トラリピのデイトレ

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

私は性格的にデレデレ時間を掛けるのが嫌いなせっかちですから、トラリピの様に長期に構えるのが好きではありません。

で、チャートを見ながら、そして長期間のデータがないので短期間のテストを繰り返しているうちに、トラリピのデイトレも可能だろうという結論に達しました。

あるいは数時間のトラリピもありでしょう。

な、バカなことがあるかと思う方もいらっしゃるでしょうが、私から言わせると値動きに一時間も一日も一年間もたいして違いはないんです。

いや、そんなことは無いとおっしゃるなら、次に出したチャートは何分足か当ててください。

わかります?

普通の人は日足を中心に見て、チャートって日足が普通だと思っている人が世の中には多いような気がします。それってかつては株式投資も一日単位で見ていた人が多いからでしょう。

でも上の三つのチャートには日足は一つもありません。

一番上は一分足。二番目は5分足。そして3番目は週足です。つまり一番上はせいぜい2,3時間の動き、二番目は2,3日、三番目はなんと2,3年の動きです。でもチャートを見ただけでこれはXX足だとすぐにわかる人ってまずいないんじゃないでしょうか。でもそれぞれは比率が違うだけのことで似たように動くわけです。

ということは、トラリピも値幅、利益幅を小さくして短期間でやっても良いじゃないかという考え方になんの問題もないことになります。(スプレッドや手数料の損益に対する影響は別にして)

で、私が何度もシミュレーションをしているのは3-5ピップスの値幅の仕掛けです。利益幅は前にも書いたように倍の6ピップスとか12ピップスにすると最終結果は良くなるのも書きました。

暇ですからいろいろ考えているのですが、だいたいこんな感じならいいだろうという基本的な考え方はできました。

まずレンジ。これは価格帯出来高を見て、中心価格帯を選び、ある一定の期間の高値安値近辺では何もせず、レンジを決めるということ。それに大きな時間軸でトレンドを見て、そのレンジも調節する。

あとは使い慣れたインジケータを使って買いトラリピ、売りトラリピを選び(つまり両建て)、そしてどういう時に仕掛けてどういう時は休むか(特に買われすぎ売られすぎの場面では玉を建てない)のルールを作る。仕掛けの基本は前にも書いたように、後ずさりしながら仕掛け玉を置く従来の方法(ナンピンと同じ)ではなく、前に進みながら仕掛け玉を置くトレンド追従型です。

これをロジックとしてつくりあげて自動売買するのはまだまだ先の話としてとりあえず手動トラリピの実験を週明けにやってみようと思います。

これって実は非常に難しくて、何ピップス動いたら仕掛けるなんて器用なことができるわけがありません。ただ、安そうなレベルで買って高そうなレベルで売るという普通の売買方法にかなり近いでしょう。

シミュレーションでこれをやっていて、これも満更悪くないなと思ったものの、この方法って私が今まで長年やっていたこと、私が完成させたい技術とは真っ向から違うってことなんです。

これは性格によると思うのですが、私みたいな性格ですと、とにかく精密射撃が好きですし、ここぞというポイントをいかに掴むか、それに全精力を傾けてきたわけです。

ところがトラリピっておかしな売買方法で、値が上がるも下がるも関係ないし、そんなことはそもそもわからないのだというランダムウォーク理論に基づいているんですね。とにかく値が動いている限り儲かるよという理屈。

で、このトラリピを研究することによって、私が今まで考えていたこととこのトラリピの合体も有り得ることに気が付いたのです。

つまりピンポイントで一発を狙うのではなくてかなり広いゾーンで狙い、小さな玉をばら撒くという方法。

私の昔からの手法はピンポイントを狙って小さな利益を数多く貯める方法。その代わり勝率が大事で、勝率の高さが維持できるからこそ枚数を増やして大きな利益に結び付けられるという考え方でした。

ところが今回の考え方では、小さな玉をある一定のレンジにばら撒くという手法です。そして利益が出ない建て玉でもすぐに損切りを考えず、塩漬けを前提に考える。

まぁ、ある意味とんでもない手法ですが、こういう手法って今までなら絶対に受け入れられない考え方でしたが、トラリピを研究すればするほどそしてトラリピの考え方を基本とすれば、そういうおかしな戦略があっても良さそうだと思うようになりました。

ということで過去データによる短期手動トラリピのシミュレーションは何度かやりましたので、これからフォーワードテストをしてみようと思います。

デモアカウントはいくつか持っていますので、この理屈でリアルタイムでトレードした場合、どういうことが起きるのか、損益もそうですが、どのくらいの含み損が出るのか実験をしてみようと思います。

私が作った手動デイトレトラリピ専用チャートです。わけがわからないでしょ?でも私にはこれが一番わかりやすい。(笑)

これと時間足の長いチャートで価格帯別出来高グラフとピボット、そして大きなトレンドだけ確認できるものがあればそれだけで大丈夫そうです。

実はトレンドをはっきりつかめなくても、少なくとも売られすぎ買われすぎを表示するインジケータはいくらでもありますよね。で、トレンド追従方式のトラリピというのが前提ですが、買いトラリピだとしたら買われすぎのゾーンでは買わないという単純なルールだけで損益グラフがかなり違ってくるのはシミュレーションでわかっています。

私としてはトラリピで勝つ理屈の大事なところはこの辺にあると思っていまして、通常のナンピン型トラリピの場合ですと、それはレンジ相場向けであってトレンドが出来ると酷いことになるのは誰にでもわかること。これってレンジ相場に強いトレーダーがトレンドができたときにどんどんナンピンして破綻に突き進むのと同じことなんですね。トレンド追従型でもいつまでも追いかけると高値つかみになるのが普通。

では買われすぎ売られすぎといわれる状況で何をするべきか?トレンドが出来たときはどんなオシレータも買われすぎ売られすぎ状態を表示し続けるわけで、その時にあえて何もしないという選択肢があってもいいはずなんですね。この場合、建て玉がなくなるから収穫機会も減る反面、含み損も少なくなるはず。これはトレンド追従型のトラリピも同じで、トレンドを追いかけすぎると高値での買い玉、安値での売り玉がごっそり残ってしまう。

買われすぎなら売ってみよう。売られすぎなら買ってみようっていう単純思考が破滅の入り口なわけですが、これって本能に根ざしている思考だと思うんです。上がっているといつ反転するかそれをどうしても探したい、そこで売ろうという心理は誰しもが持っているはず。

でもそれでは相場の世界で長生きできないのは誰しもすぐに体験することで、まぁ、その辺のちょうど良い塩梅とでもいいましょうか、それを考えるきっかけとしてこのトラリピには学ぶところが多いと思います。

トラリピと出会えてよかったです。いろいろ勉強になります。

ということでトラリピ的な考え方を取り入れた小さな玉を撒くゾーン売買法。利益幅は小幅で決まっていて、塩漬け玉は損切りせずにそのまま保持(これは後に絶対に改善するべき点ですが)。

しかしまぁ、わけのわからん手法ですが面白そうです。(笑)

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。