産の半分以上は株式投資でかなりの額だったのですが、「放置」した。
この「肩の荷が下りた感」「爽快感」って久しぶりに感じる「気楽さ」で、そのまま数カ月放置していたら「体調も精神状態も良くなった」のね。でもそれって本来は「あり得ない」はずで、総額は結構大きかったし、毎日の変動額は上がっても下がってもかなり大きくて、その額を考えるとヒヤヒヤドキドキする額なのに、「それを一切忘れること」ってやれば出来ることがわかった。
それまでは「毎日の値動き」に翻弄されたし、まず夜が怖いんですよ。日本株は「アメリカの動きに追従する」のが常でしたが、【アメリカ株が動くのは日本の夜中】なわけで、寝ている間に何が起きるかわからないって結構怖い。そして「土日も怖い」のね。休日も同じで、そんな時に「何か起きたら大変なことになる」わけです。市場は閉まっているし、「月曜日に市場が開いたら大波乱となる」のはわかりきっているから。
と同時に、家族旅行に行くのも難しくなるのね。遊びに行っても「市場の動きが気になる」わけで、「ノートパソコンは必ず持って行く」し、「WIFIが繋がらないところへは行けない」し、自分でさえも馬鹿らしくなってくるし、家族にも文句を言われるのが普通。でも「ガチホで良い」と決めてしまってからは、そういうことが無くなる。
しかし持ち株は相変わらず「上がったり下がったりする」わけで、毎日ドキドキハラハラしていたのに「それをやめてガチホにする」なんてことは考えられないのだけれど、出来ちゃった。
気楽でした。ゴールドコーストの空も海も綺麗に見えたし、空気も美味しかった。でも「株式市場にどっぷり浸かっている」とそんなのを感じる余裕も無くなる。
でも日本株は「バブルの崩壊後の長い、そして大きな下落途中で、上昇の兆しは全く見えない状態。
「放置」がもたらした驚愕の結末
ところがですね、そのガチホに切り替えてからどのくらい経った頃だったか、「私の異変に父が気がついた」のね。で、「お前、持ち株はどうなっているんだ?」と聞いてきたんですよ。その時、「ドキっとした」のは間違いがないものの、慌てるほどのこともなく「ま、どうにか適当にやってるよ」と返事をした。
でもその後、恐る恐る「持ち株がどうなっているか久しぶりに調べた」のね。
【驚愕した】というのが正解で、長い下げトレンドに日本市場は入っていましたから「やっぱりね」とも思った。当然、「含み損が出ている」わけで、それを計算したところ「そこそこ大きな額」だったのもわかった。
毎日毎日、一生懸命にやっていれば「損はまぬがれて利が出たかもしれない」けれど、そうすることの「代償」が私には大きすぎたのね。でも「放置すれば損失が出る」のを経験し、結局、「株式投資も労働も、収入とは自分を切り売りし失うものの対価なんだ」と思ったわけです。
そして「株式投資はやめよう」と初めて大きな決断をした。そして「持ち株は全て売却」した。
「すっきりした」なんてもんじゃなくて「溜まっていたものが全て出た爽快感(笑)」があったし、「開放感」が大きかった。
でもそれは「資産を大きく増やすのを諦めた」のと同じことで、でも「オーストラリアで始めた事業だけで大きくなるのは不可能」なのもわかっていたわけです。
デイトレードという「気楽なカジノ」との出会い
私はそもそも「山っ気が非常に強いタイプ」で「ギャンブル好きではない」けれど、それはかつて「ありとあらゆるギャンブルの必勝法をPCでシミュレーションをした」事によって【どうやっても絶対に勝てないのを確認した】からギャンブルへの興味を失っただけのことで、もし「勝率が50%以上のギャンブルが存在したらのめり込むタイプ」です。だから「腕の差が出る麻雀」は学生時代から大好きでした。今は全くやりませんが。
その後「株式市場を見ることはなくなった」けれど、当時、段々と一般のトレーダーに広まってきた「先物やオプション」に興味が出てきた。そしてその後、当時は「デイトレ」という言葉はなくて【日計り(ひばかり)】と呼ばれていた、一日に何度も売買するような手法も一般人が手を出す時代になってきた。それまでは「証券会社のディーラーがやること」でしかなかった。
でもまだまだ「売買手数料は高い」「売り買いの差であるスプレッドも大きい」時代だったけれど、その面白さに引き込まれていった。正直に言えば「面白いカジノを見つけた」ようなもんです。
そして世の中にFXなるものが広まったり、それにどっぷり浸かるようになったものの、「好きな時にやれば良い」のがまさに「カジノへ行く」のと似ていて、「株の長期投資」みたいに【ポジションを持ち続けることはない】から気楽なんてもんじゃない。そして「超短期で結着を付ける」から、そこそこ大きな額を注ぎ込んでも「怖くない」のね。
