日経平均の下落で「頭を抱える長期投資家」と「大きなボーナスを得たデイトレーダー」の違い

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ここのところ「日経平均の下落」が起きて、頭を抱える投資家は多いと思います。

でもま、「長期投資に慣れている人」「余裕資金で投資している人」に取っては【この程度の下落は許容範囲】で【こんなこともあるさ】と考えているんでしょう。

でも「利益追求型」の人に取ってはとんでもない「下げ」で、いつか戻るかもしれないけれど、【それがいつなのかはわからない】し、「含み損」を抱えていたら【真っ青】どころじゃないんじゃないですかね。その恐怖に囚われると「もっとどんどん下げたらどうする?」と思うようになるし。

また「日本のバブル崩壊」「アメリカのITバブル崩壊」などを実体験した人は、まさかこの下げが最終的に78~82%も下げる「初動かもしれない」なんてことも考えるはずで、心穏やかではないはず。日本のバブル崩壊後の下げは22年間続いたし、「元値に戻るのに34年も掛かった」のですから。

「損切りして撤退すべきか」「買増して取得平均単価を下げるか(ナンピン買い下がり)」と悩む人は多いはずだけれど、大半の投資家は「見なかったことにする」「布団をかぶって寝る」ケースが多いと思う。

キオクシアも同じで、この1ヶ月に一体何の変化があって、値が半分になるのか、これを予想できた人はいなかったろうと思う。

でも「流れに乗るタイプの投資家」だったら【流れが変わったところで逃げる】だろうから「大惨事にはなっていない」はずだし、「空売り=ショート」もする人だったら「大きな利益」を出したろうと思う。

キオクシアの4時間足。

ここのところ「デイトレード」に関して書き続けていますが、前には【波乱は大チャンス】とも書いてきました。

それはどういうことなのか、「この日経平均の下げ」はデイトレーダーに取ってはどうなのか、それを書いてみます。

まず「波乱が起きる」と【ボラティリティが上昇する】のが普通で、「上げも下げも大きくなる」し、【日中足ではトレンドも出やすい】のね。これはまさにデイトレーダーに取っては【収穫の時】となります。

一言で「デイトレーダー」と言っても「売買手法」も「使うチャートも」千差万別ですが、多くのデイトレーダーがメインとして使っているであろう「3分足、5分足チャート」ではどう見えるのか?

これは7月29日の09:00~18:00の動きで、3分足のチャートです。

一般の投資家は「大きく下がったけれど、元に戻った~~」と胸を撫で下ろしているはずですが、デイトレーダーはこの動きの中で5~10回はトレードするんじゃないですかね。「下げも上げも取る」というより、この中の「下げでも上げでも一部分を切り取って利益を出す」という感じでしょう。

私の場合は、「一部の切り取り方がもっと細かい切り取り方をする」のが普通で、理由は「せっかち」なのと「小さく刻んでも十分な利益がある」ことと、この動きは「たまたま大きな下げと大きな上げ」ですが、それは【結果論】でしかなくて、トレード中は「先は真っ暗で何も見えない状態」だから「取れるところは取っておこう」と【爪を伸ばさない】【大きな獲物は狙わない】のが私流。

ですから見るチャートも「もっと時間軸が短いチャート」を使いますし、「細かい波動がならされるティック足」を使います。これのパラメータも「動きを見ながら変える」のですが、まぁ、100ティックの場合が多い。

これは29日の株式市場が動き出した09:00~10:00まで1時間の値動きですが、この中で私の場合、【最低5回は売買】します。でも10回以上ってことはないかも。

そんなに「細かく」刻んで、利益はどの程度を期待するのかですが、まず日経225ミニという先物ですが、
◯ 刻み値(呼び値)は5円刻み(1ティック5円)
◯ 5円動くと「500円の損益」
が基本。

日本取引所グループ

日経225miniのページ。東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所等を運営する日本取引所グループ(JPX)のサイトで…

下のチャート(上のチャートの続きの09:50~10:55)のY軸(縦軸)の価格ですが、一マス100円(ポイント)=20ティックですので【一枚(1ロット)1マス1万円の損益】となります。

