100人に一人ぐらい死んでもいい?

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

 「国際的な報告書では年間100~200ミリシーベルトという低い線量域での影響を測ることは難しいとされます。低い線量でも健康に害を与えると仮定しても、発がん率はおよそ100人に1人。放射線の被曝がなくても100人のうち50人はがんになるので、あまり影響はないと予想されます」

これが3月21日に発表された京都大学渡邉正己教授の意見。

これ  ←クリック

原発で今頑張る人たちの被爆量上限が100から250ミリシーベルトに上げられ作業が続いているのは私たちが知っていること。

また東京のハイパーレスキュー隊が放水に参加し、隊の中で一番多かった被爆量は27ミリシーベルト。たったの27ミリってことで拍手喝さいする必要もないと?50人のサムライと絶賛される人たちも250ミリ以下になるように管理されているんだから、たいした問題じゃないと?また汚染された水が足に触って病院に搬送されたあの二人も浴びた放射線量は170~180ミリシーベルト。これも全然問題ないレベルってことなんですね?

こういう人たちに私たちは声援を送ったけれど、この京大教授に言わすと、どうせ100人のうち50人は癌になるのだから、そこに一人増えても所詮その程度のことらしい。

こういう論者は決して少なくなくて、放射線放射線と騒ぐなという。

では一般人は年間1ミリシーベルトまでという基準はなんだったのか。放射線管理区域は1.3ミリシーベルト/3ヶ月の基準値はなんだったのか。妊産婦はレントゲンもやらないほうがいいとか、18歳未満はそういう管理区域では働いてはいけないとか、被爆量を管理して健康管理もせよとか、そして消防庁のハイパーレスキュー隊や決死で働く人たちに拍手を送ったのは全て茶番ってことになる。

こういう御用学者や東電の言うことを聞いていれば、「直ちに健康に害はない」も全く正しいことになる。被害者とは即死、脱毛、嘔吐、白血球の異常などが出た人をいうのであって、将来、チェルノブイリで出たような子供の甲状腺がんも、その他もろもろの癌や内臓疾患も、とりあえず今でているわけではないのだから被害者ではないということなのか。

人間はいつか100人中100人死ぬのは間違いがないのだから、それを言うなら普段から安全管理もなにもしなければいい。

ふと思ったのは、かつては「人質」という素晴らしいシステムがあったこと。こういう放射能、放射線は眼に見えずそれの影響もわかりずらい。だから「安全だ」と言われてもはいそうですかとは言えない。でも本当に安全だと信じるなら、政府の主要人物、東電の役員、そして御用学者、彼らの妻子供をまず福島市、いいだて村に置いて生活させて欲しい。

そこまでやってくれるなら、きっと「安全」に関して文句を言う人もいないだろう。と、同時に、放射線管理区域だなんだの法律は即刻なくすべき。妊産婦だろうが幼児だろうが、CTスキャンは危険が・・なんてことも今後一切言わないこと。ああ、それをいうのは無知な学者ってことで、法律もそういう連中の話を聞いて作った、意味のない法律であるって事なんですね。

なんてことを考えていました。

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。