練行足の種類

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練行足は時間は関係なくて値が動いたら足が増える、値が動かなかったら足は一切増えないというチャートですが、それは決してスキャル向けでもないわけで、もっと大きな値動きをこれで見る人が多いのは昔から同じ。

しかし、FXのデータがこれほど歯抜け状態だとは私は今日の今日まで気がつきませんでした。これって1分足でもたとえ12秒足でもそのチャートを見ているだけじゃわからないんですね。例えば長い陽線があったとする。当然それを見れば大きな商いがあって約定数はもちろん出来高も大きく膨らんだのだろうと誰しもが思う。

ところが実はデータは二つしか入ってきていないとしたらどうなんでしょう。その二つを高値と安値としてローソク足でもバーチャートでも示すわけで、まさかその中身が2つの値であるなんてことは誰も想像しない。

でもそれが起きているということ。

特に練行足の場合、大きく窓が開くとその窓を埋める形でチャートが描かれるのが普通で、これまたまさかデータが少ないなんて事は想像もしない。大きく離れた値が二つあるだけで、練行足は20本でも30本でも連続した足を表示するわけですが、そういう問題点があるのは前にも書きました。

でもこれじゃまずいということで、窓が開いたらその窓がわかるようにしようと考えられた練行足もあります。それがこれ。様々なバージョンアップを繰り返し、最終的にBetter Renkoということで世に出てきました。Ninjatraderの話です。

で、それで見てみると、AUD/JPYの日本時間で18:00時頃。結構動いている時間帯。それでいてこれほどの歯抜け状態。

この実体を見たら正直なところ怖くなりました。エントリーもエグジットもLimitオーダーなら関係ないでしょうが、成行きなんかしたらとんでもないというのが良くわかる。それでもエグジットはLimitでT/Pを決めていれば良いですが、入り口も出口も成行きだったらどういうことになるのか。

冗談じゃなくて、私はかなりやる気が萎えています。

表示している値で約定するという業者は多くありますが、その表示している値そのものがこういう状態だということ。もしこれに大きなスリッページがあったらどうにもなりませんね。

やっぱり「頭と尻尾はくれてやれ」ということで真ん中の美味しいところをちょっと食べられればそれで良いと考えるしかないんでしょうか。つまり、T/Pは決め撃ちが有利かもしれないということ。

ま、それならそれで私としては今まで通りでやれって事ですから問題がないのですが、う~~む、やっぱりがっかりです。これから楽しみにしていたことが絵に描いた餅だったのがわかったようなそんな気分です。

ただ全ての業者がこうなのかがわかりません。このデータはFXCMですが、FXCMのデータもNinjatraderではなくてMT4で受け取るとデータそのもの、スピードも違うのはこの前書いた通りで、業者によっても違うのでしょう。業者比較のユーチューブ映像を見ると違いがわかりますが、まぁ、それでもどれも似たようなものであることは想像できます。さて、残るは先物です。細かいデータを見てみたい。取引所から来るデータは実際に約定した取引全てが送られてくるわけですからこのような歯抜けでは無いはず。でも当然、大きな注文がドカンと入れば値は飛んで歯抜けになるのは当たり前。でもそれがこの例で出したように常に歯抜けかどうなのかってところなんですね、気になるのは。

もしこれが普通であるとするならば、今やろうとしている方向性そのものが間違えということになります。値動きの分解に意味がありませんもの。でも分解しようがしまいが歯抜けなのに代わりは無く、まぁしないよりはした方が動きが見えるね、って言う程度でしかないのかも。

その辺は私もまだ経験を溜め込んだわけでもないので、結論を出すのは先にしますが、まぁ、うまい話はそうそう無いという世の中の証拠をまた一つ見つけような気がします。(笑)

でも諦めません。 (笑)

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ちなみにDAX。というかGER30というCFDの2ティック足。こんなに繋がっている。値が飛ぶ、窓が開くのが目立つような動きでは無い。

こういう動きなら全く問題がないんだけどなぁ。やっぱりFXって特殊な世界なんだろうか。

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