最近、主にトレードするのは「日経225ミニ」と「Nasdaq100 E-mini」だと書いていますが、その理由は「波動が見やすい、乗りやすい」と思うから。この下のチャートを見るとその意味がわかると思います。でもここまで「波動が見やすい、乗りやすい」のは稀で、普段はここまで乗りやすいことはないにしても、他の先物に比べると「楽」だと思う。

30年ぐらい前に私が初めて「先物トレード」をしたのが大阪証券取引所に上場されている「日経225先物」で、その頃は「ミニはなかった」のね。だから前からある「日経225先物」は今では「ラージ」と呼ばれていて、大きさは「ミニの10倍」です。

ただ、今の「日経225ラージ」は出来高がミニの15分の1以下ですし(10分の1で規模はイコール)、刻み値(呼値)が10円刻みですので(ミニは5円刻み)、時代は「日経225ミニの時代」だと思っています。ラージの大きさに慣れているならば、ミニを10枚単位で動かせば良いかと。

S&P500もラージとミニ(マイクロもある)がありますが、ラージはビッグプレイヤーが多く「動きを主導する」、ミニは零細トレーダーが多く「動きの後を追う」と言われていますが、日経225の場合のラージとミニの動きの違いは一切調べていません。また「ヘッジで使う場合(ビッグプレイヤーが多い)はラージ、デイトレはミニ」というイメージがありますが、その辺も良くわかっていません。

ただし、この例のように「大きなトレンドが続くことは非常に稀」であって(波乱が起きると日中足ではこのようなトレンドが出ることが多い)、静かで動きが小さく、「細かい上下動が続く」とそれこそ【出撃すると負けることが続く】こともあるし【ゴミ拾い】みたいなときも良くあること。だから「銘柄選定」「取引時間帯」をしっかり見ることが重要で、「トレード対象は何でも良いし、トレード時間はいつでも良い」のは確かだけれど、「効率良く稼げる場所」を常に探さないとならない。

まぁ、世の中が大騒ぎする「波乱が株式市場(商品先物市場、FX)に起きる」と、デイトレーダーに取っては「盆と正月が一緒にやってきた」「大感謝祭」「特別ボーナスの支給」みたいなことが起きるということ。

これは【突発的な出来事】も同じで、もし戦争やテロ、大災害、大地震などが起きると「それに市場は反応する」わけですが、【その情報が伝播するのに時間が掛かる】から「瞬時に市場が大暴落、大暴騰することはない」のね。でも「第一報を知った、あるいは異変に気がついた人が市場で売買する」から、「数分以内に市場の動きに変化が出る」わけで、その変化を見たデイトレーダーは、トレンドフォロー手法なら「何が起きたかわからないけれど、その流れに乗る」。そして時間とともに「X(ツイッター)に情報が出る」「他のSNSで広がる」わけで、それがニュース速報やテレビや新聞に乗る頃には「もう大きく動いている」事が起きる。

ただし、重要人物の発言や重要指標の発表時は、その日時が決まっている事が普通で、その瞬間は「世界がすぐに動こうと待ち構えている」から、発表時間の瞬間に大きく動いて、デイトレーダーでもその動きに乗れないことは多い。だからそういう発表(スケジュールが決まっている)がある時は、私の場合はその時間は何もせずに「高みの見物」をする。

特に私が怖いと思うのは「為替介入」で、突然それが行なわれると5秒~10秒かそこらで大きく動くことがあるから、その時、たまたまポジションを逆(円安方向)に持っていると「即死する」「逃げられない」ことも起きる。だから私は今の円安の位置だと危険を感じるわけで、FXには手を出さない。でも「円高方向の波動を待って、それのみに乗る」ようにしていれば問題ないけれど、私はそれは「時間の無駄」と考えています。

かつて日経225のデイトレを始めたときは、そもそも当時の日経225の価格は安いし、ボラティリティも低くて、「波の大きさが今の10分の1」と言っても良かったぐらい。つまり当時は「10円抜き、20円抜き」みたいなトレードを延々と繰り返していて、トレード仲間からは「ゴミ拾い」とバカにされていました。

でも私は「塵も積もれば山となる」と信じていたし、しかし当時は「売買手数料も高い」し、効率は非常に悪かった。結果的に損益計算をすると「売買手数料を払うためにトレードをしていた」というのが正解。そして「じゃぁ他の何をすれば良いのか?」と思ったし、自分を信じて続けるしかなかったわけです。

