豪ドルの行方を心配している方はけっこういらっしゃると思います。
私は豪ドルと心中すると決めていますから(笑)どう動こうと豪ドルと共に生きるしかないのですが、やっぱり対円の動きは気になります。
で、今まで順調に上がって(戻って)来ましたが、昨日今日あたりの動きを見ていますと微妙な感じ。動きが取れない、方向がわからずウロウロしているように見えます。
チャートはAUD/JPYの日足ですが今後どちらに動いてもおかしくない場所ですね。
私としては長い陽線でビヨ~~ンと上に伸びて欲しいのですがチャート上では一応赤になっていますので下へ行くだろうと見るしかありません。でも抵抗線として、そして大きな方向を見るのに使っている平均足の移動平均は青ですし、その上で止まっている。つまりここで反発して上に伸びるケースが多い場所でもあって、本当にどちらに動いてもおかしくないように見えます。
90円とは言わないから85円ぐらいまでは戻して欲しいです。あるいはせめて前の高値である83円弱の場所は越えて欲しい。きっと明日、あるいは週明けには方向性がわかるのでしょうね。
私はファンダメンタルズは一切考えませんから何もわかりませんが、政治経済、世界情勢から見るとどうなんでしょうか。オーストラリア国内の「雰囲気」としては私にはどんどん悪くなっているようにしか思えないし、ここまで戻ったのも不思議なくらい。
しかしまぁ、チャートを見ていても空しいですね。
上昇基調ならニヤニヤしていられますが、ではダウントレンドがはっきりしているときにどうしたらいいのかがわからない。
FXのスイングトレードでもやっているのなら、じゃぁちょっと売ってみるかってことになるのでしょうが、多くの方は豪ドルの預金とか豪ドル建ての債券を持っているはず。
これってどうヘッジすれば良いのでしょうか。
ダウントレンドが見えるのなら預金も債券も解約、売却しちゃえば?なんていわれてもそれは無理。じゃぁ、やっぱりFXで豪ドルを売ってヘッジする?なんて言われても、預金や債券って桁が大きいからそれと同額の豪ドルを売ってそのヘッジ玉を長く持つなんて怖くてできませんよね。そもそもダウントレンドがはっきりわかるなら、それに賭ければ大きく利益が出せるわけで、外貨投資なんかしなくても良いことになる。
で、結局見ているだけ。
これも本当に間抜けで、どうにかしないとならないのだけれど私の頭では全くわからず。
そんなことを考えているとやっぱり豪ドルの買いトラリピって良いんじゃないかと思うわけです。
皆さんの預金や債券が何パーくらいで回っているのかわかりませんが、私の場合は運良く平均で7%の上です。でも最近買ったのは6%台。もしFXでスワップをもらったとしたら何パーで回るんでしょう。5%以上着くんでしょうか。
そうだとしたら半分~70%は預金、債券にして、残りで買いトラリピなんて良いと思うんですがどうなんでしょうか。レバレッジをどのくらいに設定すると一番効率がいいとかやっている方は計算しているのでしょうが、もし宜しければその辺の考え方、計算方法などお教えてもらえませんでしょうか。
そういえばこのブログの読者の方から、HSBCオーストラリアでキャンペーンをやっているとの情報を頂きました。普通預金で6.45%着くそうです。
ってこの程度の%はどこの銀行でもやりますので珍しいことではないのですが、どうも銀行口座を開く代行業者みたいのがいるらしいですね。で、結構な手数料を取られる様子。
ちょっと検索してみますと、もっともらしいことを書いているところがありますし、また一般の方々は海外で口座を持つことが難しいとどういうわけか信じている方も多いようで、どうしてこんなことになっているのか私には理解の外です。
それと多くの方はあることに気が付いていないことがわかります。
例えば、日本の銀行で外貨預金ができますよね?ということはどこの国でも外貨預金ができるわけです。つまり豪ドルならオーストラリアの銀行で・・・って考える必要はないってこと。なんでシンガポールや香港で豪ドルの良い投資方法がないのか調べないんですか?私はオーストラリア在住ですが、オーストラリアにはほとんどお金を持っていません。(笑)
それと業者のHPを見ても大事なことが書いていない。それは税金のこと。
まず、オーストラリアでたとえ高利回りの預金をしてもオーストラリアでの納税が必要になります。日本在住者なら10%の源泉分離課税。これを拒否することも可能ですが、そうすると半分ぐらい取られます(笑)。非居住者用の口座の税率はそもそもそういう税率です。10%は二国間の租税条約を結んでいる国の場合10%で済むということ。
そして当然日本での申告も必要ですが、その辺はうやむやなんでしょう。そもそも海外にお金を出して、そこから得た利益は日本では申告しないで隠そうと企む人がいること自体馬鹿げていると私は思います。
当局をなめると大変なことになるんじゃないでしょうか。近年は香港にも国税局の事務所があっていろいろしらべているそうですし、各国も事情は同じですから協力体制は出来ていると聞きます。
そして日本で納税する場合ですが、20%の分離課税はないってこと。あの20%ってのは日本国内での預貯金に対するもので海外での預金は総合課税。オーストラリアで10%源泉徴収されていればその分は税額控除を受けられますが無税というわけにはいかない。
投資や運用で効率よくやろうという考え方は私は大賛成ですが、税金をごまかしてまでそれをやろうという考え方は私は大反対です。そういうせこい考え方でまともな投資方法なんて浮かぶわけがないし、そういうことを平気でやらせるような業者にろくなやつはいないと私は思います。
そもそも銀行にお金を預け入れるなんて子供でも考えるような方法を投資と呼ぶのは止めたいと思います。海外送金がどうじゃとか口座開設がどうじゃとかそういうレベルの話は私としてはしたくはありません。
銀行は私たちからお金を預かって何に投資しているのか?どうやって我々に利子を払っているのか?我々にアクセスできる一般には公開されていない投資案件って何があるのか?
私はここがスタートだと思うんですよ。
それと税金は払いたくない。でも効率の良い投資を知りたいなんて、金亡者の餓鬼丸出しじゃないですか。天につばを吐くのと同じでそんな考え方だとそれなりの胡散臭い投資話しか回ってこないでしょう。類は友を呼ぶってのはここでも同じだと思います。
しっかり稼いでちゃんと税金を払いましょ~~~。
どうしても税金を払いたくないというのなら、MM2Hを取ってマレーシアに行く。(笑)