やっとブログの移転が済んで、では新しいブログをどういう風にしようか考えているんですが、初心に返って考えだすと筆が進まなくなってしまいました。 そもそもブログって何だ?とか、私は一体何を書きたいのか、それは自分の日記として書きとめているだけなのか、それとも何か情報発信したいのか、そうだとすれば何を主にするのか、そんなことを考え出すとわけがわからなくなってきます。
私のブログのリーダーには200以上のブログが登録されていまして、更新があったブログだけ読みますから実数はたいしたことありませんが、上に書いたことを念頭にそれらのブログを読みますと、ほとんどの方がちゃんとポリシーを持っているのがわかります。私みたいなわけのわからんことばかり書くブログって全くと言って良いほどないのね。それに文才のある方も半端じゃなく多くて、内容が濃くて考えさせられるようなことを手短にポイントを付いて書いている。
たいしたもんだわ。
私みたいに意味も無く文章が長いブログもない。好きな食べ物関係のマレーシア人のブログがあるんですが、そこは結構長い。でもそのブログは食べること、お店のことだけに集中して細かく書いているから面白い。他の話題はほとんど無いし、お店のレポートの中に関係ない話題なんか出てこない。だから安心して読めるし、奥が深いから非常に面白い。
逆を言えば、私の場合、とにかく量が多くて、書いている内容はあっちこっちに飛びまくるから、目的があって読んでる人にとっては非常に読みづらい、疲れるブログだというのもわかってきました。
じゃぁ、どうする?
そんなことをこの数日考え続けているのですが、毎度のことで結論なんかでません。(笑)
このブログのソフトですが、Wordpressという結構主流のソフトで私は始めて使うのですが(以前はMovable Typeというもう一つの有名なソフトを使っていた)、これがまたどんどん進化していて、それこそ何千何万というウィジェットやプラグインを付け加えるとなんでも出来ちゃう。それこそフォーラムも作れるし、写真を主にした綺麗なライブラリもできるし、カテゴリやテーマ別に見やすいようにいかようにも出来ちゃう。そしてデータファイルの交換もできるわけで、さてこれからこのブログをどうしようと考えるとワクワクするし、いろいろアイデアが出てくるのですが、そもそも私のスタンス。つまりどうでも良い毎日の出来事や心の中のことをダラダラ書くブログですと、そういう機能も意味がなさそうに思えてきます。
結局、今まで通り思いつくままということになりますが、ま、それに何か足していく、掘り下げることが出来たら良いという程度でしょうか。
情報発信という面では、これもいつも書いている通り今後もあてにしないで頂きたいと思います。他にいくらでも良いブログがたくさんありますし。 ただ私が拘りたいのは、心のうちを書くという点。 これは自分自身が過去の日記を読んでも、へーー、あの頃はこんなことを考えていたのかと思うことが多いし、自分の中の変化が手に取るようにわかるのが面白いと思っています。ですので、いつか病院の天井を見ながら過ごすような時期が来ても退屈しないかもしれない(笑)。
またこの日記は子供たちに残すために書いている部分もあります。彼らもここを読んでいるようですが、面と向かっては話さないような親父の心の内が彼らに伝わると思っています。 これって私にとっては大事な部分で、実際に自分の父、母を考えても、さて私が両親の何を知っているかと言うと何も知らないに等しいんですね。一緒に過ごした思い出があるだけで、彼らが若いときに何をして、何を考えて生きてきたのか、子育てにしても何が起きてどうしようと思ったのか、どんな夢を子供に託そうと思っていたのかも全く知りません。どんな時にどう悩み、何を喜んだのかもわからず、また歳を取った今、彼らの心の中を覗くことも簡単ではないんですね。一番近い間柄なのにほとんど何も知らないというのは異常だと思うくらいです。
もう随分昔のことですが、40年ぐらい前でしょうか。父の若い頃の日記を偶然見つけました。父にそれを言いましたところ、全くどうでも良いような、興味さえ示さなかったのですが、その日記帳には戦争中のことが書いてありました。父は兵隊として戦地に行くことはありませんでしたが、通信兵の訓練を受けていたようで、もう少し長引けばどこかへ送られていたのかもしれません。
そんな中での毎日の記録、思いがそこに書かれていたんです。どこそこの女学校の生徒といつもすれ違うのだけれど、非常に可愛いとか、ま、たわいの無いことが書かれていたのですが、一番最後のページに「広島に新型爆弾が落とされた」と書かれていて、それで日記は終わっていました。 長い年月の日記ではなかったのですが、オヤジだって当然若い頃もあったわけで、どんな生活をしていたのか、そして何を考えていたのか、それを垣間見れたのは嬉しかったです。
ですからそれと同じようなものを、自分のために、また子供に残したいと思いました。そこで大事なのは、何をしたかと言うより、何を考えていたのか、何を感じていたのかという点だと思っています。ですから、私のこのブログも、自分がどう考え、思うのかという点を重視しているつもりです。 そんな自分の日記ならブログとして公開する必要も無いといわれればその通りですが、やっぱり共感する方とは意見交換してみたいし、お前、それ変だという方にはそれを指摘して頂きたい。
普通、反論されたり欠点を指摘されると面白くないと思うのが人間ですが、まぁ、私もそこに大きな違いはないのですが、自分の中には無い考え方を知ることが唯一自分を成長、前進させる種になると考えています。そういう意味では、賛同意見より、そりゃ違うぜよ、という意見のほうに私は興味があるくらい。
こんな自己中の日記ブログですから、興味を持つ人もいないだろうと思って進めてきましたが、意外や意外、面白いと思ってくれる方も結構出てきた。中には過去ログ(2000を超える投稿がある)を全部読んだという変わっている(笑)方も時々出てきますし、先日、ブログ村のランキングが引越しによって下がるはずですから、応援クリックをお願いしますと書いたところ、たった一日で600ポイント以上入りました。つまり60人の方が応援してくれたということ。これってびっくりするのと同時に本当にありがたいと思っていまして、毎日読んでくれる読者が多いということも含めて、感謝感激であります。
ま、結局は今日の日記もいつもと同じ内容になってしまいましたが、多少でも進化したいという気持ちが出てきたということ、そして皆様にはいつも感謝していることを書いておきたいと思いました。