マレーシア こんな投資案件もある

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あれだけ活発に動いている国ですから投資話はゴマンとあるはずで、私としては自分で手を出す出さないは別にしていろいろ知りたいと思っています。

で、面白そうだと思ったのがこれ。パーム油はマレーシアの基幹産業ですが、そのパーム油生産に投資する話。

まぁ、時期としてこういう話って日本で騒ぎになっている安愚楽牧場を連想してしまう人もいるかと思いますが、椰子油農場の経営ファンドみたいなのがある。これの利回りですが年間8-10%はあるという話を聞きました。

この会社 Golden Palm  ← クリック

これに実際に投資した人の話。何度か紹介しているTelemon6さんです。

Telemon6さんのブログ ← クリック

パーム椰子投資の話のページ  ← クリック

これの代理店をやっている日本人もいます。内村さんという方。あの身体に良い石鹸を販売なさっているルクサーノさんです。ご存知の方もいらっしゃいますよね?

アセットプレミア ← クリック

この投資案件の部分を抜粋させてもらいます。

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パームオイル・プランテーション区分投資の概要

・4分の1エーカー(約1000平方メートル、300坪)の土地からのパームオイル収入を得られる権利を9,600リンギ(2013年6月の為替レートで約31万円)で販売
・事業開始6年度は年6%配当+ボーナス(金利+事業収入)
・その後17年間は監査後の純利益の100%を投資家に配当
・マレーシアのAmBankグループの一企業である、Am信託銀行による投資資産の分別管理を徹底
・監査業務は世界的な監査法人であるアーネスト&ヤング社が担当
・現在マレーシアで唯一購入可能なパームオイル投資商品。マレーシア企業委員会承認
・パームオイル下落によるリスク軽減の仕組みを導入
・23年間にわたり配当収入の可能性
・23年後もこの投資事業継続の可能性あり
・23年後の事業終了時、売却によるキャピタルゲインを期待できる
・一定期間後には権利の譲渡や同社による買取が可能

*お問い合わせ、お申し込みは、こちらからお願いします。
 ゴールデン・パーム・グロワーズ社の投資商品とは?

1965年マレーシア会社法により承認されたゴールデン・パーム・グローワーズ社によるユニークな投資商品です。パームオイル経営に伴う困難な雑務を必要とせず、高騰するパームオイルへの投資による利益を享受できるという内容です。マレーシア企業委員会により承認された、現在マレーシアで唯一のパームオイル投資商品です。

投資家は4分の1エーカーのパームオイル・プランテーション区画を9600リンギで購入し、今後23年間にわたり利益を享受できる仕組みになっています。同プランテーションはクランタン州グアムサンに位置し、肥沃な土壌、豊かな天然資源、そして豊富な雨量により、プランテーションの経営に最適な環境が整っています。

同投資では年6%の配当が年1回(8月20日から60日以内)に指定口座に入金されます。マレーシア内の銀行口座への入金ならびにマレーシア以外への振り込みのいずれにおいても、源泉税が15%徴収されます。

 どのような投資利益が望めますか?

・事業開始6年間は年6%の配当が保証されています。
・その後17年は、パームオイルの1t当たりの価格が1,500リンギを下回らなければ最低9%の配当があります。現在のパームオイル価格は3,000リンギ以上です。
・事業開始7年目以降には同社に購入価格と同額で権利の買取りが保証されます。
・満期には区画単価の上昇が見込まれ、キャピタルゲインが期待できます
・満期後、更に23年間、同投資組合が継続する可能性があります。
・購入後12ヵ月後には、受益権利の譲渡が可能です。

 投資資金は安全に保護されるのでしょうか?

・ゴールデン・パーム・グローワーズ投資組合は1965年マレーシア会社法により承認されています。
・マレーシア企業委員会(政府機関)が認証し、目論見書が発行されている、マレーシアで現在唯一購入可能なパームオイル区分投資
・投資家はAm信託会社により投資資産の分別管理がされています。同社は評判の高い、政府資格を有する信託銀行であり、AmBankのグループ企業です。
・Ernst&Young社による会計監査で、純利益の全額を配当に還元しています。
・第三者機関であるプランテーションコンサルタントが年二回、プランテーションの運営について点検を行います。

 この商品は最適な投資選択といえるでしょうか?

