円高は終わり?

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円高は終わり?

ってそうは簡単に行かないと思うのですが、今の時点での私の見方。

大勢は上げトレンド(円安)、中勢は下げトレンド(円高)、そして13日の反発で目先は上昇トレンド。

13日の反発はチャートでも綺麗に出ていますね。前に、下げもここまでかもしれないと書いた時と同じパターンです。赤丸の所。でも前回はたった一日上げただけですぐ下降波に戻ってしまいました。でも今回はFRBの量的緩和を縮小という発表から、金利が上がる予想がありドルが買われてこの上昇波に力がついた形。

でもあくまでこのチャート上では中勢の下げトレンドに対する戻りでしかなく、ここで陰転すればそこは売り出撃するのが普通。その陰転する日は多分2,3日中には来るあろうこともこのチャートから見えている(水色の○印)。上げも下げもその力っていつまでも長続きしないんですね。必ず途中で息抜き、反発が入る。で、その息抜き、反発の動きでその次の動きをまた考えていくわけですが、とりあえず、チャートからいうと次の陰転は売り。

でも日足を見るのが難しいのは、日中の一分足の様に、世の中に何が起きているわけでもないのに上下するときと違うんですね。やっぱりファンダメンタルズが大きく動きに影響する。で、今の動きはアメリカのFRBの量的緩和縮小報道によってドルが買われている動きで、このファンダメンタルズに変化が無い限りドルが買われる動きは続くと考えるのが普通でしょう。まだ始まったばかりなんですから。

やっぱり量的緩和はそのまま続けることにしますってことになれば、またここで急落するわけですが、そんなことは無いでしょうから(笑)、この上げ波動は結構息が長く続くかもですね。でもそれをチャートから読むことは出来ない。

今のところはまだ中勢の下げ波動も解消できていないし、(私が勝手につけた)壁の下の位置ですから、これを越えて上に行く力があるかどうかが見所です。で、上昇が続き、壁も越えてきたら中勢の下げ波動がキャンセルされて、大勢の上げトレンドに戻ったと言えることになりますが、今のところはどっちに転んでもおかしくない位置で、とりあえず中勢の下げ波動に反発しているだけで、また下げ波動に入ると考えるのが順当な形。でもファンダメンタルズから考えると上げ波動は長いかもしれないと言う、わけのわからない場所。(笑)

じゃぁ、売りなの?買いなの?って話しになると、私の見方では一応陰転場所は売るつもりで待機の場所ってことになります。でも陰転せずにそのまま上昇することもあるわけで、その時には出撃せずに見ているだけ。無理に出撃はしません。でも最近このブログで紹介しているDoda_Donchianを表示していますが(黄色のライン)、これを超えて来たら買う(円売り)のはありかもしれません。ま、どちらにしてもこの数日間でいろいろ見えてくるはず。ってことは週明けか。

ま、私のチャートの読み方はこんな程度です。

とりあえず各通貨の力関係を見てみます。

白線がUSDですが、米ドルが各国通貨に対して強くなっているのがわかります。今回の動きはFRBの発表が切っ掛けですから当然でしょう。でもJPY、日本円も下げているのは注目するべきところだと思います。日本円がヨコヨコで米ドルだけ上げているのなら今回の動きは納得ですが、円も下がっているというところに、円高がそろそろストップする気配を感じます。ドルは上がり、円は下がり、その相乗効果で今のUSD/JPYの結構強い上昇力になっているのではないでしょうか。

しかしまぁ、本当に困るのが豪ドル(緑色のライン)。皆が下げるときは一緒に下げて、皆が盛り返すときには置いて行かれてる。この数週間の豪ドルの下げは恐ろしいくらい。

オーストラリアには頑張って欲しいなぁ。アベノミクスも成功して欲しいし、世界が好景気に沸くような動きにならないいだろうか。ならないんでしょうねぇ。(笑)

しかし最近思うことは、世界を牽引してきたものは何だろうと考えたときに、それは政治でもなんでもない、技術のイノベーションじゃないかと思うようになりました。イギリスの産業革命しかり、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の発明、自動車の低価格化とか。近年で言えば液晶テレビであり、ハイブリッド自動車であり、携帯、スマホ。そういう世の中を根本から変えてしまうような新製品、技術が出てこない限り、テレビは3Dだとか4Kだとか、そんなお茶を濁してごまかすような進化じゃ世界は動かないのだろうと思います。

やっぱりここはビックリするような効率の太陽光発電技術とか、あるいは超大型大容量電池の発明とか、あるいは常温核融合とか、永久機関とか、とんでもないものが発明されない限り、大きい飛躍ってなくて、結局は似たような技術、価格のせめぎ合いで消耗戦になるだけのような気がします。もう世界の需要より供給力の方がはるかに上なんですよね。これじゃ景気が良くなるはずがない。

日本としてはオーランチオキトリウムの生産が始まるとか、あるいはメタンハイドレードの採掘が始まって安定供給できるようになるとか、できる事なら永久機関(電源無しで動くモーター)なんか発明して欲しいぞ、と。(笑)

話は飛びますが、最近その永久機関というか、自然界に満ち溢れている電磁波から電子を取り出して動き続けるモーターとか、そういう夢の話がどうもインチキではないような感じがしています。

やっぱり自動車が発明されたり、電話が出来たり、ああいう世界中の人間に有益な新たな技術が生まれない限り、このまま停滞、取り合い、そんなのが延々と続くだけみたいな気がします。企業の税金を安くしたところで、じゃぁ、一体何をしろっていうのさ、ってことじゃないでしょうか。ここのところは研究開発費の税制優遇、補助もガンガンやってイノベーションに賭けるしかないんじゃないかと思ってます。

規制緩和も新たなビジネスチャンスを生むために必要なのでしょうが、どれをどう緩和したらどういうチャンスが生まれるのかの予想もないまま、何でもかんでも規制緩和してしまえみたいな規制緩和大賛成論者が多いような気がします。それって無法状態になるだけじゃないですかねぇ。小泉さん時代なんかは規制緩和路線に合う様に、とにかく何か規制緩和しなくちゃみたいな空気が諸官庁にあったと聞いています。そんなつじつまあわせじゃ意味が無いだろうし。

世界が大きく変わるのも是非見てみたい。このまま行ったら戦争も起きるんじゃないかなぁ。

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