株式投資をしていた頃と同額かそれ以上のポジションを持っても、それは数分~10数分だけだし、「その間はドキドキする」けれど、ポジションがなければ気楽なもん。夜もよく眠れるし、土日が怖いこともないし、旅行も好きな時に好きなだけ行けることの良さを満喫できるようになった。
デイトレだからこそ、大波に飲まれない
そして「ポジションを持つ時間は短い」から、その間に「とんでもないことが起きる」確率は非常に低いし、でも要人の発言や指標の発表がある時(スケジュール化されている)には「瞬時に大きく動く」から、【その時は何もしないで高見の見物】をするだけ。またもし「ポジションを持っている間に大事が起きる」ことがあっても、【それに慌てふためく】のではなくて、逆に【初動に乗れる】事が起きる。
世の中に何が起きたのかわからないにしても、「何かが起きると必ずいの一番に市場が反応する」。第一報を知った人は必ず市場に手を出すのね。そしてそれが広がり、値動きが大きくなって「でもその時点ではまだ何が起きたのかはわからない」のね。で、そのうち旧ツイッターで情報が流れてきて、そして「ニュース速報」という形で世の中に広まっていくのだけれど、もうその時点では「市場は大きく動いている」のが普通。
そして世の中の人達が「テレビや新聞のニュースを見て知る頃」には、デイトレーダーはもう何度もトレードを終えた後だったり。
だから「デイトレこそ大きな波に飲み込まれない方法」であり、「逆にデイトレだから皆が慌てている頃に利を稼げる方法」ということ。
だからこそ「順張り」「トレンドフォロー型の手法」が重要になってくるわけで、もし「逆張り派」だとしたら、何かが起きると「大惨事になる」のは簡単にわかるはず。
ま、そんなこんなでその後は「勝率を上げる方法」「流れを見る方法」を磨いていくのだけれど、それでもダボ流が「これなら行けそうだ」と思うまでには10年以上の歳月が必要だった。普通は「そこに至る前に諦める」事が多いのだろうと思うけれど、私がなぜ諦めなかったのかは「性格的なもの」もあるし「論理的に利は出せるという確信があった」のと、そして「その道を進むしか私の将来はない」と思っていたからだと思う。
現在の私と、再び直面する「長期投資」のジレンマ
だから今でも「デイトレ、短期売買」、いわゆる「投機」が私のメインであるし、そしてそれで貯めた資金はやっぱり長期投資に回すしか無くて、「債券投資」という、それも「定期預金に入れるのと同じような考え方」でやってきました。
債券投資もリスクをそれなりに取ると「高い利回りを確保できる(7~10%の時代もあった。今は5~7%が精一杯)」し、債券そのものは毎日売買され上がったり下がったりするけれど、「償還まで持つ方法」だと定期預金と似たようなもので、まさに「放置」の世界。この放置は「債券だから可能」なのであって、株式投資をメインでやっていた時のように「毎日値動きをチェックする」なんてことは一切ないし、正直なところ、私は今現在、どんな債券をどのくらい持っているのかも良くわからないくらい。
それが気になる時には「エクセルで作った債券ポートフォリオ」見るだけ。でも毎日見ることはありえないのは「定期預金」と同じ。
本当に話が長くて申し訳ないのだけれど、今の私の状態を説明するのにこれだけの長文となったのはご容赦ください。本題はこれから。(笑)
金(ゴールド)との出会い
私が付き合いの長かったHSBCシンガポールの担当に勧められた「金(ゴールド)のファンド」を持っているのは何度か書きましたし(価格は1200ドル前後の頃)、HSBCの担当が「そろそろ売ってください」という時(1800ドルぐらいの頃)にも持ったままで「価格変動対策はCFDでヘッジの練習をする」ことにしたし、ある頃から上昇トレンドがはっきりしたので「放置」して、2025年10月の高値(4381ドル)を過ぎた頃、「値は伸び切り、天井圏で出るツートップ」が確認できたから利食いしたのも書きました。
では「その後、どうするか」で悩み、「上昇波がみえたところで買い」「下降波がみえたところで売り」、一体何をしたいのかが自分でも良くわからない状態だったことまではブログに書いた。でも「金(ゴールド)は持っていた方が良い」のは間違いがないので、また「上昇波で買い」をし、今に至るのですが、また悩みだしています。
この日記を書いているのは12月15日の夜で、公開するのは後日になるはずですが、金(ゴールド)は「前の高値に近づいている」のね。これを抜くと「新たなステージに入る」と読んで楽しみが増えるのだけれど、普通、こういうパターンの時には「頭を抑えられるのが普通」で、【簡単に上抜けするとは考えない】のが私流。つまり、私の場合は、ここは「一応利食いして撤退」がよいと読む。もし上抜いて上がる動きが見えれば、「また買えば良い」だけのこと。
