調べ魔の私はかなりＫＬのコンドも調べ上げ、かなり頭には入ってきているのですが、根本的にどうしたらいいのかわからないことがあります。
まず我々の状態としては、女房が乾癬という精神的なものが大きな理由であるとされる病気に掛かっていて、そして何度も書いていますが、女房としてはマレーシアへは出来ることなら住みたくないという気持ちを持っています。しかしＫＬに行くというのは我が家の方針としては決定で、それに関しては女房も受け入れています。
その女房の本音が時限爆弾としていつ炸裂するかはわからないわけで、無理な移住で家庭崩壊した、あるいは日本に引き揚げた家族を我々も見てきておりますので、決して楽観はしておりません。ただ、住めば都で楽しみを見付けられれば女房の考え方も変わってくると期待しております。
まぁ、簡単に言えば、旦那の転勤命令で嫌々ついてく駐在妻の心境というところでしょうか。
で、女房も私もノンベェで夜遊びが出来好きな夫婦です。緑も多い閑静な住宅街より、ネオンがギラギラしている繁華街が大好きです。ましてや今までは非常に静かな環境に住んでいましたし、子ども達もいないわけで、かつて我々が結婚前後に夜な夜な遊び歩いていた頃と同じようにしたいと思うわけです。
そしてそういう環境こそが女房の精神的な負担を軽くし、乾癬も良くなるのではないかと考えているわけです。病気だからと言って環境のいいところにいると、それこそ退屈し、余計なことをいろいろ想像し、オーストラリアへ帰りたいというホームシックに罹りやすいのではないかと私は考えています。
ある日、女房に、「住むところはお前の好きなところに決めていいよ」と言ったところ、本当に嬉しそうな顔をして喜んでいました。で、彼女の希望はやはりコンドから出ればそこにはショッピングセンターなり、夜遊びできるところがある場所です。
で、そういう条件でＫＬの物件を探すとかなり絞られてきてしまいます。まずＫＬの事情さえほとんどわからない状態ですから、実際にはある程度住んでみないとわからないとは思うものの、繁華街でショッピングもすぐの場所は本当に限られているようです。
私が今までに見付けた中では、ベストと思われるのが
○ Pavilion Residences
○ Berjaya Times Square
○ K Residence
○ North Point （Mid Valley)
これらのコンドは同じ建物の中にショッピングセンターやモールがある。あるいは雨にも濡れずにアクセスが可能という場所。また、大事なポイントとしてこれも何度も書いていますが、我々は和食に飢えています。そして伊勢丹やジャスコとはきっと縁が切れないと思うわけで、そこに近い場所がベストとなり、上の４つがその候補になります。
もし歩き、あるいは車ですぐのコンドだとすれば
○ Desa Kudalari
○ Binjai Residency
○ Idaman Residence
○ Marc Residence
○ Sri Kia Peng
○ Menara Pinang
など候補はぐっと多くなります。
それに準ずる候補として考えられるのがモントキアラです。ここはこの一角で日頃の生活は完結できるという場所ですので、ソラリスやプラザモントキアラに近いコンドなら退屈もしないでしょうし良いかもしれません。
モントキアラだとすれば自動車は不可欠ですが
○ Aman
○ Damai
○ Tiffani （サービスアパートメント有り）
○ KiaraII
○ La Grande
○ Kiaraville
○ Wedgewood （サービスアパートメント）
またモントキアラの中で気になるのは
○ Kiaramas Ayuria
自動車は買うつもりでおりますし、もし自動車で出かけるというのを前提とするならば大幅に候補は増えると思います。というか、どこでも大丈夫ってことになるでしょう。ただ、雨が降ったりした日に、家でボーーーっとしているような状態がうまくないと考えており、雨が降ろうと槍が降ろうと気軽に出かけることが出来る場所がいいと思っています。