長期にわたり配当を得られる投資をお考えなら、この投資は最適な商品といえるでしょう。なぜなら、
・国際的なパームオイル産業は拡大しており、パームオイル価格(CPO)もここ数年高騰しています。
・銀行の定期預金と比べ、高い配当が期待できます。
・購入後12ヵ月後には権利を他の投資家に譲渡可能です。
・他の投資案件と比べて、この投資は長期にわたり高配当を享受できる可能性が高いです。

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面白そうでしょ?

ところがですね。これをやっている大本ですが、予定販売区域がすでに売り切れ間近のようで、7月15日に販売終了というアナウンスが出ています。でも余裕があるかもしれませんし、次のロットも出てくるかもしれませんし、興味のある方はコンタクトを取ってみたら良いのではないでしょうか。

私が気になるのは「パームオイルの価格が1トン1500RMを割らなければ最低9%の配当」という点です。

さてパームオイルがどういう価格かというと、この1年ですが

この20年はこんな動き。赤線が1500RM。

なんだかノックイン債みたいですが、どうなりますかね。

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この投資スキームですが、このようなのはこの一社だけだと書いてありますが、調べてみるともう一社あるのがわかりました。歴史的にはそちらのほうが古いようす。

Country Heights Growers  ←クリック

このGolden Palm GrowersとCountry Heights Growersを比較しているサイトがありました。これは必見。

Palm Oil The Cash Crop  ←クリック

この2社の違いですが、ペイアウトに差があって、Golden Palm Growerは上に書いてある通り最初の6年は毎年6%。Country Heights Growersは最初の3年は8%。その後はパームオイルの価格と収穫率によって配当が変わる。

1500RM以下では配当無しのGolden Palm Growerですが、Country Heights Growersは900RM以下は配当がないものの、パームオイルが高ければ高いほど配当が上がる。以下の表を参照。

単位辺りの収穫高によっても配当が変わるらしい。

また投資期間は23年間ではなくて20年間で、パームオイルの価格が変わるとどう配当が変わるかというグラフがこれ。

上の方に出したパームオイルのチャートですが、現在値は2400RMですので、これが続けば9-12%の配当が続く。また高値は4000RM近くの時があったわけですが、もし4000RMが続くと18-25%という驚異的な配当がつく。凄いですね~。

またもし10万RMを3%の定期預金に入れた場合と上記2社に投資した場合と、どういう差が付くかというのが下の表。

黄色でハイライトされたところは何かというと、定期に23年間預けた場合の総額を2社に投資した場合にアウトパフォームするのがこの黄色の場所だということ。つまり定期の23年間分を2社は10年で稼ぎ出すという試算。

またこの2社だけを比べた場合、下のグラフの様な差があるということ。

まぁ、獲らぬ狸の皮算用ですが資金に余裕があったらチャレンジするのは良いと思います。

マレーシアに行った時にこのスキームがまだあればやってみようと思います。私にはCountry Heights Growersの方が良いように思えます。その一番の理由はもしパームオイルの価格が1500RM以下になっても900RMさえ割らなければ配当がつくというところ。

うーむ、このグラフ、表ですがちゃんと計算しなおしたほうが良さそうですね。Golden Palm Grower(GPGS)は23年間。Country Heights Growers(CHGS)は20年間のはずなのに、この上のグラフとその上の表は年数が逆になっている。困るんだよなぁ、こういういい加減な情報は。って誰も気にしていないかな?(笑)

今みたいな低金利時代になるとこういう利回りってヨダレが出そうですが、でも20年で3.2倍から4倍って、何のことは無いゼロクーポンの債権で7%ってのがあればこれと同じって事ですよね。

債権で7%かぁ・・・・、今じゃ危ない会社しかないもんなぁ。ファンドはあてにならないし。

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この手のパーム油農園投資ですが、他にもあるのを読者の方に教えていただきました。情報を有り難うございます。

East West One Consortium  ← クリック

こういう投資情報の交換やサービスを日本人相手にきっちりやってくれる会社がいくつか出てきたらいいですね。

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