MM2Hに必要な定期預金を作るのはシティバンクを予定していたのですが、先日書きましたように、なんだか面白くないので他銀行に作ることにしました。
どこにしようかいろいろ考えたのですが、定期は入れたらそれっきりですし、マレーシアで日頃使う銀行で定期を作る必要もないと思いましたので、結局予定外のHSBCにすることにしました。どうもいろいろ聞いてみますとHSBCはお奨めではないと仰る方もいらっしゃるのですが、日頃使う銀行は後でゆっくり決めるとし、定期預金だけはHSBCに入れておこうという考え方です。
HSBCにはプレミアという顧客の種類があり、取引額によってそれが決まるのですが、マレーシアHSBCの場合、20万RM以上ということになっています。この金額はすでに口座を開けているシンガポールHSBCより低いので、プレミアのステータスを確保するのはマレーシアで行い、シンガポールは自動的にプレミア(全世界のHSBCでプレミアと認識される)になるので、シンガポールの残高を気にする必要はなくなるのでマレーシアHSBCを利用するほうが便利になります。
プレミアになると何が良いのかということですが、別にこれと言って良いことはないです。ただ、前にも何度か書いているように、私は航空会社のマイレージを貯めるのが趣味で、クレジットカードの利用でマイルを貯めることも積極的にやっています。で、シンガポールHSBC発行のプレミア用のマスターカードの場合、1アメリカドルに付き、2マイル貯まるので非常に効率が良いのです。ですので、どうにかこのカードを持っていたい。
マレーシアHSBCでも同じようなサービスがあるのですが、マレーシア発行のマスターカードですと、シンガポール発行の物ほどマイルが溜まらないのです。
たったこれだけの理由でシンガポールHSBCの口座を持っているなんてバカみたいな話ですが、これは趣味ですから仕方がありません。
また、これも前に何度か書いていますが、人それぞれ考え方はあるとは思うものの、私はマレーシアの外為政策に不自由さを感じてしまいます。ですので、マレーシアでは最低限必要なお金しか置かずに、自由な金融市場であるシンガポールにメインを置いておきたいのです。
シンガポールの銀行のカードを使ってマレーシアでお金をおろすことは当然出来るわけですが、もちろんマレーシアリンギットではなくて、その都度為替交換手数料がかかってしまいます。1.5%ぐらいだったでしょうか。詳しいことは忘れましたが、私はあまり細かい%は気にしない性格です。
ちなみに、シンガポールHSBCでは基本口座はシンガポールドルで、その他、米ドル、豪ドル、日本円などの個別の口座が開け(マレーシアリンギットは無い)、それぞれにATMカードが発行されます。私は嫁とのジョイントアカウントですが、シンガポールドル、米ドル、豪ドルの口座を開けたので2枚ずつ、合計6枚のATMカードを受け取りました。またそれとは別にプレミアのマスターカードが2枚で、総合計なんと8枚。
実際にはこんなにカードがあってもしょうがないですし、基本は多分豪ドル口座でそれ用のATMカードと米ドルベースのクレジットカードをマレーシアで使うことになると思います。
また、クレジットカードは米ドル建て、シンガポール建てが選べるようになっていますが、私は米ドル建てにしました。
ただ、去年の金融危機以来、為替には悩まされっぱなしで、今後どの通貨をどの程度の配分で持つか全く計画が出来ていません。豪ドルは私の生活の中心になる通貨ですし、米ドルは第二の通貨で、またクレジットカードで使うためにそれなりに用意しなくてはならないし、また今後、シンガポールドル建てでの資産運用をしようなどと訳のわからんことも考えていますので、かなりゴチャゴチャしそうです。ただし、日本円は全く関係がないので、シンガポールドル、米ドル、豪ドル、この中でどうにかやっていくことになると思います。で、マレーシアでの生活費はその中から融通するという考え方。
今の時点で何を考えても所詮机上の空論でしかありませんので、まぁ、時間が解決してくれるだろうと思っています。