イポーサテレストラン

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無性に海南チキンが食べたくなってイポーサテレストラン(Ipoh Satay House)に行って来ました。あのマーメイドビーチ方面の辺鄙な場所にあるお店。オーナーはマレーシアンチャイニーズ。

土曜日なので予約がないと駄目かと思いましたが、最近我が家の常である「開店と同時に入る」で大丈夫だろうと突撃してきました。ところが店に入ったら客はすでに入っているわ、他のテーブルは全て「Reserved」の札はおいてあるわでヤバイと思ったのですが、7時半までに終わるなら大丈夫ということで4人がけのテーブルに座れました。\(^_^)/

やっぱりここは美味しい~~~。ハイナンチキンですが、どう自分の家で頑張ってもこんな美味しくできない。いや、当たり前ですが、せめて火の通し方ぐらいは真似できるだろうと思うのですが、やっぱり鶏自体も違うのね。全くの別物。

中華ってやっぱり4-6人ぐらいが一番良いと思うのですが、そんなことを言っていたら好きなときに行けないので、最近は二人だけでも4人分以上の料理を注文します。で、適当につまんでから後はテイクアウェイ。これがもう我が家のパターンになっています。

で、帰ってから当然冷蔵庫に入れて、夜食になったり次の日に食べたりするわけですが、改めてこのイポーっていうレストランの良さが持ち帰ったものを食べてわかるのね。まず脂がギトギトしていない。中華ってラードを多く使うはずですが、ここでは一切使っていない様子。冷蔵庫から出した状態で脂が固まっていないし、サラサラしているし、ちょっと暖めれば十分美味しい。

で、味付けが薄め。これもジジババには嬉しくて、変に甘ったるいことも無い。でも若者には物足りない味かも。

それを物語るように、我々が入店した時点で数組いたのですが、彼らが帰ってその後ぞろぞろ入ってくるのはオージーばっかり。それも皆さんジジババ。やっぱりここの中華はもたれないし、ジジババの胃に優しいのだろうと思いました。

で、面白いのが我々が入った時点でいた客はアジア人ばっかり。後から来たのはオージーばっかり。

これって一つの棲み分けみたいな感じで、アジア人はオージーみたいにダラダラ食べないのね。わーっと来てわーーっと食べて帰る。ところがオージーはまず座ったらワインを飲み始めて注文もしない。で、料理が出てくるのは席についてから30分以上経ってからってのが普通じゃないかなぁ。で、その後も飲むわ喋るわが延々続く。いわゆる我々でいう食事じゃなくてパーティなのね。

こういう食事を楽しむ文化って非常に良いと思うのだけれど、店からしてみると回転率が悪くて困るはず。でもこの店では時間をたっぷり掛けないアジア人は早い時間に来てさっさと引き揚げて、あとからオージーが来て2-3時間ゆっくり楽しむという感じ。こういうパターンが出来てるって非常に良いかも知れない。他の良い店って予約が集中する時間帯が決まっていて、それ以外は空いているか、あるいはその予約客が最後まで居座るって感じがします。しっかり二回転できる店って珍しいんじゃなかろうか。

それとテイクアウェイだけの客も半端じゃなく多い。この店、儲かってまんなぁ~。(笑)

最近、サーファーズパラダイスの中心部に美味しい店があるという話は全く聞こえてこなくて、多くの良い店は辺鄙なところに多くなってきた感じ。どうもそれは大都市ブリスベンでも同じらしく、昔はブリスベンに行くと中華街で中華ってのがお決まりのパターンだったのだけれど、今の中華街はどうも納得が行かない感じ。聞いてみるとその通りで、多くの良い中華料理屋はサニーバンクの方にあると聞いています。って、我々は中華を食べにそこまで行く気がないので実態はわかりませんが。

でもこの店、本当に良いわ。


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