ただ問題は、そういうところは決して安くないということ。ただ、リーマンショック後はかなりレントも下がっているようですし、どこも供給過剰状態で、物件も多く出回っているようですので、どうにかなるような気がしないでもありません。
正直なところ、普通に住むのであれば他にも安くて良いコンド、地域があるのはわかりますが、我が家の事情を考えますと落ち着くまでは多少の無理はしょうがないだろうと諦めています。
しかし、基本的なこととして、一体我々は1年の内、どのくらいＫＬにいるのだろうか。その辺がはっきりしないのです。まずは、いつ女房の時限爆弾が炸裂するかわからないこと。そしてすぐ前の日記に書いたように、オーストラリアの永住権保持のためにもオーストラリアには年数比率で言えば５分の３は滞在しないとなりません。１年で言えば１２ヶ月の内７ヶ月です。でもこれも前の日記に書きましたように、１年換算ではなくて５年換算ですので、毎年必ず７ヶ月オーストラリアに帰らなくてはならないと言うことでもありません。それどころかやりようによっては７年間はオーストラリア国外に滞在できる計算になります。
現実的には、最低一年の内６ヶ月以上マレーシアに滞在し、客観的にもマレーシアの居住者になる必要が我々にはあるわけで（この辺の詳しい説明はしませんがどうしてだかわかりますでしょ？）、オーストラリアに帰ったとしても最初の数年は精々年に２－４ヶ月であろうと思います。
ところがこれをＫＬで借りるコンドの計算に加えるとうまくないことになります。例えば、一年の内半年しかＫＬにいないとしたならば、コンドのレントは住んでいる期間だけで計算すれば倍になるわけです。
例えば、たとえばのはなしですが、毎月７０００ＲＭのレントだとして、半年しか住まないとなれば、１ヶ月当たり１４０００ＲＭの計算になるわけです。
あるいは、オーストラリアに滞在する時にもコンドを借りることになりますが、当然年間契約するはずもなく、１ヶ月単位で借りることになるはずですが、オーストラリアにいる間にもＫＬでコンドを借りて放っておくというのは２重払いになるわけでどうにかそれを回避したいという考えがあります。
ですので、１年の内、どのくらいＫＬに滞在するかわからないことも含めて、ＫＬではコンドミニアムではなくて１ヶ月単位の契約でサービスアパートに住む方が良いのではないかという考え方も出てきます。本来それが一番良いのかもしれませんが、サービスアパートは決して安くないという当たり前の常識があるわけで、結局普通のコンドを１年借りたのと総額としては同じになる可能性もあり、そこをどうするべきかが良くわかりません。また、サービスアパートは地域としては良い場所にあるケースが多いものの、ではショッピングモールの上にもあるかとなるとそうでもなく、選択の余地は狭まれてしまう。
しかしながら一つの楽しみもあります。iPropertyというＨＰを主に使って物件を見ているのですが、中には３，４ヶ月でもＯＫというのがあります。もしこの手の物が多ければ、それらを組み合わせればいろいろな地域に住んでみることも出来て面白いかもしれません。
また我々としてはペナンでの定住は無理だという結論が出たものの、１，２ヶ月住むとしたら非常に興味がありますし、コタキナバルやイポー、あるいはキャメロンハイランドで１，２ヶ月なんていうような放浪生活もしてみたいと思っています。ただし、狭くて制約の多いホテル住まいはまず無理ですので、コンドミニアム主体となると短期に借りられる物件は多く無さそうで難しいかもしれないと思っています。
そもそもこういう発想がでるのは我々がオーストラリアに住んでいるからかもしれません。こちらでは１ヶ月単位はもちろん６ヶ月単位で借りられるコンドミニアムは各地にゴマンとありますから。
それともう一つ、短期で借りられところがあちこちにあったとしても、諸般の事情で住所不定というのも困りますので、やっぱりどこか一カ所は決めないとまずいのかなと思ったり。
まぁ、いつものゴチャッペですが、どうにか妥協点を探したいと思っています。
こんな考え方はどうだとか、こういう場所は？コンドは？というのがありましたら是非聞かせてください。