保守として生きる

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私は自分は保守派だと思っておりまして、政治的にも思想的にもそちら側。

ただ保守というくくりが時代と共に変わって来ていて、政治で言えば自民党が保守派のはずなのにリベラル派が主流で、私から見るとかなり左傾しているようにしか思えません。また小泉さんに代表されるように新自由主義、構造改革、規制緩和、グローバル化とか日本にとって本当に必要なのかどうか疑問に思えるようなことをどんどん推し進めるようになってしまいました。私は安倍さん支持ですが、安倍さんもそういう意味では問題があると思っているくらい。というかアメリカのいう事を聞かなければならない立場があるからそうなのかもしれませんが。

ま、選挙も近いし、こういう話になると選挙運動でもしようとしているのかと思われますが、そうではなくて、近視眼的な見方じゃなくて、今すぐにどうのこうの、どうあるべきかというより、もっと大局的に日本人としてどうあるべきか、何を大切にするべきか、また自分は何を大切にしたいのかそんなことをいつも考えているのですが、久しぶりに見た「西部邁ゼミナール」が面白かったので紹介したいと思います。

最初の方に「言語と文化」に触れて語られていますが、この辺は子供を海外で育てようとしている方々にとっても原点に帰って考えてみるべき内容だと思います。今の世の中って「グローバル化」だとか「国際人」とか「規制緩和」「自由貿易」もそうですが、なんだか耳当たりのよい言葉に踊らされてしまっているように私は感じています。でも中身はかなり薄っぺらい。

子供が世界で通用するようになんていうのも、問題点は「言葉」だけと言っても良いくらいで、多種多様な人種、価値観のなかで仕事をするのは個人の素養の方が重要で、海外で育ったからどうなることでもなく、また逆に海外で育ったなかったら駄目ということもないと私は思っています。ましてや言語に関しても、それは英語なわけですが、ビジネスで使われる英語なんてかなり低レベルのものでしかなく、それの習得のために幼いころから海外に出るなんて恐ろしく馬鹿げていると思っています。

逆に言語は文化そのものであって、海外に出ると日本語が今度は外国語になるわけで、それの習得はかなり難しい。適当に話せる読める書ければ良いなんてのは言語を習得したことにはならず、言語とは切っても切れない文化の継承ができないことが普通に起きる。これは日ごろの日本人としての言語や習慣がわかるかどうかということではなくて、もっと奥の深いレベルの話。

ま、その辺も含めて今回の「西部邁ゼミナール」は面白いと思いました。また我々は今日明日をどう生きるかばかりに気を取られて生きていますが、根本的な「どうあるべきか」「日本人とは」とか、また良いこととされているグローバル化とか新自由主義の本質はなんなのか、本当にそれが必要なのか、またもっと深いところでそもそも民主主義はどういうところへ今来ているのか、そういうことも含めて、思想、哲学、文化的な方面から今現在を見てみる切っ掛けになると思いました。

私は昔からこのジーサン(西部さん)は好きなのですが、最近マスコミにも登場するようになってきたこの若手の論客達も楽しみです。こういう知識人たちが目先の経済一辺倒で動いていく社会に警鐘を鳴らしてくれるだろうし、また自分は日本人なんだと再認識させてくれるような話が多いので嬉しい。

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