今回の地震は本当に凄かった様子。関東大震災よりも大きいとの話。
でも正直なところ、この一大事を身近に感じる事が出来ないんです。
私にはもう日本には知人友人も少なく親兄弟がいるわけでもなく、日本各地の被災地に安否が気になる人もいない。ただ単に同じ日本人として、あるいは人として大変だな、被害が最小限であれば良いなと思う程度。
こういう自分を今回感じて、人としての心が無くなってしまったのか、それとももう日本での出来事を対岸の火事としか感じるれないようになったのか、その辺が良く分からず。
もちろんインターネットを通して知り合った人が数多くいて、被災地で被害を受けたであろう人もいるんだけれど、一度も会った事もない付き合いなのは間違いがなく「東北のあの人は大丈夫だったのだろうか」と思う程度。
きっとニュース、それも映像で状況を見れない私の状態も関係していると思います。日本にあるテレビPCは私のPCをウインドウズ7にしてからアクセスが不能で、NHKも解約してしまった今、動画はインターネットで見る程度。だからインパクトがなく、惨状が伝わって来ないのかもしれない。
でも、アメリカのカトリーナの大被害もそうだったし、中国での大地震もそうだったし、「大変だ~~」とは思うもののそれ以上の思いは無かった。それと今回非常に近いです。
私は毎日地球の裏側で死んでいく子供達に涙を流した事もないし、イラクやアフガンで殺されていく人が数多くいるのを知っても「可哀想に」と思うだけでそれ以上の感情は無かった。そういう無反応な自分を非情なヤツだと思うものの、それにいつも大きく反応するようでは自分の生活が破綻しそうで、家族も守れないと思うわけです。
ただ、今思い出すと、神戸のときは今と随分違った思いを持ちました。あの時はNHKの世界向け衛星放送から逐一情報が入ってきたし、映像も嫌というほど見た。そして神戸に娘がいるという友人が自分の家ではNHKが見れないので見せてくれと我が家に来て一緒にニュースを見、彼女の心配が痛いほど伝わってきたこともあったと思います。、
そしてあの当時はまだ自分がオーストラリアへ渡って数年であったというのも関係しているような気がします。
今回被害に合った方々、また被災地に安否が気になる人がいる方々の心痛はどれほどのものか、それはわかるものの、自分の問題として感じない自分がいます。
日本が自分にとって遠い国になってしまったのを今回自覚しました。正直なところ、ついこの間のブリスベンでの洪水の方が気になったと言ってもいいかもしれません。
なんてことを今、ここに書きつつ、このPCの違う窓で日本の友人たちとチャットをやっているのですが、やっぱり関西以西に住んでる人の中にはケロっとして相変わらずニコニコしている人もいる。身近に起きたことではない場合、また自分の関係者が被害に合っていない場合はこんなものかと思ったり。
でも関東以北の知り合いはチャットに誰でも出てきていません。大丈夫なのかなぁ・・・・。
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一体全体どこまで被害が広がるんだろうか。
宮城・南三陸町で1万人行方不明…県が発表
東日本巨大地震で、宮城県は12日、津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町の町民約1万7300人のうち、約1万人が行方不明になっていると発表した。
同県の説明によると、同町では町立志津川小学校、町立戸倉中学校など25か所の避難所に計約7500人が避難している。