また当時は「私は逆張り派」だったんですよ。どうしても「上がり続ける、あるいは下がり続ける波動」の【転換点を掴みたい】という思いが捨てきれなかった。これって「当たると最高に気持ちが良い」のだけれど、ハズレると「大きな波動の中の小さな押しや戻りを取ることを狙う」のと同じで、【もう下がるだろうと思ったらもっと上がる】(あるいはその逆)ばかり続いて、一日が終わった後にチャートを見て、【大きなトレンドの中の小さな押しや戻りを取ろうとしていた】事に気がついて唖然としたこともありましたっけ。

だから「本流の流れに乗れば良い」のはわかるのだけれど、実際にそのためにはどうしたら良いかの「知識、ノウハウ」は無いに等しかった。当時は「細かい動きを見るオシレータ系のインジケータ」ばかり研究していましたから。

それでも「海外の先物」に興味が出て、そちらのほうが遥かに戦いやすいことに気がついたし(当時のお気に入りはドイツの国債であるBUND=FGBL)、またそれを続ける内に、段々と「トレンドフォロー」が重要なのを痛感し、いつのまにやら「トレンドフォローが主戦法となった」けれど、それには10年程度の月日が掛かったのはいつも書いている通り。

当時、残念ながら「トレンドフォローの効果的な手法」を私に教えてくれる先輩もメンターも参考になる書籍も無く、「情報の多くは超初心者的なものばかり」で、結局は自分で全てゼロから構築するしかなかったのですが、それまでにありとあらゆる手法、インジケータを研究していた過去が【大きな助けとなった】のは間違いがないと思う。

今では「上手い人の真似をする」のではなくて、「問題があるけれど、決して下手ではない人のトレード」を見ながら、「私流に改良する」のが多くなりました。そういう意味で「過去に5億円程度を稼いだFXトレーダーのAkiさん」がユーチューブで「FXトレードのライブ配信」をしていて、それを見ながら「自分のチャートも表示させて、リアルタイムでどんどん改良」して、【スキャルパー向け】の戦法やチャート設定を考案し、それも取り入れて「今の自分のデイトレの手法、チャートを進化させる」なんてことをやっています。Akiさんのユーチューブ番組はこれ(ここをクリック)で、彼の生配信(過去動画でも参考になる)を「数十時間しっかり見ながら彼の長所欠点を見極める」(過去動画を2倍速で見るのもOK)だけでも非常に良い勉強になるはず。特に「彼が負けるケース」をしっかり見る事が重要。

以上のことから「デイトレードとは投資でははない」のがわかると思いますし、「職人芸」みたいなもので、これは「眼の前にある食材をどう料理するか」だけを考える【板前】と同じで、世界経済も景気も政治も、そして名だたる学者やアナリストを含む専門家が何をどう分析して、どんな予想を言おうと関係ない。

やってることは「雨が降れば傘をさす」「天気が良ければ傘はささない」のと同じようなこと。

一つの超短期トレードが終われば、それで終わりで、「次はまたチャンスがあれば乗るだけ」、「明日は明日の風が吹く」し、明日も「流れを見てそれに乗るだけ」なのね。それを繰り返すだけ。

デイトレの一番の良さは「日銭を稼げる」ということと、「常時ポジションがあるわけじゃないから気楽」なんてもんじゃないってこと。世界に何が起きようと、暴落して大騒ぎになっても「他人事」で、夜はぐっすり眠れるし、土日に何か起きることを心配する必要もないし、気が乗らなければ何週間でも何ヶ月でも遊んでいればよいし、「常時パソコンやスマホで市場動向を見る必要もない」ってこと。

つまり「本業にして頑張る必要もない」わけで、「毎日1~2時間だけのアルバイト」という「デイトレード」でも全く問題ない。

また「流れに乗る手法」はデイトレでも長期投資でも、私の場合は「チャートの見方は同じ」で、ただし「売買タイミングの取り方が違う」だけで【基本】は変わらない。つまりデイトレの練習をすることによって【長期投資のスキルも上がる】はず。

でも私の場合はやっぱり「長期投資は難しい」と思うし、なかなか手が出せない。(笑)

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