福島原発の事故ですが、時間と共に段々と忘れられていくようで気になっています。また、新しい情報があるかウォッチングしているのですが、とりあえず、あの事故はどういう事故だったのか、それをまとめた動画がありました。
これといって新しい情報がこの中に入ってるわけではないのですが(でも政府やマスコミの発表とは全く違う)、一体どういう事故だったのかの復習と言いますか確認のためには良いと思いました。
フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実 by IAppealToYou
事故処理が順調に進んでいるようには思えないようなニュースが最近でも出てきますし、本当にどうなるんでしょうね。
また、どの程度の放射性物質が放出され、それが一体どのような影響があるのかわからないまま放置され、原発は必要悪としての地位を確立してしまい、動かすしかないのだという風潮には疑問を持っています。
かと言って開けてしまったパンドラの箱を封印するのは簡単だと思えないし、毒饅頭を食うしかないのか、そこが気がかりです。原発なんかない方が良いのはわかりきったことですが、それでも容認するしかないのか。
私は原発反対派でしたが、今は微妙な考え方を持っています。
中部大学教授の武田邦彦氏の考え方に私は共鳴するのですが、彼の言う「私は原発賛成派。原発が安全であるならば」というのは的を得ていると思います。
安全新基準も動かそうというのを前提とした基準のようで、これなら安全確保できると納得できるようなものでは無いと感じます。ま、素人が何を言ってもしょうがないわけですが、この動画の中にでてくるドイツの教授が言う「そもそも日本には原発は向かない」という点は説得力があります。
と、同時に、これまた動画の中にでてきますが、基準以上の仕事を強いられている原発労働者も「10年後の癌の心配より、今日の金が必要」というのも悲しいけれど現実なんだろうと思いました。でもそれと政府や日本国民が同じ様な考え方で良いのかどうか。
私としては以前の様に原発反対を表明できず、どうにか容認する手立てはないのか、動かしても大丈夫なようになるにはどうなればいいのか、そんなことを考えるようになった自分の心境の変化も不思議です。こういうどっち付かずが一番まずい考え方なんだろうけれど、それが本音。