ところがですね、そういう考え方をしていると、上に書いた「株式をやっていた頃と同じになる」ってことなのね。
つまり、毎日、一度から数度は値動きをチェックして、金(ゴールド)を取り巻く情勢を調べて・・・という作業を毎日のルーチンに入れないとならない。
こういうことが苦痛だから「株式の長期投資を止めた過去がある」わけで、あの当時から30歳近く歳を取ってボケも入っているし、元気ではない私がそういう「やらねばならない仕事」が出来るとは思えないのね。出来たとしても「長続きしない」のはわかりきったこと。
「ガチホ」という名の麻薬
「将来面白そうな企業の株」も同じ様に「上昇が見えたら買う」ようなことをしようと思っているのだけれど、それを始めれば「過去の精神も身体も不安定になった時」と同じようになるのは明白。
あの頃との違いは「売買ポイントやトレンドの見方の違い」「ショート(空売り)もする」ぐらいなもので、毎日、価格や情勢チェックをするのは全く同じとなる。
では動きを見ながら売買するのではなくて「ガチホする」なんてのは投資じゃなくて「宝くじを買う」のと同じだし、でももしかしたら「ガチホしてマイナスが出ても構わない」という【投資額】なら、それをするのも良いのかもしれない。
でもそれは「金持ちの道楽」と同じで、私としてはそれは「踏み入れるべきじゃない領域」なんです。あるいは「麻薬と同じ」と言っても良くて、それでうまく行けば、「やっぱりこの方法で良いじゃん」と自分に都合よく、あるいは楽な方に考えるようになるのは明らかで、その考えが自分の中で大きくなると【いつか地獄を見る】ことになるのは間違いがない。
またそういうのを息子たちにも見せたくないんですよ。そもそも「インデックスのガチホも良いんじゃないか」なんて【売買タイミングやヘッジも考えない】【出口戦略も考えない】で言う彼らだから。
「ガチホ」は【無くなっても良い金ですること】であって、【資産形成が重要な段階】で金持ちの道楽みたいな発想は絶対に持つべきではないと私は思う。
「堕落」か、それとも「前進」か? — 新たな境地
でも「ガチホは駄目だ、絶対に駄目」と言い続けるのも無理があるわけで、「金融資産の10%以内とする」とはっきり決めるのなら良いかもしれないし、それは私にとっても「気楽になる唯一の考え方」かもしれない。
もし10%までと決めてしまえば、金(ゴールド)でもビットコインでも「ほぼ放置」で持つことも出来るだろうし、私としては「そういう考え方はトレーダーとしての堕落を意味する」と思うのだけれど、いやいや、「もしかすると前進かもしれない」とも思うようになってきています。
私は若い頃から「選択と集中しか大きくなる方法はない」と信じてそうやって来ましたから、「遊び金」なんて持ったことはないし、「それで気楽に投資をしてみる」なんてのは【堕落】だとしか思えないし、そんな余裕はないと考えるのが重要だと思ってきた。
でも今、それも変える時が来たのか、そんな気がしてならないのです。
ということで金(ゴールド)は売らずに放置。でも「ガチホする」という意味でもなく、下値抵抗線である4200ドル、4000ドルを「とりあえずの撤退ライン」として持ち続けるのもアリかなと思ったり。
そんな風に考えただけでも「力が抜けて気が楽になる」のを感じています。
それで勝てるような世界ではないのは重々承知しているけれど、「常に真剣に全力疾走」なんて不可能なわけで、【妥協】というのは一番嫌いなことなんだけれ-ど、平穏な日々を過ごすにはそれも必要なのだろうと思う今日のこのごろ。
こうやって歳を取っていくんでしょうね~~。
自動売買という手もある
ここで「もう一つの方法がある」のも書いておこうと思う。
それは「自動売買に任せる」という考え方。
これは「毎日毎日、自分で値動きをチェックして売買することはしない」わけで、それは【ガチホ】に似ていて、というか「投資コンサルタントに任せる」のと似たようなもの。
それを実践しているのが、いつも紹介する【石原順氏】であって、彼は「数十の銘柄」を自動売買している様子。またそれとは別の「長期投資、デイトレもする」らしい。この辺の彼の手の内の全てはわからないのだけれど、【金融資産の一部を自動売買する。投資のプロに任せる】考え方は「私の今後の課題」として真剣に考えるべきだと思っています。
彼は「予想はしない。予想するから勝ったり負けたりするのだ」「やるべきことは動きに着いていくだけ」という私と全く同じ考え方を持っているけれど、【その売買は自動プログラムに任せている】のね。
