「経済崩壊」と「株高」

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株価が異常に上がっていると書き始めたのはいつ頃だったでしょうか。

私が考える「世界の経済情勢の悪化」とは逆に、株価は「上がり続け」てきた。そろそろ危ないんじゃないかと思い出した頃からの値上がりも半端じゃない。つまり私と同じ様に危険を感じて「株式への投資の割合を減らした」場合、「一番美味しいところを逃した」形だし、「株式投資から債券投資に比重を変えた」ケースはまぁまぁの結果だろうと思う。でもそれは「外貨建社債」であって、「日本の債券のパフォーマンス」は完全にインフレに飲み込まれている。

私が株式投資を始めてから40年以上の月日が経つけれど、これほどまでの「実情と株価の乖離」を感じたことはない。

ただ私はいわゆる株式投資から離れて20年になるけれど、もしあのまま、それも同じ考え方、手法で続けていたとしたら「ろくでも無い結果」だったろうと思う。それももし「高すぎる」と「ショート(空売り)」していたら最悪の結果になっていた。

ま、あるころから「将来の予測はせずに流れに乗ることを重視する」ようになっていたから、「最悪の結果」とはならないにしろ、「高すぎる」と思いながら「買う」のは難しいし、当然、規模を小さくした投資しか出来なかったはず。

救われたのは

◯ 株式、インデックス投資はせずに、年率5%以上は確保できる「外貨建社債」に全振りしたこと(良い頃は7~10%で回った)
◯ 「デイトレ」の収入を重視したこと
◯ 予想はせずに流れに乗る考え方、手法に変わっていた
◯ 所得に課税されない「マレーシア」を拠点としたこと
◯ 世界の物価高とは距離が置けたこと
これらがあったから、今どうにかやっていけるわけで、ではこうなることを予想していたかと言うと全くそんなことはなくて、「世界がどう変化しようと生き残るための方法」として、自然に上に羅列した考え方をもつようになったのが幸いしたとしか言いようがない。

でも逆を言えば、「ここまでの株高」は【全く予想していなかった】し、いくつかの「想定の内の一つ」としてはあったけれど、それを前提とし行動することはなかったし、逆に「株価が上がり続けることに違和感しか感じなかった」から、【近年の値上がりで大きな利益を出すこともなかった】といえる。

ただ「伏兵」と言ってはなんだけれど、全く「将来性を考えていなかった」【金(ゴールド)】はHSBCシンガポールの勧めである程度の額、それは決して少なくないけれど大きくもない「お付き合い程度」というレベルの額だったけれど、買ったのは1200ドルぐらいの頃で、それが結果的に4~5倍になったのは「期待していなかった大きなボーナス」みたいなもので、そういう投資を今後もあてにできるかというと、それはない。

今、「世界経済はどんどん危険水域に入っている」と思うし、私の中では「いつバブルが崩壊するのか」という考え方しかない。

でも当然、どんな時代にも「伸びるセクター、企業はある」わけで、それは今も同じで、【AI】という非常に狭い範囲のセクターに巨額の投資が集まりAI関連は伸び続けているけれど「将来への期待」ばかりで【巨額の投資の回収目処なんてない】し、「利益を出しているのは極々狭い範囲の製造業だけ」と言っても良いと思う。

でもその大きさは半端じゃなくて、私は第二次世界大戦中、戦後の「核爆弾開発競争」を思い出すんですよ。アメリカの「マンハッタン計画」の巨大さは異常で、「国の命運をかけた大事業だった」のは間違いがない。それは「ソ連」も同じ。

でも当時は「いくつかの国家がそれに集中投資をした」わけで、今の「AIの世界」は【多くの企業が参入して競争している状態】だから、【総額】としては「核爆弾開発よりも遥かに大きい」はず。それでもまだまだ「足りない」状態で、「巨額の投資は今後も必要」で、今では「AIを動かすために必要なデータセンター、電力」にも投資が広まっていて、【各社が競争している】のに大きな危険性があると思っています。

私はここに大きなリスクがあると考えていて、「絶対に負けられない競争」だから「核爆弾開発」の様に【国家レベルで開発する】ならわかるけれど、多くの会社がその競争の渦に入るということは、「いつか多くが淘汰される時」は来るはずで、今でもちょっと出遅れた感があるGrok(イーロン・マスクのAI)のデータセンターの一部は飛ぶ鳥を落とす勢いの「アンソロピック」に貸し出されていると聞いた(要確認)。

