英語の勉強方法

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私が不用意に差別用語を文中に使ったことをご指摘いただいたのと同時に(削除し訂正しました)、どうやって英語を勉強したら良いのかというご質問がコメントにありました。

英語の勉強ですが、これって私も知りたいことで、何か良い手はないもんでしょうか。

私の英語はたいしたことなくて、まぁ、日常生活には支障が無い程度でしかありません。

でも正式な手紙を書いたり、裁判所に呼び出されたり、大人数の前でしゃべれなんて言われたらもうアウトです。たとえばこの日記を英語で書けと言われてもこれまた絶対に無理。

もしかしてネイティブ?なんて言われるぐらい英語に堪能になりたいというのが私の夢ですが、でも一生懸命勉強する気もないし、たまにこのフレーズって覚えておいたほうが良いななんて思っても、すぐ忘れるし、ましてや頭は限りなくR2に近づいているわけでどうにもなりません。

若いときにはリンガフォンとか、似たようなクソ高い教材を買ったり、駅前英会話教室に通ったりしましたがどれも長続きせず。

でもどうにかなっている自分の英語の原点って何だろうと考えると、それは歌だというのがわかります。私は子供の頃から洋楽専門で、それこそ幼稚園にも行かない頃に、母から口移しでユーアーマイサンシャインを教わって英語の歌を歌っていました。

小学生の低学年には、今思えばおませだと思いますが、プレスリーやポールアンカを聞いていましたし、高学年になってからはビートルズ一筋でほとんどの曲を空で歌えるほどになっていました。で、中学に入って英語を習いだすと、自分が好きでいつも歌っている歌の意味を知りたいと思うようになって勉強しました。

余談ですが、中二の時にビートルズが日本に来まして、武道館での日本公演に行きましたが、彼ら、特にジョンが頻繁に歌詞を間違えるのがわかるくらいに彼らの曲を覚えていました。

これって考えてみると非常にうまい具合になっていて、意味がわからなくても言葉として頭に入っていたんですね。だから意味がわかれば、なるほど~~、やっぱり良い歌だなんて感激しますから、嫌でも覚えちゃう。

そういう繰り返しが知らない間の訓練になっていたのだろうと思います。

また英語の基本って中学生の英語でほぼ十分なはずで、私の家庭教師には感謝しなくちゃならないなと思っています。進学校に通っておりまして家庭教師も付いていたのですが、彼との勉強は英語に関しては教科書の丸暗記。これだけでした。でも徹底的にやらされました。

これのおかげで英語に対する恐怖心も無く、苦手だと思ったことも一度もありません。

でもそれだけでぺらぺらになるはずもなく、未だに学生当時と変っていないと思います。

それでも最近、今更という感じがしないでもないですが、ヒアリング能力が上がっているのは自分でも気が付きました。それに関して考えてみると、実際にたくさん聞いたからわかるようになったというのではなくて、たくさん読んでいるからわかる、みたいな気がしています。

ここは自分としては重要だと思っていまして、英語力を伸ばすのは読むことだと思うんです。とにかく読む。たくさん読む。そりゃ最初はわからない単語ばかりで辞書を引くのもいやになりますが、辞書を引いてでも知りたいことを調べる、読むのが大事だと思うのです。

小説が好きなら小説でも良いと思うのですが、実は小説が一番難しいはずなんですね。ありとあらゆる場面が出てきますから、英語だってかなり広い範囲の知識が無いとまるでわからない。でも趣味の園芸とか、写真でもPCでも知りたいことって山のようにありますよね。それを英語で読むうちに、使われる単語も決まっていますから、辞書を引っ張ることもほとんどなくなってきます。

それを繰り返し読んでいると知らないうちに自分のものになっていくような気がするんです。だから聞いてもわかるようになる。ただこの辺は自分でもおかしいと思うこともあって、文字なら読めても、聞いた場合にはわからないってことがあるはずなんですね。でも聞いてわかるというのは多分基本が出来ているからだろうと思うのです。

で、その基本とは中学の英語であるというのが私の持論です。

この前ユーチューブでおかしな動画を見つけました。

ベトナム人のオヤジなんですが英語がぺらぺら。発音もアメリカ人にかなり近い。ところが彼はアメリカに行った事も無ければまともに勉強したこともないというのです。ではどうやって覚えたのか。

彼は映画が好きで、好きな映画の内容を言葉もそのまま丸暗記したと言うのです。

これもなるほどと思いました。私の歌と同じで、好きな映画は何度見ても飽きない。で、その場面その場面で次の言葉が何かまでわかるようになるじゃないですか。こうなればしめたもんで、頭の中に音として入っているってこと。そして映画は映像つきですから、どういう場面でどういうのかってことまで覚えられるわけですよね。

これは読むより良いと思いました。

ただ問題は映画で勉強しようとしても、聞くばかりで文字がないと一体何を言っているのかさえもわからないってこと。これは時間が解決することだと思いますが、それではかなり時間が掛かるし効率が悪い。ですから映画にキャプション、つまり字幕がでたらOKなんですね。