ではその自動売買プログラムがどの程度のものかと言うと、私としては「???」なのは前にも書いたけれど、これは「自分でいかようにもカスタマイズできる」わけで、「自分が逐一動きを見て判断するよりは精度が低い」としても【毎日の煩雑な作業から解放される】のは間違いがない。だからこそ、「何十もの銘柄を売買できる」んでしょう。
彼は当然「ロング(買い)」だけじゃなくて「ショート(空売り)」もする。
そんな彼は「ファンダメンタルズを無視するのか」というと、そうではなくて【どの銘柄を売買対象とするか】を決める時に徹底的にファンダメンタルズを調べ上げる。そして決定後は「自動売買プログラムに任せる」という方法。
またどんな銘柄でも「動きに特徴がある」のが普通で、「自分の売買システムに合う動きをする銘柄選び」も重要だと思う。そしてそれは「手動売買(笑)」でも同じで、私は「私の手法にあった銘柄選びを昔から重視」していて、今はNasdaq100のE-mini(NQ)が主なのもそれが理由。というか「NQをトレードする理由はそれのみ」です。かつてはドイツの国債であるBund(FGBL)だったり。
この「自動売買」に関しては、私は以前、何度も真剣に考えてトライしたことがあるのだけれど、【自分を超えることは無い】【自動売買は無理】という結論だった。でもそれは「全て自動売買に任せる」という前提があったからで、「もし運用資産の10分の1」だとしたら、やらせても良いんじゃないかと思う。
実際にどうやるかは「自分が使うチャート」が自動売買に対応している必要があって、それは証券会社も同じで、決して簡単ではないけれど「やろうと思えば誰にでも出来る」ようになっていて、また「売買ポイントをアラートで出すチャート」は結構あって、そのポイントを「メールで伝える機能」があれば、それを証券会社に送れば、そのメールに従って売買するサービスを提供している証券会社もあると聞く。
問題は「自分が使うチャートで自分が欲しい売買ポイントを出せるかどうか」であって、石原順氏もそういうプログラムを販売しているし、そういう「自動売買用のEA(Expert Advisor)」も販売されている。あるいは「コピートレード」と言う、何十人何百人ものトレーダーの中から「自分が気に入ったトレーダーを選び、その人のトレードをそのまま自動で真似る」事も可能という証券会社もある。
問題は「売買シグナルの精度」だけれど、これを自分の思うようにいくつものインジケータ、アルゴリズムを組み合わせて作るのがとんでもなく難しくてややこしいわけで、でもそれがそこそこ出来るソフトも以前紹介したことがある。Shark indecators(ここをクリック)という会社が提供していて、「自動売買システム=Black Bird」と「資金、建玉管理システム=BloodHound」で構成されていて、別々に使うことも可能。
これはかなりの高機能だけれど、「使えるチャートはNinja Traderのみ」なのが大問題。当然「使う証券会社も限定される」わけで、証券会社はInteractive BrokersとチャートはNinja Traderという組み合わせなら良いと思うし、私も昔からInteractive Brokersを使っているし、Ninja Traderを主に使っていた頃もあるのだけれど、今はTrading Viewに落ち着いていて、今更、Ninja Traderに戻ろうとは思わないし、正直なところ「自動売買」のハードルは高い。
でもあまり真剣に考えずに「遊びのつもり」と言っちゃ駄目だけれど、「気軽にトライする」のは重要だと思っていて、そうしない限り、私と自動売買との距離は縮まらない。
ただ、Trading viewで出すシグナルをWebhookやAPIを使って、証券会社に送ることは可能にしても、正直なところ、それをやるには「私はもうジジーすぎる」のね。頭の回転も理解力もかなり落ちていて、そんな状態で新しいことに手を出すのさえも躊躇してしまう。
「接続は簡単な設定できる」状態で、自分がやることは「売買ルールを決めるだけ」なら良いのだけれど・・・。
息子たちにやってもらうのがベストだけれど、彼らはそこまで「トレードに入れ込んでいない」という大問題がある。実は我が家の大問題はそれだったりして。(笑)
別の興味として、私は「ある小さな投資顧問」が気になっていて、そこに大きな金額ではなく、ある程度、任せるのも良いと思ったり。本当は「ヘッジファンド」に投資したいのだけれど、どうも最低100万ドルは必要みたいなのでそこで調査は止まっています。