EV(電気自動車)が恐ろしいほど伸びた中国では、最盛期には500社を超える企業がEVを作っていたという。でも今はもう大手の数社に集約されている。これは「次のブーム」と言われる「フィジカルAI(ロボット)」もそうで、すでに中国では500社以上の大きな産業になっていると。

これと「今のAI」を重ねて見ると、どの開発会社も等しく大きくなり、売り上げも利益も上がり、「莫大な投資を回収できる」と考えるのには無理があるのは明白。

そういう意味では「AI開発競争」から抜けたAppleは、私は賢いと思う。

「AI関連産業はまだまだ伸びる」とは思うけれど、「どの企業も大きくなり成功するか」というと【そんな事はありえない】と思うし、「どこが脱落していくか」が【一番の関心事】になる時代も遠くないと思う。でもその【脱落】はとんでもない巨額の【損失】となるはずで、投資家はそれを考慮しないわけにはいかないにしても、「今、消極的になれば負けることを意味する」わけで、どうなるんですかね。

ま、プロは当然、その辺も考えているはずだけれど、でも「一社に決めて投資する」のは投資家の命運までもそれに賭けることになるのは間違いがないし、「広く投資をする」には【規模が大きすぎる】はず。また「乱立状態」とも言えるはずで、「広く投資をした」にしても、競争が一段落した頃には「ポートフォリオ上はマイナス」なんてことも起きそう。

私達は「ギャンブルは出来ない」わけで、またどの会社が生き残って覇者となるかはわからない。だからやっぱり「予想はせずに流れに乗る」のが一番だと思う。そういう意味では「インデックス投資」の方が良いかも知れないとは思うけれど、なんせAI関連への投資は莫大だから、「陰りが見えてくる」ようなことがあると「株式市場全体に大きな影響がある」としか思えない。ましてや歴史的には「バブル」と言っても良いような【位置】にある。

私としては「社債に世の中の関心が向く」と思っているし、やっぱり「株やインデックスが予想以上の値上がりをした」と思うのであれば、【利食いして次の投資を考える】のが良いと思う。

【(魚の)頭と尻尾はくれてやれ】という格言が相場の世界にはあるけれど、「真ん中の美味しいところを食べて満足感がある」とするなら、頭も尻尾も綺麗に食べようなんて考える必要はないし、【利確しない限りは絵に描いた餅でしかない】のは忘れるべきじゃないと思う。

ま、私は「そろそろ危ないんじゃないか」「利食いも良いんじゃないか」と書き続けてきたけれど、これは当たり前のことでしか無いと思っていて、「安く買って高く売るするしか利益を出す方法はない」(保持する期間は関係ない)のだから「高い時には売ることを考える」「安い時には買うことを考える」のが鉄則だと思う。でも「そういう予想で行動を決定するべきじゃない」のはいつも書いている通りで、行動としては「高ければ買い上がる。安ければ叩き売る」のも鉄則(飛び降りる準備はするのも鉄則)。これは「横断歩道の信号」と同じで、「青ならば、いつ赤になるか考える」「赤ならば、いつ青になるか考える」のは皆がやることで、【青だから渡れば良い】と単純に考えると「怖い思いをすることもある」のが誰しも経験することだし、「赤だけれど、もうすぐ青になるはずだ」と渡り始めるのはやっぱり危険なのは誰しも知っていること。

でも投資の世界は「赤の時、つまり皆がまだ動かない時に動き出す事が重要」と説明する専門家も多い。

それで問題がないならそれがベストなのは当たり前だけれど、そんな「神業」みたいなことを続けて勝ち続けることが可能だ思うのは「ネギを背負ったカモ」であり、「飛んで火に入る夏の虫」だと思う。だから「ガチホがベスト」というのは「茹でガエル」と同じで、「ヤバい」と思った時にはもう遅いのは【誰しもいつか必ず経験すること】だと思う。

何よりも重要なのは「いつ始めるのか、いつやめるのか」であって、利益が出る出ない、大負けするしないは【それのみによって決まる】。持ち続ける「期間、年数」も関係ない。

私はいつも「予知能力があればなぁ」と思うタイプで「ドラえもん」みたいなAIはないのかといつも夢想しています。ある日、いつものチャートを見ていたら「私のチャートだけ10年後の日付まで表示されていた」なんてことも考えたり。(笑)

でもそれはありえないから、「流れに乗る」しかない。

今の株式市場を取り巻く環境はこれだと思う。そして「副業が非常に重要」というのもその通りで、彼が勧める副業が良いかどうかはわからないものの、「私がデイトレをする」のは同じ考え方。

 

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