柑橘類を日頃食べる習慣は私にはないのですが、前に日本食材店で買った柚子が素晴らしいのを実感してから考え方がちょっと変わってきました。今まではオーストラリアには柚子がありませんから、柚子の粉とか、柚子風味のある「何か」を使っていたのですが、本物の柚子を、それがたとえ冷凍であったとしても皮を削ったり、あるいは果汁を絞って使った料理はまるで別物だと思いました。
それってレモンやオレンジも同じなんですよね。お恥ずかしいですが、私はレモンが欲しい時にはフレッシュではない「レモン果汁」を使っていました。でもこれってそれこそクエン酸を足しただけみたいなもんで決して美味しくはないのね。ところが生ジュースを飲み始めた頃に私が買ってきたレモンやオレンジを使ってヨメサンが料理したものの美味しさにびっくり。やっぱり生の力って凄いんですねぇ。
ということで、最近我が家にはレモン、オレンジ、ライムを常備しているのですが、ヨメサンが何を思ったか、レモンの砂糖漬けを作ったんですよ。ただのレモンの輪切り＋果汁に砂糖を入れただけのもの。これが濃縮シロップみたいな感じで冷蔵庫にも入れずにキッチンの小さなガラス瓶に入れて置いてあるんですが、これを小さじで取って、レモンの輪切りを一枚、それにお湯を注ぐだけですごく美味しいレモンジュースになるのね。
これが気に入って、一日に2,3度飲んでいたんです。
で、ある時、気がついた。
私はデブで運動不足なんですが、常に足の膝から下が痛いんですよ。足裏マッサージに行きたいなぁ、って毎日思うくらい。
それがいつの間にか消えていることに気がついた。
なぜ？
何をどう考えても、痛みが無くなった日を思い出してみても、変化といえば、レモンの砂糖漬けを飲みだしてからとしか考えられません。
そもそも、運動疲れにはレモンが良いですし、クエン酸そのものもかなり効くと言われますよね。でもそれを目的として摂取しても「効いているのかなぁ」という感じしかありませんでした。
でもこのレモンジュースを美味しいから飲み続けている内に、ふと気がついたら足の痛みが消えていた。
不思議だ～～～～～～。
ヨメサンが作ったのは、レモンの３分の１ぐらいは輪切りにして、あとは果汁を絞り、多めの砂糖を混ぜるだけ。（実は砂糖は少なめでステビアを多め。血糖値が一気に上がらないように 笑）
レモンの砂糖漬け。これって肩こりや腰痛で悩んでいる人にも良いかもしれない。
実は私は長年の「梅肉エキス」の信者なんです。青梅を山ほど煮込んでも少量しか作れないという、あの黒いドロっとしたやつ。これが血流を良くすると聞いて、常に足が痛い私はこれを飲んでいたのですが、これよりレモンジュースの方が効くみたいな感じ。ちなみに梅肉エキスですが、これは私がスポーツジムに通っている頃に何度か実験をしました。私はデブの運動不足ですから、ウォーキングマシーンで歩くだけでも３０分もしたら足が痛くて我慢できなくなるんですよ。でも梅肉エキスを飲むと全然平気なのね。これを飲んだ時、飲まない時と何度か試して検証しましたが、梅肉エキスが効いているのは間違いがないと判断しました。
でも梅肉エキスって結構高いのと、恐ろしく酸っぱいんですよ。決して美味しいとは言えないし、お湯に溶かして飲みたいって思うようなものじゃないのね。だから次第に飲むのを忘れちゃったり。
でもこのレモンの砂糖漬けは本当に美味しいし、小さじでコップに入れて熱湯を入れるだけだし、そして一枚のレモンの輪切りをかじった時になんとも言えない満足感があるのね。だからキッチンの目の前にあるのならいつだって飲みたいくらい。ここがどれだけ効能があっても飲み続けることが難しい梅肉エキスとの違い。
こんな救世主が間近にいたのがわかって本当に嬉しいです。