英語の言葉に日本語の字幕ってことじゃなくて、英語のしゃべりと英語の字幕です。これを見ながら聞いているとかなり早く覚えるんじゃないかと思います。

ユーチューブがそれに使えるはずです。ユーチューブには様々な機能がついていまして、動画を見ると cc という記号がある動画があります。これってキャプションの意味で、くりっくするとニュースでも字幕が出てきます。

これを見ながら気に入ったのを見れば、読む、聞くが一緒ということですし良いのではないでしょうか。

もし私が若くて真剣に勉強するとしてもその手を使ったほうが良いと思っていて、大好きな映画を一つ選びます。たとえばトップガンでもいいしブレードランナーでも良いし、それのDVDを買います。もちろんキャプション付き。それを毎日何度も何度も見ているうちにかなり覚えるんじゃないでしょうか。愛をささやくときになんというかとか、罵倒するときになんというか、そんなことまで覚えられる。(笑)

でも英語に関してはもうこの辺が自分の限界だと思っていて、これから先に進むにはかなり難しそうです。決して諦めたわけではないのですが大きな壁を感じます。そして私としてはこれからマレーシアに行くわけで、できることならマレー語を覚えたいのです。

で、どうしたらいいのか?

上に書いたように映画かドラマのキャプション付を探そうと思っています。で、しつこくそれを何度も何度も見て、どういう場面でどういうのか覚えようと思います。ただ基本が全く無いのにそれをやってもむずかしそうなので、まずは日本人会のマレー語教室へ通って小学生レベルのマレー語は覚えようかと思っています。

ああ、それと一つ気になることがあります。

マレーシアに行く退職組みで英語が不得手な人は、ちゃんとした英語を習うよりマングリッシュ、つまりマレーシア英語を習ったほうがはるかに簡単であると主張する人がいます。

これは確かにその方が覚えるのは簡単ではあると思いますが、私はあえてマングリッシュを覚えないほうが良いと思います。

どうせ勉強するなら下手でも公用語としての英語を覚えた方が良いと思います。マレーシア人とてちゃんとした人はちゃんとした英語をしゃべるし読み書きもしますし、また英語でその人の教養を計る傾向は間違いなくあるわけですから、その辺の屋台のオッチャンオバチャンと話せれば良いというのならいざ知らず、多くのマレーシア人と付き合うのであるならば普通の英語を習ったほうが良いし、少なくとも今までにも英語教育は受けているわけですから、その延長で頑張ったほうが簡単だと思うのです。

マングリッシュは覚えるのは簡単でも、英語とは違う新たな言語に挑戦するのと同じような気がするのです。

この動画を見てください。これはシンガポール英語ということですが、このオバサンと同じ英語を覚えてどうする?って思いませんか。

というか、この動画の何が笑えるのかわかりますか?この笑いがわからずにマングリッシュを覚えるというのはおかしなもんだと思います。自分が笑いの対象になるってことです。

お笑いついでにもう一つ。これは似ている言葉と聞き間違えた冗談ですが。

この2番目のは別にしても、方言は笑いのネタにされることもある言葉なのにあえてそれを覚えたほうが良いと主張するのは私には理解できません。

マレーシアに行ってマングリッシュを覚えて、それで話した相手であるマレーシア人はちゃんとした英語を話すかもしれない、そういう場面を是非想像してみたら良いと思います。

また、言葉なんか通じれば良いんだという人は少なくありませんが、それって観光客の考え方なんですね。住むとなると観光客とは違うわけで、地元の人の扱いも変ってきます。そしてお互いが分かり合うには言葉しか手段はないということ。言葉が出来ないといつも適当なジョークで笑って終わりの付き合いがいつまでも続くはずですが、それでいいのか。その辺も考える必要があると思います。

もし自分の隣に片言の日本語しかわからない中国人が住んでいるとして、どういう付き合い方をするか考えてみたら良いと思います。何年経っても日本語をおぼえようとしない人だったらどうします?

出来ないものはしょうがないというのは、私もヨメさんもそうですが、これは言い訳以外の何物でもないんですね。自覚しています。でも言葉って全ての基本なわけで、アメリカでもオーストラリアでも移民で成り立っている国はまずどうにか言葉を覚えさせようとありとあらゆる努力をしていますよね。それって当たり前のことで、言葉がわからないと自分が困るだけじゃなくて国も回りも困るはずです。

これはマレーシアとて同じで、貴方達だけは特別で、言葉がわからなくても良いですって事はありえない。たまたまビザに言葉ができることという条件がないだけのことで、本当にその地に根を張って生きるのであれば、言葉をどうにかするのをあきらめてはまずいと思ってます。

それとも腰掛は腰掛だと開き直って永遠の観光客を決め込むか。それも一つの選択。オーストラリアでの我々は意外にこれに近いかもしれません。(笑)

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